FC2ブログ

CarraraのNormal MapとLOD

Category : Carrara
以前『Normal Mappingを使ってみる』にて、DAZ Studio 3(DS3)の新機能としてのノーマルマッピングと、それにからめたLODモデルについて記事にしました。
Carraraでは以前からプラグインによってNormal Mapが使えたのですが、バージョン8になってPro版の機能としてそれが使えるようになりました。また、DAZ3DのフィギュアV4とM4に先日のバージョンアップによりLOD(Level of Details)モデルが付属するようになりました。
そこで今回はCarraraのNormal Mapを使ってみるとともに、LODモデルの使い方も見ていきたいと思います。

ノーマルマップCarrara SS

※Advanced LODについて記事を修正しました。

■LODモデルを使う

DSと同じくCarraraにもポリゴン数の違うモデルを読み込み、それを切り替えて表示することができる機能があります。ゲームでよく使われる機能で、遠くにあるオブジェクトはポリゴン数の少ないモデルに切り替えて、レンダリングにかかる負荷を下げようというものです。Carraraなどの3DCGソフトでそれを使うメリットとしては、ゲーム用にデータを作る場合や、シーン内に多数のフィギュアを並べる場合などが考えられます。

フィギュアのルートを選択すると、プロパティトレイのGeneralタブにParameters - Level of Detailsという項目が現れます。
ノーマルマップCarrara Generalタブ

「Add LOD」ボタンをクリックするとobjファイルを選択するダイアログが出現しますので、適当なLODモデルを選択して下さい。その次に出現するダイアログでは名称を決めることができます。
ノーマルマップCarrara LOD名前付けダイアログ

先に書いた通り、2010年6月のバージョンアップにより、DAZ3DのV4とM4フィギュアにそれぞれ4つのLODモデルが付属するようになりました。それはフィギュアをインストールしたランタイムの以下の場所にobjファイルとしてインストールされています。
 V4 - Geometries\DAZPeople\blMilWom_v4b_LOD\
 M4 - Geometries\DAZPeople\blMilMan_m4b_LOD\
例えばV4の場合下の画像のように4つのLODモデルが含まれています。
ノーマルマップ V4LODメッシュ

その下の「LOD Options」ボタンをクリックすることで、LODについての設定をするダイアログを開く事ができます。
ノーマルマップCarrara LODオプションダイアログ

ここでは2種類のモードが選択できます(Baseが標準のモデルです)。
・Simple LODプレビューとレンダリングそれぞれに使用するLODを指定します。
・Advanced LODカメラからの距離でLODを切り替えます。Beyond Distanceよりも近い遠い位置にあるフィギュアが指定LODに切り替わります。一番小さいBeyond Distanceよりも近いとBaseに切り替わるようです。

ただし、現在のバージョンではSimple LODの場合はViewportがBaseだとレンダリングもBaseになってしまいます。また、Advanced LODの場合はレンダリングに反映されません。残念ながら思ったとおりの動作をしてくれない感じですね。

LODを使っていて気が付いたのですが、LODを付加したフィギュアに対してPoserコンテンツ(モーフやポーズ)を2つ以上読み込むと、LODモデルがちょっと直視できない感じにメタモルフォーゼしてしまいます(゚Д゚;)
どうやらモーフや変形が重複して作用しているみたいです。
こうなってしまった場合は以下のようにします。

 (1)プロパティトレイのNLAタブを開き、「Create Master Pose」ボタンをクリックしてClipを保存します。
 (2)GeneralタブのParameters - Misc欄の「Zero Figure」ボタンを2回クリックしてフィギュアを初期化します。
 (3)NLAタブを開き、「Load Clip Data」ボタンをクリックして先ほど保存したClipを読み込みます。

これらの機能について詳しくはこの記事をご参照下さい。


■Normal Mapを使う

一方ノーマルマップはバンプマップと同じ様に、テクスチャによってオブジェクトの表面に凹凸を表現する手法で、バンプマップよりもよりダイナミックな凹凸を生じさせる事ができます。Poserはバージョン8から、DAZ Studioはバージョン3から、そしてCarraraはバージョン8Proから標準機能として使えるようになり、これから販売、配布されるPoserコンテンツに使われる可能性は日々増してきています。

ノーマルマップの作成法などは以前記事にしたDSのものをご参照下さい。
今回もその記事で製作したV4_LOD_4KをBaseモデルのディテールに近づけるためのノーマルマップを使います。

ノーマルマップの使い方は簡単、シェーダーツリーのBumpチャンネルに「Normal Map」サブシェーダーを選ぶだけです。するとノーマルマップの設定が出てきますので、Loadアイコンをクリックして使うNormal Mapを指定します。
ノーマルマップCarrara ノーマルマップサブシェーダー

次にTop ShaderをクリックしてBumpチャンネルのBump Amplitudeを100%にします。
ノーマルマップCarrara トップシェーダー

もともとのバンプマップが存在する場合は、「Operators > Add」サブシェーダーにしてノーマルマップとテクスチャマップを加算すればいいみたいです。強度の調整はテクスチャのBrightnessで行います。

3種類のレンダリング画像を並べてみました。

 ・Baseモデル
ノーマルマップCarrara V4ハイポリ

 ・LOD_4Kモデル
ノーマルマップCarrara V4ローポリ

 ・LOD_4Kモデル + Normal Map
ノーマルマップCarrara V4ローポリ+ノーマルマップ

Baseモデルで約66K(66000)ポリゴン、LOD_4Kモデルで約4Kポリゴンですから、そのディテールの差は明らかです。顔も怖いです…。しかしながらLOD_4Kモデルにノーマルマップを使うことで、ある程度のディテールの回復が見られます。耳や鎖骨、お腹などが分かりやすいと思います。DSでの検証結果と同じですね。
LODモデルでは目のEye Surfaceや爪に当たるサーフェイスがありませんので、その部分のハイライトは消えてしまっています。



今回のツールと画像の素材はこちら

Carrara 8 Pro

Angel for V4

V4A4 Bun Hair

Bun Hair Textures




Comment

非公開コメント

著書
カレンダー
09 | 2019/10 | 11
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
検索フォーム
プロフィール

Kotozone

Author:Kotozone
製品の取扱説明書を読むのが大好きです

FC2ブックマーク
最新記事
カテゴリ
タグリスト

DSプラグイン V4 ライト マテリアル DSシェーダ DS基本 セール Genesis IBL アニメーション タブ解説 iray LuxRender ダイナミッククロス スクリプト Genesis2 ShaderMixer セットアップ バージョンアップ Download レタッチ カスタマイズ トゥーン SSS Photoshop ウェイトマップ NGM ファー 物理シミュレーション ERC D-Form Miki2 IDL 大気 M4 カラーコレクション ボリューム Hexagon Terrain パーティクル Genesis3 モーフセット Genesis8 V5 カメラ アナグリフ インスタンス GIMP 3Dプリント ロボット RAMDisk SLG ダイナミックヘア K4 V8 Python モーションキャプチャ Linux 日本語訳 

最新コメント
リンク
月別アーカイブ
ご意見ご感想はこちらに

名前:
メール: 
件名:
本文: 

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

最新トラックバック
FC2カウンター