DAZ Studioでの目のマテリアル設定

Category : Tips
『Victoria 4の目』の記事にてVictoria 4の目の構造とそのサーフェイスがどのように使われているかをご紹介しました。そこで今回は本題の、目のマテリアルをDAZ Studio(以下DS)で調整するTipsをお送りしたいと思います。

V4EyesDS SS

■DS用マテリアル

DAZ3Dで販売されるキャラクターセットの大部分にはDS用に調整されたマテリアルが付属しています。
そこで前回の様にV4フィギュアにDS用のマテリアルのみを適用したものをレンダリングしてみました。ライトには同じくまにほにさんの『MH Base Lights set』を使わせていただきました。
レンダリングにはDAZ Studio 3.1.0.148Advancedを使っています。

V4EyesDS レンダリング Hires
『Victoria 4 Skin Maps (High Res)』
特にコメントはありません。


V4EyesDS レンダリング Actual
『Actual Eyes 2』
DS3Advanced版のShader Mixerを駆使したマテリアルになっており、他の目とはまったく違う感じになっています。ただし、このクオリティを実現するにはRenderタブの設定を
 Pixel Samples X:9 Y:9
 Shading Rate 0.01
にすることを求められます。0.01って!∑(゜∀゜)
目のマテリアルだけの製品なので、肌は『Victoria 4 Skin Maps (High Res)』を使っています。


V4EyesDS レンダリング Isa
『Aiko 4 Isa, Realistic Textures』
写り込みとハイライトがきれいに出てますね。


V4EyesDS レンダリング Lana
『V4 Elite Texture Lana』
なぜかハイライトが入ってません。
この後の項目を参考にEyeSurfaceにハイライト(スペキュラ)を入れることをオススメします。




■目のマテリアルの調整

さてここからは、DS用のマテリアルが付属していないキャラクターをDSで使う上で、どのようにしたらPoserと同じ感じにレンダリングできるかのポイントをご紹介します。
今回取り上げさせていただくのは『MH Rain for V4』です。
これをそのままDSでレンダリングするとこのようになってしまいます。
V4EyesDS レンダリング Rain Poserマテリアル

テクスチャにハイライトを描き込まないタイプですね。
目のマテリアルには代替鏡面に異方性ノードをつないだハイライトが用いられる場合が多いので、それはDSに読み込んだ時に無視されてしまいます。そのため、大部分は修正が必要になります。順に見て行きましょう。
ここからはSurfacesタブでの作業になります。

(1) まずバンプマップの強度を補正します。5_Corneaから7_Tearまでの範囲のサーフェイスを選択してBump欄のNegativeを0にPositiveを2.54にしました。これでPoser上と同程度の凹凸がつきます。
V4EyesDS レンダリング Rain 修正1

(2) 次に透明のサーフェイスにハイライトが入るようにします。5_Cornea、7_EyeSurface、7_TearのMultiply Through OpacityをOffにしました。これがOn(初期値)になっていると、サーフェイスが透明度が高くなればなるほど他の効果も減衰していきます。
V4EyesDS レンダリング Rain 修正2

(3) ハイライトが大きすぎるので適度な大きさと強さに調整します。5_Cornea、5_Sclera、ついでに7_TearのSpecular colorを白に、Glossinessを80~90%ぐらい(この例では80%)にしました。
V4EyesDS レンダリング Rain 修正3

(4) ハイライトがぼんやりしているので、これをクッキリさせます。5_Cornea、5_Sclera、ついでに7_TearのLighting ModelをGlossy(Plastic)に変更しました。ハイライトは鋭く締まりますので、レンダリング結果を見て必要であれば再度(3)を調整して下さい。
V4EyesDS レンダリング Rain 修正4

(5) ここからはおまけの調整です。通常は(4)までで十分です。
暗めの照明でも目立つ様にハイライトを強化します。7_EyeSurfaceに(3)と(4)の調整を施しました。

目のマテリアル調整後のレンダリング画像が次のものになります。
V4EyesDS レンダリング Rain 修正後

今回はマテリアル調整のポイントを解説するために一つ一つご紹介してきましたが、とうふさんのフリースクリプトSkin Shader Preset (for DAZ Default Shader) を使えば一発で肌も含めたマテリアルがDS向けに設定されます。すごく便利ですよ。



今回の画像の素材はこちら

Victoria 4 Skin Maps (High Res)

Actual Eyes 2

Aiko 4 Isa Realistic Textures

V4 Elite Texture: Lana

AD MH Rain for V4
MH Rain for V4



Comment

こんばんは。拙作のスクリプトを紹介していただいてありがとうございます。
「目は口ほどにものを言う」の言葉通り、目のマテリアルはとても大事ですよね。目のテクスチャを変えたりしただけで表情が一変しますし。
それにしてもActual Eyesの推奨Shading Rateが0.01とは驚きました。Σ(´∀`;) かなり詳細なテクスチャを使っているんでしょうか・・・。

とうふさんコメントありがとうございます。
こちらこそ、スクリプト便利に使わせていただいています。
改めて記事として書いてみると、V4の目の構造やマテリアルについて製作者の意図みたいなものが見えてきて実に興味深かったです。
Actual Eyesの件ですが、白目に発生するAOを詳細に描画するための数値みたいです。Shading Rateが0.2の場合でも、ScleraのAO Samplesを上げてやれば一見同じレンダリング結果になりました。目のドアップにすると差が出るのかもしれませんけど、あんまりそんなレンダリングしないですよね。
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