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Carrara8Proベータ版を試す:ポーズをつけたフィギュアのモーフ編集

Category : Carrara
発売まで秒読み段階に入ったCarrara8、新機能としてこのようなものが発表されています。Pro版はスタンダード版の機能も含みます。

Carrara 8:
 * Multi Threading
 * FBX Export Updates
 * COLLADA import/export Updates
 * Multi Leaf Objects
 * God Rays
 * Barn Doors for Spotlights
 * Puppeteer Animation Tool

Carrara 8 Pro:
 * 64-bit versions for Mac and PC
 * Edit Figure in Vertex Modeler without the need to Zero Figure
 * Network Rendering Improvements
 * Negative Lights
 * IES Lighting
 * Normal Maps
 * Bullet Physics Engine (beta) - Rigid Body and Dynamic Cloth

レンダリング速度が早くなったとか、雲間から差し込む光を表現するGod Raysや、クロスシミュレーションを可能にするBullet物理エンジンなど、たくさん興味を引くものがあります。
また、発売に向けてYoutubeのDAZ3Dチャンネルにて、新機能の紹介ビデオが公開されています。物理シミュレーションのビデオは見ているだけで楽しいですね。
私が注目したのは、Pro版の新機能として挙がっているフィギュアやそれに着用させた衣服をポーズをとらせたままの状態で編集できる機能です!!
すでにDAZ3DでCarraraを購入したことのある人には、Carrara8Proのベータ版が試せるようになっています。今回はそれでこの機能を試してみようという緊急企画です。

上で紹介したDAZ3Dチャンネルで、今回ご紹介する機能のビデオも公開されています。


※レンダリング画像を1枚追加しました。

■フィギュアのジオメトリを編集する

Carrara7には、アセンブルルームでオブジェクトのジオメトリを編集する機能が搭載されました。それまでは、モデルルームでしか編集できず、それもオブジェクト単位でしかだめでした。Carrara7でやっと、他のオブジェクトと対比しながら編集ができるようになったのです。ところがフィギュアを編集しようとすると、初期状態(ゼロポーズ)に戻ってしまっていたのです。
Carrara8Proではそれを改善し、フィギュアがポーズをとったままそのジオメトリを編集できるようになりました。同様にフィギュアに着用させた衣服もそのまま編集できます。
これは、フィギュアにポーズをつけた時に肌が衣服を突き破った場合に、それを修正するために搭載された機能のようです。実際、紹介ビデオでもそういう使い方をしてますよね。

しかし私がこの機能を知った時にやりたいと思ったのは、衣服ではなくフィギュアの方のジオメトリを編集する事でした。Victoria4は素晴らしい造型のフィギュアですが、お尻の形、特に座った時の形はリアルじゃないなあと感じてしまう点です。しかし、座った時のお尻の形をゼロポーズで編集するのは実に難しく、ゼロポーズに対してデフォーマ(DAZ Studioの唯一のジオメトリ編集機能)が作用してしまうDSではお手上げでした。
今回はCarrara8Proのこの機能を使って、つい触ってみたくなるようなお尻の形にすることを目指します。

この機能の使い方は簡単です。アセンブルルームでのジオメトリ編集自体はバージョン7にもありましたしね。
流れを簡単に説明しますと…

(1) 画面右下のInstancesタブで編集したいフィギュアのModelノードを選択します。これが、オブジェクト本体なんですね。
アセンブルエディット Modelノードを選択

(2) メニューアイコンの中から、「Edit Vertex Object」をクリックします。これで、ジオメトリ編集モードに入りました。選択されたフィギュアはゼロポーズに戻ります。
アセンブルエディット メニューアイコン ジオメトリ編集

(3) 画面右上の項目が機能に合わせて変化しますので、Edit Modeを「Animation Mode」にクリックして変えます。これで、フィギュアが元のポーズになり、そのまま編集できるようになります。
アセンブルエディット アニメーションモードへ切り替え

(4) その下の項目からMorphタブに切り替え、編集するモーフターゲットを選択し、ペンアイコンをクリックすることで、そのモーフを編集することができます。新しいモーフターゲットを作成したい場合は、いずれかのグループをリスト上で選択した状態で+アイコンをクリックすればOKです。
アセンブルエディット モーフを編集

(5) Carraraの豊富なジオメトリ編集機能を使って、思う存分いじりまわします。

(6) 編集が済んだら、チェックアイコンをクリックして下さい。モーフターゲットへの編集が確定されます。
アセンブルエディット モーフ確定

(7) メニューアイコンの「Finish Editing」をクリックしてジオメトリ編集モードを抜けます。
アセンブルエディット メニューアイコン 編集終了

(8) フィギュアは編集開始した時の状態に戻りますので、作成したモーフターゲットの値を1にします。

編集した内容はモーフとして保存されますので(と言うより編集結果の受け皿としてモーフを用意するというのが正しいでしょうか)、再利用がしやすく、やり直しも楽です。
編集時には、プレビューをDirector's Cameraにしておくのがオススメです。DSでのPerspective Viewのように操作が履歴に残らないカメラなので、アングルを変えつつジオメトリの編集が気兼ねなくできます。


■今日の一枚

お尻に座った時用のモーフを追加したV4で、仕上げにレンダリングしてみました。
ライティングや肌のシェーダはV4Eliteに付属していたものを、髪はせっかくなのでCarrara用のダイナミックヘアを使っています。結局お尻の変形には左右各1ポリゴンを移動させるだけでいい形になりました。パンツにもフィギュアと同じ様にフィギュアにフィットするモーフを追加してあります。
奥の方を少しボカしてあるのは、Carraraで同時にレンダリングしたDepth(マルチパスレンダリング)を元にフォトレタッチソフトで処理しました。

今回実は1つ困ったことがありました。変形箇所が複数のパーツにまたがっていたためフルボディモーフという形でモーフを作成したのですが、できあがったモーフの値を上げてみると、編集した覚えの無い、両肩と両足首にくぼみが発生してしまうのです。それに、微妙に胴にも変化が起こっていました。ゼロポーズで編集しなかった弊害かとも思いましたが、ポーズをつけて編集できるのがウリなのに?と解せません。対処療法として、今回はパーツごとにモーフをobjファイルに出力して必要な部分のみをモーフターゲットとして読み込むという事をしました。
最初この機能が紹介された時は、フィギュアに着せた衣服をそのまま編集できるという説明でしたから、フィギュアそのものを編集するのは想定外のことなのでしょうか?

丸いお餅
Character:Bombshell Beauties V4 Joanie
Skin:V4 Elite Texture Lana
Hair:ModaCuts AtoE
Costume:Waiting V4/A4 , Pure Seduction for Waiting V4/A4
Prop:DM's Temptation

※アメリカだと年齢制限かかりそうですが、日本だとグラビアとかでこういうのありますよね(゚Д゚;)

上の画像にSSS(Sub-Surface Scattering)が使われていない肌マテリアルを使っていたことに気づきましたので、もう1枚レンダリングしてみました。こちらはSSSの使われているマテリアル(Adv.とついているもの)を適用してあります。
まさに桃



今回のツールと画像の素材はこちら

Carrara 8

Carrara 8 Pro

V4 Elite Texture: Lana

Bombshell Beauties V4 Joanie

ModaCuts AtoE

AD Waiting V4A4
Waiting V4/A4
AD Pure Seduction for Waiting V4A4
Pure Seduction for Waiting V4/A4
AD DMs Temptation
DM's Temptation



Comment

Carrrara

Carrraraも7にして、8待ちなのですが、 人物の
肌のシェーダなど よくわかりません
ローカルでつかいたいのですが、 なにぶん英語がわかりません
http://digitalpainters.net/index.php?PHPSESSID=c45f4b84e8666e10cc49a022e1b35ce4&topic=336.0
などに あるのですが 
Carrrara POSER DAZSUTUSIOの連携などの記事も
よろしければ、 希望です。




毎回興味深く読ませていただいております。
なんという見事なお尻・・・Carrara8って何気にすごい機能が搭載されてるんですね。V4のお尻については私も常々思っていました。なんとか修正する方法はないものかと・・・。
Carrara7にアップグレードしたら、Carrara8のベータ版が更新されるたびにAvailable Downloadsに入ってくるようになったので、一応インストールだけはしてあります。ちょっといじってみようかしら。(;´∀`)

> eioさん
コメントありがとうございます。
私もCarraraについてはまだまだ勉強中ですので、記事にするほど知っていることはまだほとんど無いのです。
リンク先のビデオチュートリアルは良いですね。勉強になります。
今回のシーンを組み立てる上で注意しなければいけなかった点は、Carrara用のシェーダプリセットを使う手順でした。まずフィギュアのModelノードを選択してテクスチャルームへ移動>ブラウザからシェーダを右上のShaderタブの色分けされたカラーボールにドラッグ&ドロップする必要がありました。インストールしたプリセットがブラウザに出ていない場合は、ブラウザのメニューからAdd Folderする必要があります。

> とうふさん
お尻を褒めていただいてありがとうございます(変なコメントになってしまいました(゚-゚;))。まだ不明な部分もありますが、かなり使えそうな新機能ですよ!ただ、Pro版の機能になる点はご注意下さい。
編集時はSoft Sel.がポイントです。
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