UberEnvironment Light Shader IBL/HDRI その1:使い方
Category : UberEnvironment
今回は、Daz Studioのもう一つのライトプラグイン(正しくはライトシェーダでしょうか)『UberEnvironment Light Shader IBL/HDRI』(以下UberEnvironmentと略します)を紹介します。
『Light Dome Pro 2』がライトを複数使うことでリアルなライティングを実現しているのに対し、こちらはHDRI(High Dynamic Range Images)によるIBL(Image-Based Lighting)によって、それを実現します。
『Light Dome Pro 2』については、以前のエントリーを参考にしてください。

※現在この製品の進化版がDAZ Studio 3 Advancedに標準搭載されています。
■レンダリングサンプル
まずはUberEnvironmentを使ったレンダリング画像を見てもらいましょう。

この画像は、「KHPark」というプリセットを使ってレンダリングしたものです。
腿から上の画像と、お腹の画像は別々にレンダリングしたものを1つにまとめました。
■使い方
シーンにオブジェクトを配置したら、Contentタブで Studio > Lights > UberEnvironment を開きます。

!UberEnvironmentで始まる名前のファイルがプリセットで、Set Qualityで始まるのがAO設定のプリセットです。
!UberEnvironmentのプリセットをどれか読み込んでみましょう。Base以外は画像(Environment Map)を使ったものになります。次に、Sceneタブに現れたUberEnvironmentオブジェクトを選択します。すると、Parametersタブに設定が表示されます。
まず、Ray traceをOffにしてください。これは、AO(Ambient Occlusion)のスイッチです。AOを使うことでリアルな陰影ができるのですが、レンダリング時間が長くなりますので、まず外します。
レンダリングしてみましょう。

そのままだと、自分の思った方向からライトが当たってないと思います。ちょっと面倒なのですが、オブジェクトとカメラのほうを回転させて、ライトの当たる方向を変える必要があります。
Create > New Null でNullオブジェクトを作り、それをシーン内のオブジェクトとカメラの親にする(Sceneタブで、オブジェクトをNullにドラッグ&ドロップする)と、Nullオブジェクトを回転させるだけでいいので便利です。
ライトの明るさはIntensity Scaleで変えられます。
次に、先ほどOffにしたRay traceをOnに戻します。
改めてレンダリングすると、このように、服のすそや鼻の穴など、光が届きにくい部分に影が追加されます。

この影を細かくするには、設定をいじればいいのですが、すでに[XLo Lo Med Hi XHi]の5段階のプリセットが用意されています。ContentタブにあったSet Qualityで始まるファイルがそれです。
ただし、設定を高くするほどレンダリング時間が伸びますので、注意してください!!
また、半透明テクスチャを使った部分はレンダリング時間がかなりかかるようですので、調整中はフィギュアの髪を非表示にしておくのがいいでしょう。
パラメータの調整をし、XHiでレンダリングしたのが、レンダリングサンプルで示した画像です。
今回のツールと画像の素材はこちら
『Light Dome Pro 2』がライトを複数使うことでリアルなライティングを実現しているのに対し、こちらはHDRI(High Dynamic Range Images)によるIBL(Image-Based Lighting)によって、それを実現します。
『Light Dome Pro 2』については、以前のエントリーを参考にしてください。

※現在この製品の進化版がDAZ Studio 3 Advancedに標準搭載されています。
■レンダリングサンプル
まずはUberEnvironmentを使ったレンダリング画像を見てもらいましょう。

この画像は、「KHPark」というプリセットを使ってレンダリングしたものです。
腿から上の画像と、お腹の画像は別々にレンダリングしたものを1つにまとめました。
■使い方
シーンにオブジェクトを配置したら、Contentタブで Studio > Lights > UberEnvironment を開きます。

!UberEnvironmentで始まる名前のファイルがプリセットで、Set Qualityで始まるのがAO設定のプリセットです。
!UberEnvironmentのプリセットをどれか読み込んでみましょう。Base以外は画像(Environment Map)を使ったものになります。次に、Sceneタブに現れたUberEnvironmentオブジェクトを選択します。すると、Parametersタブに設定が表示されます。
まず、Ray traceをOffにしてください。これは、AO(Ambient Occlusion)のスイッチです。AOを使うことでリアルな陰影ができるのですが、レンダリング時間が長くなりますので、まず外します。
レンダリングしてみましょう。

そのままだと、自分の思った方向からライトが当たってないと思います。ちょっと面倒なのですが、オブジェクトとカメラのほうを回転させて、ライトの当たる方向を変える必要があります。
Create > New Null でNullオブジェクトを作り、それをシーン内のオブジェクトとカメラの親にする(Sceneタブで、オブジェクトをNullにドラッグ&ドロップする)と、Nullオブジェクトを回転させるだけでいいので便利です。
ライトの明るさはIntensity Scaleで変えられます。
次に、先ほどOffにしたRay traceをOnに戻します。
改めてレンダリングすると、このように、服のすそや鼻の穴など、光が届きにくい部分に影が追加されます。

この影を細かくするには、設定をいじればいいのですが、すでに[XLo Lo Med Hi XHi]の5段階のプリセットが用意されています。ContentタブにあったSet Qualityで始まるファイルがそれです。
ただし、設定を高くするほどレンダリング時間が伸びますので、注意してください!!
また、半透明テクスチャを使った部分はレンダリング時間がかなりかかるようですので、調整中はフィギュアの髪を非表示にしておくのがいいでしょう。
パラメータの調整をし、XHiでレンダリングしたのが、レンダリングサンプルで示した画像です。
今回のツールと画像の素材はこちら
![]() Victoria 4.2 Starter Bundle | ![]() Victoria 4.2 Muscle Morphs | ![]() Briana | ![]() Radiant Jaguar Hair |
![]() Hongyu's SportBaby for V4 |
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