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Subsurface Shader Base その1:使い方

Category : Subsurface Shader
DAZ Studio 4.6 Proの正式リリースと同時に公開になったシェーダが『Subsurface Shader Base』です。
その名の通り、Sub-Surface Scattering(SSS:表面下散乱)を得意とするシェーダで、ロウや牛乳、人の肌など質感を描写することができます。
『Human Surface Shader』、『UberSurface』、『pwSurface』など他にもSSSが表現できるシェーダはありますが、『Subsurface Shader Base』は多彩なプロパティを用意することで、SSS効果の強度調整がしやすいという特長があります。

『Subsurface Shader Base』はDS4.6に含まれるプロダクトという位置づけのようで、無料でダウンロードすることができます。

今回は『Subsurface Shader Base』の基本的な使い方と、そのプリセット集である『Subsurface Gummy & Plastic Shaders』(こちらは有料です)について説明したいと思います。

SSShader SS

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テーマ : 3DCG
ジャンル : コンピュータ

コンテンツDBを再構築する

Category : DAZ Studio 4
DAZ Studio 4.6にアップデートする際に、私の環境では新たにインストールしたコンテンツのメタデータが登録されないという不具合が起こりました。
以前記事にした『コンテンツDBのメンテナンス』はSmart Contentタブにはっきりと表れるエラーの除去をDSの機能で行うというものなので、今回のように原因不明でメンテナンス機能も及ばないものには効果がありませんでした。ただし、コンテンツDBのリセットは試していませんが。

ブログにいただいたコメントなどで、Content Management Service(CMS)の完全アンインストールで直った事例を教えていただき、私もそれを試すことにしました。
CMSとは、DAZストアの製品のメタデータをコンテンツデータベース(コンテンツDB)に登録し管理するためのOSのサービスです。DS4のSmart Contentタブや、DAZ3D Install Manager、Carrara8.5のコンテンツブラウザは、このCMSとやり取りして、インストールされたDAZストアの製品の情報をもらったりしています。

CMSの完全アンインストールと再インストールで、無事起こっていた不具合は解消されました。
そこで今回は、CMSの完全アンインストール、そしてコンテンツDBのバックアップ方法を記事にしました。

DAZフォーラムのこのポストより、CMSの完全アンインストール方法を参考にさせていただきました。

※CMSのインストール手順を一部修正しました。(2013.9.16)

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DAZ Studio 4.6 Proがリリース

Category : 製品ニュース
DAZストアにてDAZ Studio 4.6 Pro(4.6.0.18)が一般リリースされました。
4.5ではファイルフォーマットやGenesis関連を大幅に変えてきましたが、今回の4.6では主にソフトウェアレンダリング関係に手が入っています。

DAZ Studio 4.6 Proの主な変更点・新機能などは次の通りです。
関連するDAZフォーラムのトピックはコチラ

 ・CMSクライアント(Smart Contentタブ)の改善
 ・3Delightレンダリングエンジンのバージョンが10.0.125にアップ
 ・TriAxウェイトマップフィギュアからTriAxウェイトマップフィギュアへのAuto-fit
 ・OpenSubdiv(ピクサー社の鋭いエッジも作れるサブディビジョン・サーフェイス)のサポート
 ・PTex(テクスチャをポリゴン毎に張れる)のサポート
 ・ジオメトリ・シェルのUVセットが独立して変更可能に
 ・ガンマコレクション(色などのリニア変換の方)のサポート
 ・サーフェイス選択セットの追加
 ・スポットレンダを別ウィンドウで表示可能に
 ・階層ポーズプリセット(手に持った小道具のポーズも一緒に保存可能)の追加
 ・CCTツールのバージョンアップ

リニアワークフローへの正式サポートが入ったのも朗報ですし、OpenSubdivやPTexといった次世代フィギュア向きのフォーマット(上の説明ではかなり簡略化していますので、詳しいことは検索してみて下さい)のサポートも始まりました。他にも正常進化と言える新要素が多く追加されていますね。


DAZ Studio 4.6 Pro
Subsurface Shader Base
Subsurface Gummy & Plastic Shaders
Subsurface Toon Shaders

すでにDAZ Studio 4.5 Pro以降をダウンロードしたことのある方は、DAZストアのマイページのProduct Libraryで「DAZ Studio 4.6」とFilterして出てきたものをダウンロードして下さい。

また、無料のSSSシェーダー『Subsurface Shader Base』(Shader Mixer製)が新たに追加されました。
こちらはDAZ Studio 4.5 Proを持っている方にはすでにダウンロードできる状態になっています(注文日がDS4と同じ日になるので注意)。
『Subsurface Shader Base』にはシェーダー本体だけが入っています。これと同時に発売開始された『Subsurface Gummy & Plastic Shaders』と『Subsurface Toon Shaders』は『Subsurface Shader Base』のプリセットとなっています。こちらを購入すれば、シェーダーの仕組みや動作を理解しなくてもプリセットを適用するだけで、いろいろなSSS材質にすることができるというわけです。
『Subsurface Gummy & Plastic Shaders』はグミやプラスチックの質感、『Subsurface Toon Shaders』はトゥーンキャラ向きの肌(なぜか水着あとも)の質感のプリセットが多数収録されています。

DAZ Studio 4以降の基本コンテンツである『Genesis Starter Essentials』も1.13にバージョンアップされていますので、『Subsurface Shader Base』と一緒にDAZストアのマイページのProduct LibraryまたはInstall Managerでダウンロードして下さいね。

SDKは4.5から変わっていないそうなのでプラグインがそのまま使えると書かれていますが、私が確認できる限りでプラグインのバージョンアップがあったものを挙げてみました。
こちらはDAZストアのマイページのProduct Libraryからダウンロード可能です。

 ・Decimator 1.4.0.18
 ・Dynamic Clothing Control 1.3.0.18
 ・GoZ for DAZ Studio 1.3.0.18
 ・3D Bridge for Photoshop 1.3.0.18

Install Managerも1.0.1.59にバージョンアップ(起動時にアップデートダイアログが出ます)し、将来的にアプリケーションがインストールできるように仕様変更されました。

ところで私の環境では最近(DAZStudio4.5.2.40ベータが出たあたり)DAZのアプリケーションやプラグインの上書きインストールに失敗するケースが頻発するので困っています。
旧バージョンのアンインストール時にエラーが出て、そうなるともう新旧どちらのインストールも受け付けなくなってしまうのです。
もしも同じ症状が出る方がいた場合に備えて対処法を書いておきます(Windows7)と、そのアプリケーションのインストール先にある「Uninstallers」というフォルダを開きます。そして「Remove-エラーが出たアプリケーション.datまたは.exe」という名前のファイルの残っている方を削除します。そして念のため旧バージョンのインストール&アンインストールをしたのちに、新バージョンをインストールするという手順です。
CMSのインストール時にもエラーがでますし、一度本格的に自分の環境を調査しなければいけないと思っているこのごろです。

graphMate その1:機能

Category : graphMate
DAZ Studio 4.5用のプラグイン『graphMate』(グラフメイト)は、アニメーションカーブを編集することができるタブ(グラフエディタ)をDAZ Studioに追加します。
アニメーションカーブの表示自体がDSの標準機能にはありません。パラメータの変化をグラフで確認・編集できる『graphMate』は、ドープシートの表示機能を持つ『keyMate』と並び、アニメーションの製作時にあると便利なプラグインの一つです。

『graphMate』を使えば、アニメーションカーブ上に表示されたキーをマウスでドラッグして、ダイレクトにタイミングの編集やパラメータの増減ができます。
『aniMate2』にもアニメーションカーブの表示・編集機能がついていましたが、あくまで補助的なもので、細かい編集には向かないものでした。

今回は、『graphMate』の機能をご紹介したいと思います。

graphMate SS

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