DAZ StudioまたはPoser用のLuxRenderエクスポーター『Reality』のバージョン4がリリースされました。
DAZ Studioではバージョン3がスキップされたので、バージョン2.5以来のメジャーバージョンアップとなりますね。
DAZストアでは現在リリースセール中で、41%オフの$29.97となっています。
過去バージョンをDAZストアで購入した方は$19.99でバージョンアップが可能です。
バージョン4での新要素は以下の通りです。
<ユーザーインターフェイス>・DAZ Studioにマッチした新しいUI
・DAZ Studio上の操作との連動
<マテリアル>・サブサーフェイス・スキャタリング(SSS)を備えた新しいスキンマテリアルタイプ
・クロス(布)マテリアルタイプ
・マテリアルの発光(Light emission)
・プロシージャル・テクスチャ(3Dテクスチャ)として木目/チェッカー/雲/フラクタルノイズ/歪曲ノイズ/マーブルをサポート
・テクスチャのミックス/色の演算/レンガ/バンド
・ウォーターの波紋タイプの追加
・自動プリセット適用
シーンに追加されたフィギュアや小道具に対応したマテリアル・プリセットが大量のライブラリの中から選び出され、自動で適用される。プリセットはDAZ StudioとPoserで共通のフォーマット。
・ユニバーサル・プリセット
どんなサーフェイスにも適用できる、エメラルド、翡翠、大理石といった汎用的なプリセットを用意。
プリセットはプリセット・マネージャで一元管理できる。
<ライト>・Smart IBLのサポート
・簡単でパワフルなライトエディター
<レンダリング>・LuxRender 1.3のサポート
・DAZ Studioのインスタンスのサポート
・レンダリング時のテクスチャの最適化。
・LuxRenderのログの詳細レベルの設定
・Blackman-Harrisフィルター
・GPUレンダリングの改善
・使用するGPUデバイスの選択
・ガラスのコースティクス
・ユーザー定義のボリューム
ユーザーがボリュームの付加、調節をできるように
『Reality 4』はDAZ Install Managerに対応していないので、ストアのマイアカウントのProduct Libraryからダウンロードして、インストールする必要があります。
『Reality 4』はLuxRender 1.3.1のみのサポート(将来バージョンは未検証)ですので、インストールするLuxRenderのバージョンにも注意して下さい。
インストール後『Reality 4』を起動するには、DAZ Studioの
メインメニューから
Render > Reality Render Editor を実行します。初回実行時にはレジスト画面が出ますので、氏名とDAZストアの注文番号(Order Number)、シリアルナンバー(Serial Number)、メールアドレスを入力して製品のレジスト(インターネットに接続されているPCからはAutomaticボタンを押します)が必要です。
UIが整理され、バージョン2.5とはレイアウトが大きく変わりました。
最初からプリセット・マネージャを通して大量のプリセット(クラウド上のACSEL Shareとつながっているのかは不明です)を利用可能ですので、DAZストアの多くの製品に対応したマテリアル・プリセットがシーン内のオブジェクトに自動適用されます。
対応するものがなくても、汎用的に使えるユニバーサル・プリセットを適用することができます。また、マテリアル・エディターも整理されて複雑なマテリアルが組めるようになっており、LuxRenderで使用できるマテリアルのほとんどをサポートしていると言ってよいでしょう。
ボリューム・エディターが付いたのも大きいです。
さらに160ページものユーザーガイドpdf(英語)が付属しているので、必要な情報はそれで調べることができます。
ところで、最近
DAZのEULAが更新された(3Dプリントに関する事項)ようで、DIMの起動時にEULAに許諾するようにダイアログが出ます。そしてウェブブラウザでEULAを確認した上で、チェックボックスにチェックしAcceptする必要があります。
私の場合Firefox34.0.5を使っているのですが、アドオンが邪魔しているのか許諾ボタンが出なかったので、IE10でログインし直す必要がありました。
テーマ : 3DCG
ジャンル : コンピュータ