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Reality4 その3:最高20倍速になったCPUレンダリング

Category : Reality
「従来よりレンダリングが最高20倍速くなった」とプラグイン作者のメール等で告知のあった、DAZ Studio用LuxRenderレンダリングエディタ『Reality4』が4.1.1にバージョンアップしました。
バージョン4.1の登場からはちょっと間が空いてしまいましたが、実はテストレンダリングをしてみてOpenCLでのレンダリング結果が思わしくなかったので、こちらでのご紹介を控えていたのです。その不具合(スキンマテリアルタイプに出るゴミ)も4.1.1で修正されましたので、改めて今回の記事を書かせていただきました。

まず、レンダリングが20倍速くなったと言われる理由は、LuxRender自体のバージョンアップにあります。バージョン1.4(現在は1.5)からLuxCoreというレンダリングエンジンが追加され、そのLuxCoreを使えばCPUレンダリングが速く、OpenCL(GPU)レンダリングではさらに速くなるとのことです。

LuxRenderで致命的だったのはやはりレンダリング速度の遅さでした。それが今回速くなったと言うのですから、期待せざるをえませんね。
今回はそのLuxCoreの実力を見ていきましょう。

※Scene Configurationの比較の項目で速いTypeが逆になっていたのを訂正しました。(2015.11.03)

Reality4d SS


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Reality4 その2:Lightsタブ

Category : Reality
『Reality4 DAZ Studio Edition』では、インターフェースや表示されるプロパティが整理され、マテリアルやライトの編集がしやすくなりました。
そこで今回は、Reality4でサポートされるLuxRenderのライトについて、Lightsタブの内容とともに改めてご紹介していきたいと思います。
ライトの種類については、Reality4で追加されたもの以外でこれまでにも使ってきたものは過去の記事をご参照下さい。
また、IBLについてはSmart IBLの使い方をご紹介します。

Reality4Lights SS

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Reality4 その1:Reality4からはじめるLuxRender

Category : Reality
あけましておめでとうございます。
どうぞ今年もごひいきによろしくお願いします。

新年最初の記事は、昨年末にバージョンアップを果たした『Reality4 DAZ Studio Edition』についてです。
Realityに関する記事はこのブログでも結構な数になりますが、最初のバージョンに準拠したものが多いので、この機会に『Reality4』からはじめる方向けのものを書こうと思った次第です。

このブログでは『Reality』をLuxRenderエクスポーターとしてご紹介しています。
それは『Reality』の重要な役割が、DAZ Studioで組み上げたシーンをレンダラーLuxRenderに渡すことであるためです。
『Reality』はそれだけでなく、LuxRender独自のライトやカメラのパラメータ、オブジェクトのマテリアルの編集機能があり、バージョンアップにつれそれらが充実してきましたが、基本は変わっていません。

DAZ Studioから使える外部レンダラーはいくつかありますが、『LuxRender』は無料で使える物理ベースレンダラーであるというのが大きな利点です。
逆に、レンダリング時間がかなり長いという欠点もあります。
誤解を恐れず噛み砕いて言うと、「時間はかかるけど、すごくリアリティのある絵を描いてくれるレンダラー」といったところでしょうか。

今回はDAZ Studio Pro 4.7で組み上げたシーンを、『Reality4』を使ってLuxRenderでレンダリングする一連の流れをご紹介します。

Reality4 SS

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Realityが4にバージョンアップ

Category : Reality
DAZ StudioまたはPoser用のLuxRenderエクスポーター『Reality』のバージョン4がリリースされました。
DAZ Studioではバージョン3がスキップされたので、バージョン2.5以来のメジャーバージョンアップとなりますね。

DAZストアでは現在リリースセール中で、41%オフの$29.97となっています。
過去バージョンをDAZストアで購入した方は$19.99でバージョンアップが可能です。

Reality 4 - DAZ Studio Edition

バージョン4での新要素は以下の通りです。

<ユーザーインターフェイス>
・DAZ Studioにマッチした新しいUI
・DAZ Studio上の操作との連動

<マテリアル>
・サブサーフェイス・スキャタリング(SSS)を備えた新しいスキンマテリアルタイプ
・クロス(布)マテリアルタイプ
・マテリアルの発光(Light emission)
・プロシージャル・テクスチャ(3Dテクスチャ)として木目/チェッカー/雲/フラクタルノイズ/歪曲ノイズ/マーブルをサポート
・テクスチャのミックス/色の演算/レンガ/バンド
・ウォーターの波紋タイプの追加

・自動プリセット適用
シーンに追加されたフィギュアや小道具に対応したマテリアル・プリセットが大量のライブラリの中から選び出され、自動で適用される。プリセットはDAZ StudioとPoserで共通のフォーマット。
・ユニバーサル・プリセット
どんなサーフェイスにも適用できる、エメラルド、翡翠、大理石といった汎用的なプリセットを用意。
プリセットはプリセット・マネージャで一元管理できる。

<ライト>
・Smart IBLのサポート
・簡単でパワフルなライトエディター

<レンダリング>
・LuxRender 1.3のサポート
・DAZ Studioのインスタンスのサポート
・レンダリング時のテクスチャの最適化。
・LuxRenderのログの詳細レベルの設定
・Blackman-Harrisフィルター
・GPUレンダリングの改善
・使用するGPUデバイスの選択
・ガラスのコースティクス
・ユーザー定義のボリューム
ユーザーがボリュームの付加、調節をできるように

『Reality 4』はDAZ Install Managerに対応していないので、ストアのマイアカウントのProduct Libraryからダウンロードして、インストールする必要があります。
『Reality 4』はLuxRender 1.3.1のみのサポート(将来バージョンは未検証)ですので、インストールするLuxRenderのバージョンにも注意して下さい。
インストール後『Reality 4』を起動するには、DAZ Studioのメインメニューから Render > Reality Render Editor を実行します。初回実行時にはレジスト画面が出ますので、氏名とDAZストアの注文番号(Order Number)、シリアルナンバー(Serial Number)、メールアドレスを入力して製品のレジスト(インターネットに接続されているPCからはAutomaticボタンを押します)が必要です。

UIが整理され、バージョン2.5とはレイアウトが大きく変わりました。

最初からプリセット・マネージャを通して大量のプリセット(クラウド上のACSEL Shareとつながっているのかは不明です)を利用可能ですので、DAZストアの多くの製品に対応したマテリアル・プリセットがシーン内のオブジェクトに自動適用されます。
対応するものがなくても、汎用的に使えるユニバーサル・プリセットを適用することができます。また、マテリアル・エディターも整理されて複雑なマテリアルが組めるようになっており、LuxRenderで使用できるマテリアルのほとんどをサポートしていると言ってよいでしょう。
ボリューム・エディターが付いたのも大きいです。

さらに160ページものユーザーガイドpdf(英語)が付属しているので、必要な情報はそれで調べることができます。

ところで、最近DAZのEULAが更新された(3Dプリントに関する事項)ようで、DIMの起動時にEULAに許諾するようにダイアログが出ます。そしてウェブブラウザでEULAを確認した上で、チェックボックスにチェックしAcceptする必要があります。
私の場合Firefox34.0.5を使っているのですが、アドオンが邪魔しているのか許諾ボタンが出なかったので、IE10でログインし直す必要がありました。

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LuxRenderへ渡すパラメータを直接編集できる『Luxus』が登場

Category : 製品ニュース
DAZ Studio用の第3のLuxRenderエクスポータ『Luxus』が登場しました。
『Luxus』には次のような特長があります。

 ・DSのライトおよびオブジェクトのマテリアルにLuxRender用プロパティを付加することができる
 ・付加されるプロパティやレンダリングの設定はLuxRenderのものそのままが用意されている
 ・DSのマテリアルをLuxRenderのパラメータに変換するオプションもある
 ・clothマテリアルタイプや、GPUとのハイブリッドレンダラ、SPPMレンダラなど、最近のLuxRenderの機能を網羅(SLGには未対応)
 ・サンプルシーン、LuxRenderのプロパティが付加済みのいくつかのライトプリセット、マテリアルプリセットが用意されている
 ・レジストいらず

このプラグインは、かなり割り切った仕様で作られています。『Reality』はDSユーザーが使いやすいように簡略化してマテリアルのプロパティやライトの設定などを用意し、DSのレンダリングとある程度同じような結果になるように変換しています。それに対し『Luxus』はLuxRenderで使われるそのままのプロパティを用意し、それを直接編集することができるようにしています。そのため、オブジェクトの質感やシーンの照明などはDSのレンダリングとは違ったものになりますが、LuxRenderに関する知識があれば細かいところまで調整することが可能になっています。

LuxRender wikiを読み込んでまでLuxRenderを使いこなそうとしていた方には、『Luxus』は非常に魅力的なプラグインになります。なにせwikiに載っているプロパティそのままを調節できるのですから。逆に言えば、その知識がなければ、どのマテリアルタイプを選べば思ったとおりの質感にできるのかさえわかりません。プロパティ付加時のDSマテリアルの変換も色やテクスチャパスを渡す程度ですので、レンダリングしてみたら効果が出てなかったり、異常に効果がかかってしまったりするのを自分で調節できなければいけません。


Luxus


ここで『Luxus』を使うためのポイントを簡単にご紹介しましょう。

 (1)Render SettingsタブのAdvancedページでRender Engineを「LuxRender via Luxus」に変更する
 (2)Path to LuxRenderのメニューからBrowseを選択して、LuxRenderがインストールされているフォルダを指定する(初回のみ)
 (3)ライトを選択してParametersタブのオプションメニューの「Luxus - LuxRender Light」を実行、付加したいライトの種類を選ぶ
 (4)Surfacesタブでマテリアルグループを選択した上でオプションメニューの「Luxus - LuxRender Material」を実行し、付加したいマテリアルの種類を選ぶ

レンダリング時にはDSのレンダラとしてLuxRenderが動くので、通常と同じように「Render the Scene」アイコンをクリックするだけでLuxRenderでのレンダリングが開始されます(レンダリング設定の「Use LuxRender GUI」をOnにすれば、LuxRenderのウィンドウでレンダリングすることも可能です)。

LuxRender用のプロパティを付加するとサイドメニューに「LuxRender」というグループが追加されます。このグループに含まれるプロパティがそのままLuxRenderに渡されることになりますので、以後はそちらを編集することになります。これらのプロパティは保存したシーンにも含まれますし、ライトプリセット、マテリアルプリセットあるいはシェーダープリセットとして保存し、再利用することも可能です。

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RealityがDAZ Studio 4.5に対応

Category : Reality
DAZ Studio用のLuxRenderエクスポーター『Reality』がバージョン2.5になり、DS4.5に対応しました。
次のアドレスよりダウンロードすることができます。

http://preta3d.com/tasks/Reality2Download.php

付属のドキュメントによると、バージョンアップ内容は次の通りです。

 ・DAZ Studio 4.5に対応(バージョン2.5はDS4.5専用)
 ・DUFファイルフォーマットに対応
 ・LuxRenderに含まれるようになったSLGに対応

ビルトインSLGへの対応に伴い、古いSLGのファイルを手動で削除する必要があります。

 MacOS : アプリケーションフォルダ/plugins/Realityフォルダ内にあるslg2ファイルを削除
 Windows: アプリケーションフォルダ/plugins/Realityフォルダ内にあるslg2.exeとFreeImage.dllを削除

LuxRenderはバージョン1.0(現在はRC3ですね)をインストールして下さい。

Poser版のRealityも登場するということで、バージョン3.0も楽しみですね。

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Reality その11:Reality 2.1とSLGレンダリング

Category : Reality
昨年末にDAZ Studio(以下DS)用のLux Renderエクスポーター『Reality』が2.0にバージョンアップし、LuxRenderの機能サポートが拡充されました(現在はバグフィクスなどが盛り込まれたバージョン2.1になっています)。
その一つにSLG(Small Lux GPU)によるレンダリングがあります。
これはGPU(ビデオカード)をフルに稼動させるレンダラで、LuxRenderでの通常のレンダリング(Interior)やそれにGPUアクセラレーションをオンにした場合とはまったく違い、いわゆるGPUレンダラと言われるものになります。
SLGレンダリングには、レンダリング速度がかなり高速という特長があります。SLG自体まだ開発段階のようでLuxRenderとの違いや制限も多いですが、高速レンダリングの魅力は大きいです。
今回は、そのSLGを使って簡単なシーンをレンダリングしてみましょう。

SLGについてはLuxRender公式サイトのWikiに詳しい情報があります。

SLG SS

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DS4に対応したReality 2.0が登場

Category : 製品ニュース
DAZ Studio用のLuxRenderエクスポーター『Reality』がバージョン2.0になりました。
現在、作者のサイトから購入することができます(Paypal)。価格は$49.95で、1.xからのバージョンアップが$19.95となっています(これは2012年1月10日までの特別価格で、標準価格は$79.95、バージョンアップは$24.95となります)。
DAZストアでの販売はまだ未定らしく、またバージョンアップ価格で購入できるのも作者のサイトからのみとのことです。
もしも、2011年11月10日以後に前のバージョンを購入していた場合は無料バージョンアップとなります。この場合も作者のサイトのアップグレード購入から手続きができるようです(価格の確認はお忘れなく!)。

このバージョンでの新機能および改善点は次のようなものがあります。

 ・DAZ Studio 4に対応(Mac64bit版を含む)
 ・OpenCL版LuxRenderによるGPUアクセラレーション
 ・SLG(Small Lux GPU)での100%GPUレンダリング
 ・フォトンマップ(ExPhotonMap)、SPPM(SmartPhotonMap)によるレンダリング
 ・ライトのIESプロファイルのサポート
 ・マテリアルプレビューの改善
 ・metalマテリアルへのテクスチャ適用
 ・metalマテリアルのプリセットの追加
 ・SubDのサポート
 ・ノーマルマップのサポート
 ・アニメーションレンダリングのサポート

他にも多数の改善点や新機能がありますので、詳しくは作者のサイトの関連ページをご覧下さい。

現在は同じDS用LuxRenderエクスポーターとして、とうふさんの配布されているLuxRenderDSもあります。LuxRenderのレンダリング機能のサポートについては同じくらいになったのではないかと思うのですが、RealityはDS4でも動くという点がアドバンテージになりますね。
LuxRenderDSはマテリアルを細かく調整できたり、ボリュームを正しくサポートしているという特長がある(それにフリーです!)ので、そのDS4対応にも期待してます。

DAZストアでもバージョン2.0の販売が開始されました。
標準価格は$79.95で、2012年1月12日まで10%オフになっています。
AD Reality 2 for DAZ Studio
Reality 2 for DAZ Studio


Reality その10:ライトの種類

Category : Reality
とうとう「その10」を迎えてしまいました、今回もDAZ Studio(以下DS)用のLux Renderエクスポーター『Reality』の記事です。
Realityでは、マテリアルでなくDSでのライトの設定も変換してLux Render向けのものにしてくれます。このプラグインで使えるライトの種類を挙げていきますと、SunSky(Reality内ではSunですが正確にはこう呼びます:太陽光)、Distant(平行光源)、Spot(スポットライト)、Point(点光源)、Mesh(面光源)、IBL(画像による環境ライト)の全6種類となります。このうち、PointとIBLはバージョン1.2より使えるようになりました。

今回はそれぞれのライトの特性を調べるとともに、それらをミックスして使うためのコツなどを記事にしてみました。
本文に行く前に、突然ですがクイズです。

 「Realityで使えるライトのうち、初期値で一番明るいものはどれ?また一番暗いのは?」

この記事も、この疑問から生まれました。

※つい先日Realityバージョン1.25が公開されました。IBLのGainの不具合などが修正されていますので、バージョンアップをお忘れなく。
※この記事はRealityバージョン1.25とLux Render0.8RC3を用いて調べたものです。

Reality10 SS

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Reality その9:ACSELを活用する

Category : Reality
Realityプラグインを使ってLux Renderでレンダリングする際に必須になるのが、レンダラーに合ったマテリアルに調整することです。DAZ Studio(以下DS)標準のソフトウェアレンダラー3delightとLux Renderではその性質がまったく違うため、そのような工程が必要になってきます。RealityプラグインではDSマテリアルからLuxマテリアルへある程度自動で変換がされるのですが、どうしてもユーザーの手で調整する必要が出てきます。
※Luxマテリアルの種類と各プロパティの意味についてはこの記事をご参照下さい。

ただ、毎回シーンを作成するたびに1からマテリアル設定を行うのは大変です。そこでバージョン1.2になり登場したのが「ACSEL(the Automatic Custom ShadEr Loader)」、そして「ACSEL Share」です。これらはLuxマテリアルの再利用の仕組みで、「ACSEL」はローカルのコンピュータ上で完結するもの、「ACSEL Share」はクラウドベースで全世界のRealityユーザーと共有するものになっています。
今回はこの仕組みについて見ていきたいと思います。
ちまちまと調べていたことを書いていたら文章ばっかりになってしまいました(・・;)

Reality9 SS

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Reality その8:Memory Conservativeオプションの効果

Category : Reality
DAZ Studio(以下DS)用のLux Renderエクスポータ『Reality』バージョン1.2の新オプションとして、「Memory conservative mode(メモリ節約モード)」というのがあります。これは、使用メモリ制限の厳しい32bitWindowsOSなどのために、LuxRenderでのメモリ使用量を20%以上減らすことができるものです。
今回は、実際にそれが効果的に働くのか、どんなシーンがメモリに優しいのかを調べてみました。

計画停電の実施など節電意識の高まっている時勢ではありますが、電気は貯められない(参考:電気なるほどノート|東北電力)ということは、地域の電力消費量が一定以上になる時間にいかに節電するかという問題ですよね。なので節電意識は持ちつつ、長時間のレンダリングは日中や夕食時のピーク時を避けて行っていきたいと思います。日常を取り戻すのも大切なことですし、テレビのニュースばかり見ていると不安になりますからね。

Reality8b SS

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Reality その7:バージョン1.2でサポートされたIBLを試す

Category : Reality
予定から少し遅れたようですが、DAZ Studio(以下DS)用のLux RenderエクスポータRealityがバージョンアップされ、『Reality 1.2 for DAZ Studio』となりました。
リリースまで時間がかかっただけあって、多くの機能追加が行われています。その細かいリストはコチラにあります。同時に、LuxRender 0.8に対応しました。ただし、GPUに演算を補助させるOpenCL対応の設定はバージョン2.0で追加されるそうなので、現状0.8RC1nonOpenCLをインストールするのが良いとされています。
今回は新要素を試そう!と言う事で、IBL(Image-based Lighting)を使ってみたいと思います。

Reality7 SS

※IBLレンダリングサンプルを1枚追加しました。

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Reality 1.0 for DAZ Studioが35%オフ

Category : 製品ニュース
DAZ Studio用のLux Renderエクスポータ『Reality 1.0 for DAZ Studio』が35%オフのセール中です。
期限は2/28まで(現地時間)となっています。
※期間が3/14までに延長されました。

このブログのRealityプラグインについての記事はコチラです。

このセールはRealityのバージョンアップに合わせて行われているもので、28日前後にバージョン1.2が公開される見通しです。
バージョン1.2は多くの機能追加を含み、これまでのReality購入者には無償で提供されます。
詳細についてはこのサイトをご覧下さい。

人物フィギュアに合わせたシェーダーパラメータやIBLのサポート、32bitマシンでの使用メモリ削減など興味深いものが多いですが、中でもマテリアルデータをクラウドベースで共有するという「ACSEL Share」が異彩を放っていますね。バージョンアップが待ち遠しいです。
AD Reality 2 for DAZ Studio
Reality 2 for DAZ Studio



Reality その6:ネットワークレンダリングとLinux

Category : Reality
『Reality その2:LuxRenderでのポストワーク』にて、LuxRenderのNetworkタブの解説として、ネットワーク上の他のコンピュータにレンダリング作業を分散させるネットワークレンダリングについて少し触れました。今回はそれがどのくらい有効なのか、実際のレンダリングで検証したいと思います。
LuxRenderでのレンダリングは非常に時間のかかる作業です。寝る前にセットして、朝起きたら止めるなんて余裕です(-_-;) そのため、GPUによるレンダリング補助(将来のバージョンで導入される予定です)やネットワークレンダリングが用意されているのです。しかし、シーンの複雑さによってメモリ使用量が増大するため、レンダリングを行うPCの性能が求められるということは何度かお伝えしてきました。ネットワークレンダリングの作業を分担するスレイブPCがWindowsXP(32bit)では難しいので、今回は64bitLinuxにLuxRenderをインストールしてスレイブとして使うということまでやってしまいます。
※LuxRenderのネットワークレンダリングでは、スレイブPCのOSを問いません。

Reality6 SS

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Reality その5:32bitWindowsでの運用

Category : Reality
このブログでは『Reality 1.0 for DAZ Studio』プラグインおよびLuxRenderの記事を書くのに、当然のように自分の64bitWindows環境での作業をしてきました。製品ページでも案内されているように、LuxRenderの使用には64bit環境が推奨されています。Windows7が発売されてから、大手メーカーのPCのプリインストールOSにも64bit版を採用するケースが増えてきたりもしましたが、まだまだ32bit環境を使っているという方も多いと思います。
32bitWindows環境で何が不利かと言うと、次の2つが挙げられます。

 ・メモリを最大4GBしか認識しません(実効は3GB~3.5GB)。
 ・1つのアプリケーションが使えるメモリは最大2GBです。

LuxRenderはメモリ上にジオメトリやテクスチャなどのすべてのデータを置かなければいけないようで、この制限がかかった環境では十分な性能を発揮できないのです。
今回は32bit環境でどのくらい複雑なシーンが作れるのかを検証してみました。

Reality5 SS

※オブジェクトを隠した時の動作について追記しました。

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Reality その4:特殊な小道具

Category : Reality
『Reality 1.0 for DAZ Studio』プラグインについてご紹介してきましたが、今回の記事をもって用意されているものをひと通り見てきた事になります。今回ご紹介するのは、DSコンテンツフォルダにインストールされる小道具についてです。これらはDAZ Studio(以下DS)上ではただの小道具(プロップ)ですが、RealityプラグインによりLuxRender上で特殊な働きをするように変換されます。具体的にはFog、LightPortal、Water Planeの3種類です。どんな働きをするのか、具体例と共にご紹介します。

Reality4 SS

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Reality その3:マテリアルなどの設定

Category : Reality
今回はとうとう『Reality 1.2 for DAZ Studio』プラグインの本体、Realityプラグインウィンドウでの操作について解説していきます。DAZ Studio(以下DS)のマテリアルはRealityプラグインによってある程度は自動変換されますが、どうしても手動で調整しなければいけない部分が出てきます。
この記事ではLuxマテリアルにどんな種類があるかを主題に、Realityプラグインで設定できる事をまんべんなく見ていきます。

Reality3 SS

※バージョン1.2に対応した内容に改訂しました。

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Reality その2:LuxRenderでのポストワーク

Category : Reality
『Reality 1.0 for DAZ Studio』プラグイン紹介の第2回は、LuxRenderでレンダリングが始まってからのことについてです。
この段階になるとデータはRealityプラグインの手を離れ、あとは仕上がりを待つばかりとなりますが、LuxRenderには仕上がりを調整するための機能が豊富に揃っています。今回はそれをざっと解説して行こうと思います。

Reality2 SS

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Reality その1:作業の流れ

Category : Reality
DAZ Studio(以下DS)から「LuxRender」を利用するプラグイン『Reality 1.0 for DAZ Studio』、一般販売も始まり、どんなものか興味がある方も多いと思います。「LuxRender」はDSのソフトウェアレンダラー「3Delight」とはまったく特性が違い、その常識が通用しない場合もあります。
今回は、DSでシーンを組み立ててから「LuxRender」でレンダリングするまでの流れを実際の例に従って書いてみました。

LuxRenderのユーザーガイドはこのwikiに、Realityプラグイン製作者のチュートリアルビデオはYoutubeのPretA3Dチャンネルに、RealityプラグインのユーザーガイドはDSインストールフォルダ内のdocsフォルダにありますので、そちらも併せてご覧下さい。

Reality1 SS

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DAZ Studio用Lux Renderエクスポータが発売!

Category : 製品ニュース
発表されてすぐに話題をさらっていったDAZ Studio(以下DS)用外部レンダラー『Reality 1.0 for DAZ Studio』がついに発売になりました。ただし、現在はDAZ3Dのプラチナクラブ会員向け先行販売という形です。
このプラグインは正確には、オープンソースで開発されているレンダラー「Lux Render」へDSのシーンデータを渡すエクスポーターという位置づけになります。プラグインは32bit版のみ(64bit版も予定されています)ですが、「Lux Render」自体は64bit版も使う事ができます(複雑なシーンでは多量のメモリを使用するので、むしろそれが推奨されています)。
「Lux Render」は物理的正確さをウリにしたGIレンダラーで、公式サイトのギャラリーを見れば、それが描き出すレンダリング画像のリアリティがすぐに分かるでしょう。この『Reality』プラグインでは、特にDSで扱うフィギュアなどのデータを的確にコンバートする事に最適化されているようで、V4フィギュアなどは、何もしなくても綺麗にレンダリングできるようにマテリアルを調整してくれたりします。
現在プラチナクラブ会員向け先行販売で38%オフになっています。セール期限は9月21日まで(現地時間)です。製品ページには「Avaiable to the general public soon」と書いてあるので、程なく一般販売もされると思います。
※ログインして製品ページを見るとセール期限が9日までとなるので、そのあたりで一般販売するのかもしれません。おそらく現在の割引率で購入できるのは9日までと思われるので、購入を考えている方はご注意下さい。
※一般販売の開始と共に、セール期日が2重に表示されていたのが解消されていました。プラチナクラブ会員非会員関わらず38%オフで21日までとなっています。
※セール期間が9月30日までに延長されました。

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Reality 2 for DAZ Studio


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