DAZ Studio 4.5用の「ファー」プラグイン『Look At My Hair(LAMH)』が1.5にバージョンアップしました。
フリー版のLAMH『LAMH Player』が登場して、その同等機能を含んだLAMHが近々リリースされるかもと書いたのが1年近く前ですから、本当に待たされたバージョンアップでした。
今回のバージョンアップは購入者には無償で提供されており、Install Managerにも対応しました。
バージョンアップする方は、前バージョンのアンインストールと、フリー版のアンインストールをしたあとに、Install Managerにてインストールするのが良いかと思います。
念のため、自分で保存したプリセットのバックアップはお忘れなく。
バージョン1.5での新機能は次のようなものです。
フリー版ですでに取り込まれた機能も含みます。
・ファイバーヘア外部ツールでレンダリングしたい場合や、外部形式で出力したい場合にファイバーヘアとして出力。
従来のobj出力に比べると、ファイルの容量を減らすためのモデルの簡略化(compression)オプションが追加されている。
→FIBERHAIRボタン
・フリー版と同じ機能を持ったLook at my Hairタブを実装DAZ Studio上でプリセットの適用、ファーの調整、ファーのプレビュー等ができる。
→Look at my Hairタブ
・マルチフィギュア対応シーンにあるそれぞれのフィギュアにファーを生やせられる。
・LAMHウィンドウ上でのフィギュアの切り替えそれぞれのフィギュアについてビューポートの状態などを記憶しているので、複数のフィギュアを切り替えながらの編集作業がスムーズにできる。
・インタラクティブ同期DAZ Studioのビューポート上で、ファーオブジェクトがフィギュアのシェイプやポーズの変化に追従する。
また、LAMHウィンドウのビューポートでもDAZ Studio上でのフィギュアの状態が反映される。
・Human Hair Shader人の髪に適したマテリアル・シェーダ「Human Hair Shader」の追加。
・GeoGraftingのサポートフィギュアの一部を別のフィギュアとシームレスに入れ替えるGeoGrafting機能の大部分をサポート。
・制御点の固定ファーのヘアポイントを固定する?詳細不明。
・テクスチャ・コントロールの強化体表のテクスチャの色を反映するの設定とは別に、テクスチャによるファーの色の制御が可能に。
・LAMHビューポートに床面を追加地面に着いた長髪を想定したスタイリングができるように床面を表示。
→設定ウィンドウのEnable Viewport Grid
・SubSurfaceシェーダの直接サポート詳細不明。
・.DUF形式のサポートDAZ Studioでのシーン保存ができるようになった。
・カスタム密度マップの保存・読み込み好きなペイントツールで描いたものと、LAMHのPAINTモードとの連携。
・作成ツールバーキーボードショートカットで操作していた機能のツールアイコン化。
・マルチ・ヘアポイント設定Shaveグループ毎にヘアポイント(ガイドヘアの制御点)の数を10~100の範囲で設定できるように。
→STYLINGモード、ファーの長さの設定の隣
・スポットレンダのフルサポートスポットレンダツールでのレンダリングができるようになった。
・ファーの本数のプリセット専門の解剖学あるいは生物学の参考文献から設定した、人間の髪の本数のプリセットを用意。
・ファーの色のプリセット人間の髪に合った、毛の根元と毛先の色の20種類以上のプリセットを用意。
・新ツール投げ縄毛包選択、投げ縄カット、ブラシサイズ/強度調節のスライダー、アンドゥ/リドゥボタン、ガイドヘアの全選択/選択の反転、ガイドヘアの表示色と太さの変更
***
このバージョンアップにより、フリー版のプラグインと入れ替えながら使うということをしなくて良くなったのはうれしいですね。ただ、PC環境の問題かも知れませんが、LAMHウィンドウがDAZ Studioを巻き込みながらよく落ちます。
プリセットを読み込む場合は、タブで読み込んでおいて、そこから「Show LAMH Editor」でLAMHウィンドウを立ち上げて編集というのが安定しているようです。
詳細不明な項目については、今週中?にリリース予定のバージョン1.5用のドキュメントで判明するでしょう。
テーマ : 3DCG
ジャンル : コンピュータ