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DAZ Studio 4.8 IRADIUMが正式リリース開始

Category : 製品ニュース
ベータ版として順調にバージョンを重ねてきたDAZ Studio 4.8が、このたび正式公開になりました。このバージョンに「DAZ Studio 4.8 IRADIUM」と特別な名称が付けられているのは、レンダリングエンジンに「NVIDIA iray」を搭載したことにあります。
「NVIDIA iray」は3DS MAXにも搭載されているフォトリアリスティックな物理ベースのグローバル・イルミネーション・レンダラーです。
※Irayレンダラーは、64bit版のDAZ Studio 4.8のみで使用できます。
※NVIDIA製チップ搭載のグラフィックカードが無くてもIrayレンダリングはできます。


IRADIUMの公開に合わせて、Irayレンダラーに対応したマテリアルプリセットやライトセット、IBL用のHDR画像などの新製品セールが始まっています。



※「Iray Uberシェーダー」のパッケージと「PostgreSQL CMS」について訂正・追記しました。(2015.5.28)

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テーマ : 3DCG
ジャンル : コンピュータ

Iray Uberシェーダー その1:ディスプレイスメント

Category : Iray Renderer
DAZ Studio 4.8 Pro RC3版が公開され、そろそろ正式版が出そうという時期になりました。
正式版が公開された際には、バージョン4.7とは扱いの点でどう違ってくるのかについて記事にしたいと思っていますが、今回はベータ版のIrayレンダラー用のシェーダー、Iray Uberシェーダーについて、気がついたことをご紹介します。

レンダリングエンジンが違うことが原因で3Delight用のシェーダーの性能を生かせないのは、PoserやRealityプラグインなどを使ったことのある方にはおなじみのことだと思います。
それは残念なのですが、Iray Uberシェーダーはそれを適用する際に前のシェーダーのテクスチャやパラメーターを引き継いでくれます。
大なり小なりマテリアルの調整は必要になってくるのですが、一から設定しなければいけないよりは楽にできると思います。特にスペキュラなどはレンダリング上、割とうまく変換できている気がします。

Iray Uberシェーダーへのとっかかりは以前の記事をご覧いただくとして、そのプロパティの中から今回はディスプレイスメント(Displacement)についてご紹介します。

IrayDisplacement SS

※SubD Displacement Levelプロパティについて記事を訂正しました。

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DAZ Studio 4.8.0.44RC版の追加要素

Category : 製品ニュース
先日公開されたDAZ Studio 4.8.0.44RC版には、NVIDIA irayレンダーに関しての非常に多くの修正・追加要素が含まれます。
また、RC(Release Candidate)版ということで、正式公開が間近にせまっているということも示します。

このバージョンアップについてのDAZフォーラムのトピックはコチラです。
詳しいバージョンアップ内容についてはコチラで見ることができます。

本当に内容が多いので、大きなものだけをいくつかご紹介します。

 ・測光ライト(Photometric Light)は通常のライトに統合されました。
 レンダリングエンジンがNVIDIA Irayのときにそれぞれのライトに現れる「Photometric Mode」プロパティをOnにすると有効になります。また、そのときには作成するライトは全て「Photometric Mode」プロパティがOnになっています。

 ・レンダリングを中止/再開することができるようになりました。
 レンダリングウィンドウの「Cancel」ボタンをクリックするとウィンドウを残した状態でレンダリングを中止し、画像を保存できます。さらに中止しているうちにトーンマッピングを変更し、「Resume」で再開することもできます。

 ・Shader MixerタブNVIDIAマテリアル定義言語(MDL)に準拠したシェーダーを組めるようになりました。
 IRAY2015で追加されたX-Rite Appearance exchange Format (AxF)なども利用できるようです。

 ・「Public Beta Iray Support Content」にMDLシェーダープリセットが追加されました。
 SurfacesタブのPresetsページのShaders>Irayカテゴリ、あるいはContent LibraryタブのDAZ Studio Formats>>Shader Presets>Iray>NVidia MDL Examplesにインストールされます。
MDL_render_spheres03photoreal.jpg

 ・ビューポートの表示に関する設定がDraw Settingsタブに集約されました。
操作時のSubDの適用やポインタによる強調表示、NVIDIA Irayプレビューの設定などが変更できます。ただ、あいかわらず「Render Mode」はRender Settingsタブの方が優先されるようで、プレビューはいつもInteractiveモードでという設定ができません。

 ・ビューポートのDrawstyleがNVIDIA Irayのときに自動露出アイコンが追加されました。
 Drawstyleのアイコンの横にある白/黒アイコンをクリックし、その状態でプレビュー上をクリックすると、そのポイントを基準にして「Exposure Value」を調節します。おそらくクリックしたポイントを一番明るいものとして、露出補正するものと思われます。ホワイトバランスの調節も可能です。

 ・レンダリングウィンドウでLPE(Light Path Expression)を利用するためのオプションが追加されました。
 LPEとはいわゆるマルチパスレンダリングを実現するための構文ルールで、Irayではオブジェクトごと、ライトごとにレンダリングすることができます。Render SettingsタブのAdvancedページでCanvasを定義し、Editorページに現れる「Active Canvases」プロパティでキャンバスを選択し、レンダリングします。

 ・クラウドレンダリングを利用するための設定が追加されました。
 Render SettingsタブのAdvancedページのCloud [BETA]タブに設定項目があります。利用方法などの詳細は不明です。


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