DAZストアにてDAZ Studio 4.6 Pro(4.6.0.18)が一般リリースされました。
4.5ではファイルフォーマットやGenesis関連を大幅に変えてきましたが、今回の4.6では主にソフトウェアレンダリング関係に手が入っています。
DAZ Studio 4.6 Proの主な変更点・新機能などは次の通りです。
関連するDAZフォーラムのトピックは
コチラ ・CMSクライアント(Smart Contentタブ)の改善
・3Delightレンダリングエンジンのバージョンが10.0.125にアップ
・TriAxウェイトマップフィギュアからTriAxウェイトマップフィギュアへのAuto-fit
・OpenSubdiv(ピクサー社の鋭いエッジも作れるサブディビジョン・サーフェイス)のサポート
・PTex(テクスチャをポリゴン毎に張れる)のサポート
・ジオメトリ・シェルのUVセットが独立して変更可能に
・ガンマコレクション(色などのリニア変換の方)のサポート
・サーフェイス選択セットの追加
・スポットレンダを別ウィンドウで表示可能に
・階層ポーズプリセット(手に持った小道具のポーズも一緒に保存可能)の追加
・CCTツールのバージョンアップ
リニアワークフローへの正式サポートが入ったのも朗報ですし、OpenSubdivやPTexといった次世代フィギュア向きのフォーマット(上の説明ではかなり簡略化していますので、詳しいことは検索してみて下さい)のサポートも始まりました。他にも正常進化と言える新要素が多く追加されていますね。
すでにDAZ Studio 4.5 Pro以降をダウンロードしたことのある方は、DAZストアのマイページのProduct Libraryで「DAZ Studio 4.6」とFilterして出てきたものをダウンロードして下さい。
また、無料のSSSシェーダー
『Subsurface Shader Base』(Shader Mixer製)が新たに追加されました。
こちらはDAZ Studio 4.5 Proを持っている方にはすでにダウンロードできる状態になっています(注文日がDS4と同じ日になるので注意)。
『Subsurface Shader Base』にはシェーダー本体だけが入っています。これと同時に発売開始された『Subsurface Gummy & Plastic Shaders』と『Subsurface Toon Shaders』は『Subsurface Shader Base』のプリセットとなっています。こちらを購入すれば、シェーダーの仕組みや動作を理解しなくてもプリセットを適用するだけで、いろいろなSSS材質にすることができるというわけです。
『Subsurface Gummy & Plastic Shaders』はグミやプラスチックの質感、『Subsurface Toon Shaders』はトゥーンキャラ向きの肌(なぜか水着あとも)の質感のプリセットが多数収録されています。
DAZ Studio 4以降の基本コンテンツである
『Genesis Starter Essentials』も1.13にバージョンアップされていますので、『Subsurface Shader Base』と一緒にDAZストアのマイページのProduct LibraryまたはInstall Managerでダウンロードして下さいね。
SDKは4.5から変わっていないそうなので
プラグインがそのまま使えると書かれていますが、私が確認できる限りでプラグインのバージョンアップがあったものを挙げてみました。
こちらはDAZストアのマイページのProduct Libraryからダウンロード可能です。
・Decimator 1.4.0.18
・Dynamic Clothing Control 1.3.0.18
・GoZ for DAZ Studio 1.3.0.18
・3D Bridge for Photoshop 1.3.0.18
Install Managerも1.0.1.59にバージョンアップ(起動時にアップデートダイアログが出ます)し、将来的にアプリケーションがインストールできるように仕様変更されました。
ところで私の環境では最近(DAZStudio4.5.2.40ベータが出たあたり)DAZのアプリケーションやプラグインの
上書きインストールに失敗するケースが頻発するので困っています。
旧バージョンのアンインストール時にエラーが出て、そうなるともう新旧どちらのインストールも受け付けなくなってしまうのです。
もしも同じ症状が出る方がいた場合に備えて対処法を書いておきます(Windows7)と、そのアプリケーションのインストール先にある「Uninstallers」というフォルダを開きます。そして「Remove-エラーが出たアプリケーション.datまたは.exe」という名前のファイルの残っている方を削除します。そして念のため旧バージョンのインストール&アンインストールをしたのちに、新バージョンをインストールするという手順です。
CMSのインストール時にもエラーがでますし、一度本格的に自分の環境を調査しなければいけないと思っているこのごろです。