DAZ Studio Pro 4.7.0.12が正式リリースされました。ずいぶん久しぶりに少数点1ケタ台のバージョンアップです。
DAZストアのMy Account>Product Library(DAZ Studio 4.6 Pro)から、またはInstall Managerでダウンロードして下さい。

バージョンアップすると外観ががらっと変わっていてびっくりするかもしれませんが、Darksideスタイルが適用されているだけです。
DAZフォーラムの
このトピックで細かいバージョンアップ内容を見ることができます。
主な新要素は次の通りです。
・Aux ViewportタブInteractive Progressive Rendering (インタラクティブ・プログレッシブ・レンダリング:IPR)が可能な、もう一つのビューポートです。ある程度端折ってレンダリングされる(再レンダリング時にSSSを再計算しないなど)ため、カメラアングルの調節時などにレンダリングイメージを素早く確認しながら操作することができます。
・Viewportタブ今までウィンドウの中央に必ずあったプレビュー(ビューポート)が、タブとして独立しました。他のタブと同様、位置やサイズを自由に変更することができ、閉じることもできるようになりました。
・EnvironmentタブBackdropの設定がタブに移動しました。将来的にはシーン全体に関する設定項目が追加されるかも?
ビューポートの背景色はメインメニュー > Window > Style > Customize Colorsに移動しました(レンダリングには反映されなくなったため)。これまでのようにレンダリングに反映される背景色は、Backdropの設定にあります。
・Scene Navigatorツールビューポートの視点操作をまるでFPSゲームのような前後左右上下移動(Move)、首ふり(Look)といった方法でできるツールです。いわゆるフライモードとか、フライスルーとか言われるものです。また、これらの操作にはキーボード・ショートカットも割り振られています。
細かい変更点などは次の通りです。
・レンダリング画像の透明部分との境界にビューポートの背景色が混ざっていた問題を修正し、その部分は本当に透明扱い(色が混ざらない)になりました。
・カメラにプロパティが追加され、レンダリングサイズをカメラ側のプロパティ(Dimensionsグループ)でカメラごとに指定することができるようになりました。
・Currently Usedフィルターが、記憶した値ではなく、ベースの値を基準に判定するようになりました。
・テクスチャ画像の形式として.EXR、.HDR、.PSDをサポートしました。
・Photoshop 3D BridgeプラグインでPhotoshop CCをサポートしました。
・レンダリングエンジンが3Delightレンダリングエンジン11.0.105にアップデートしました。
・Scene Builderがウィザード形式になり、簡単に拡張可能(カテゴリ設定だけでOK?)になりました。「Genesis 2 ~ Starter Essentials」のアップデートが必要です。
・Render Settingsタブが他のパラメータ編集タブに準拠したものに改善されました。
・Script IDEタブが改良されました。
・「City Limits」レイアウトのアップデートがされ、さらに「City Limits Lite」レイアウトがDS4.7の初期レイアウトとして追加されました。
・DarksideスタイルがDS4.7の初期スタイルになりました。
DS4.7から加わったタブが配置されているのが、「City Limits Lite」「City Limits」レイアウトなので、どちらかのレイアウトに切り替えて、そこからカスタマイズしていくのが良いかもしれません。
目玉機能はAux Viewportタブだと思うのですが、背景色が本当の抜きになったpng保存とか、カメラごとのレンダリングサイズ設定など、細かい点でも改良されています。個人的にはレンダリングウィンドウのウィンドウサイズが適正になったのが嬉しいです。
そろそろtabからpaneに記事の用語を変更した方がいいのでしょうか。「ペイン」って日本ではあまり使われませんよね……。「パネル」?