大変喜ばしいことに、とうとう
PoserでストレスなくGenesisフィギュアを扱えるようになる日がやってきました。
DAZ Studio 4.5で標準フォーマットとなったDSONフォーマット(.duf、.dsf)を直接Poserで読み込むためのインポーターがDAZストアにて販売開始になったのです。しかも期間限定で無料となっています。
ただしGenesisフィギュアはウェイトマップを使っていますので、Poser 9またはPro 2012への対応となっています。オフィシャルのユーザーガイドは
コチラで見ることができます。
製品を構成するのは次のファイルです。
DSON_Importer_for_Poser | DSONインポーター本体 |
14812_GenesisStarterEssentials_x.x_trx | Genesisを含むコンテンツ。DS4.5をインストール済みの場合はインストールの必要はありません。 |
14812_GenesisStarterEssentialsPoserCF_x.x_dpc | PoserからGenesisを含むコンテンツを読み込むためのファイル。Poser9以降のSSSに対応したマテリアルファイルなんかも入っています。 |
GenesisStarterEssentialsと
GenesisStarterEssentialsPoserCFは同じ場所にインストールして構わないと思います。DS4.5をインストールしなくても大丈夫です。これまでにDS4以降をインストールしている方はDS4.5.1.6以降にバージョンアップした上で、同じコンテンツディレクトリに
GenesisStarterEssentialsPoserCFの方をインストールすると良いでしょう。
DSONインポーターとは言ってもユーザーがPythonスクリプトを実行する必要はなく、
ライブラリパネルからGenesisフィギュアなどを直接読み込むことができます(ランタイムの登録をお忘れなく)。
また、PoserでGenesisを扱う上での懸念事項だった、以下の問題もクリアしています。
・サブディビジョンサーフェイスへの対応
(Bodyにある
Mesh Resolution>SubDivision Level)
・服に無いモーフの生成
(
Scripts>DSON Support>Transfer Active Morphs)
Genesisが登場してから私はPoserでの運用状況を追ってきましたので分かりますが、PoserとDSの数回のバージョンアップを経てやっと今回DSONインポーターを出せるようになったと思われます。特に最後の大きなステップはDS4.5の登場でした。
DSONインポーターを意識することなく直接フィギュアなどを読み込めるような仕組みになっていますので、これからはコンテンツクリエーターからも両対応の製品が出しやすくなったのではないでしょうか。
DAZストアの
このカテゴリの製品は両対応済みです。
DS4.5、Poser両対応の製品(Genesis世代以降)について、一つのコンテンツについて6つのファイルがダウンロードできます。ダウンロードすべきファイルはまずWin用かMac用かで半分になり、あとはダウンロードリストの名前についている単語で次のように分かれます。
DSON Core - DS4.5、Poser
Poser Companion - Poser
Legasy - DS4DS4.5のみで使う場合はDSON Coreを、Poserで使う場合はDSON CoreとPoser Companionをダウンロードすれば良いということですね。
ところで
GenesisStarterEssentialsに含まれるファイル以外のフィギュアなどはPoserで読み込めるようにできないのでしょうか?これも対応方法が示されています。
DS4.5.1.6では
Content Libraryタブのオプションメニューに「Create Poser Companion Files」というのが追加されており、DSフォーマットのファイルをPoserで読み込めるようにCR2ファイル等を生成することができます。ただし、DS4.5で追加されたdufファイルにしか対応していないようです。
まだ出たばかりなので私もあまり試せていないのですが、Poserでサブディビジョンサーフェイスで細分割されたV5をレンダリングしたり、DS4.5用のフルウェイトマップドフィギュアをCreate Poser Companion FilesでCR2ファイルを生成して読み込ませたりできました。これまでの変換方法に比べ実にスムーズです。細かい使用法などについては改めて記事にしたいと思います。