Bryce 7を使う

Category : Bryce
先月末に3D景観作成ソフト『Bryce 7』が発売になりました。
Bryce 7には3バージョンがあり、ライトドームやインスタンスラボなどの新機能を盛り込んだPro版と、低価格な通常版、個人での使用、非商用用途にのみ許された無料版のPLE(Personal Learning Edition)に分かれます。
現在Bryce 7はセール中で、最大45%オフ(プラチナクラブ会員なら61%オフ)となっています。セール期限は予想通り延長されて今月いっぱいとなっています。
PLEは無料なので、それで試してみて、本格的に使いたいと思ったらセール期間中に通常版もしくはPro版を購入するというのが良いと思われます。機能的にはPLEと通常版は同じ様ですが、PLEは(デフォルトプリセットを含む)アプリケーション単体のみでボーナスコンテンツなどは付いていません。

※2012年2月よりBryce 7 Proが無償提供されるようになりました。
※無料期間が終了し、Bryce 7 Proが$19.95という低価格に改定されました。


Bryce 7 Pro




■Bryce 7のインターフェース

Bryceは一画面に操作を集中させたインターフェースとなっています。大きく上下左右の4つのパレットに分かれており、それらはスペースキーを押しながらドラッグすることで移動する事が可能です。初期位置に戻すには、メニューバーEdit > Reset Paletts を実行して下さい。

Bryceインターフェース 画面

・メニューバーシーンの保存などのメニューです。
・作業ウィンドウ中央の作業エリアです。この中に表示されたオブジェクトがレンダリングされます。
・ツールパレット生成・編集・天候と3種類のパレットに切り替える事ができます。
・生成パレット地形やライトの作成を行います。
・編集パレット選択したオブジェクトを移動させたりします。
・天候パレット空の設定を行います。
・ナノ・プレビュー作業ウィンドウを簡易レンダリングしたものが表示されます。
・メモリードット作業ウィンドウの表示を記憶・復元するためのドットです。カメラ位置を記憶させるのが主な目的になりそうです。
・ビュー・コントロール作業ウィンドウの表示を切り替えます。パースの付くディレクターズ・ビューとカメラ・ビュー、そしてパースの付かない上方・右・正面・左・背後・下方のビューが用意されています。
・カメラ・コントロールディレクターズ・ビューとカメラ・ビューの場合にビューを操作できます。
・レンダー・コントロールレンダリングを開始するアイコンなどがあります。
・情報表示エリア選択したオブジェクトの情報などが表示されます。
・詳細表示パレット作業ウィンドウの表示を切り替えたりする事ができます。パースの付かないビューを操作するのもここからです。
・パレット切り替え選択パレットとアニメーション・コントロールを切り替えます。
・選択パレットシーン内のオブジェクトを選択するためのアイコン群です。各アイコンをクリックするとシーン内の同オブジェクトがすべて選択されます。また、マウスボタンを長押しすることで、オブジェクトリストが出現し、1つのオブジェクトのみを選択する事もできます。
・アニメーション・コントロールアニメーションに関する操作ができます。



■操作メモ

私もbeta版が公開されたあたりから、ちょくちょくBryceを使ってみていました(現在はPLEを試しています)。使っていると、いつも使っているソフトと比較してこれはできないのか、あるいはいつも使っているソフトと同じ事をするためにはどうすればいいのかなど、どうしても思ってしまうものです。それぞれのソフトの特性を生かすためには、こういう考えはあまり意味の無い事です。しかしながら、Bryceでの作業をやり易くするために、いくつかのポイントを発見しましたのでメモとしてまとめて書き出してみました。

 作業ウィンドウ
・レンダリング後に表示を戻すには、詳細表示パレットのDisplay ModesアイコンBryceインターフェース Display Modesアイコンをクリック。
・Display Modesアイコンを長押しするとメニューが出現して、OpenGLを使ったテクスチャシェーディングプレビューにも切り替えられる。
・右向き△はプリセットの印。とりあえずクリックしてみるべし。

 レンダリング
・レンダリングサイズを変更するにはメニューバーから File > Document Setup を実行する。Document Resolutionが作業ウィンドウの大きさで、Render Resolutionがレンダリングサイズ。
・Bryceのウィンドウ内をクリックするだけでレンダリングが中断される。
・中断したレンダリングを再開するにはResume Renderボタンをクリック。
レンダー・コントロールのオプションメニューのPriorityを変更することでBryceアプリケーションのレンダリング時の動作優先度を設定できるみたい。ただ、PLEの制限なのか、4コアCPUの場合でもNormalで2コアの100%使用のみ、Highで4コアの50%使用という、CPUパワーを半分しか使わない結果に。
・テストレンダ時にレンダリング時間のかかる髪などをレンダリングしないようにするには、選択したオブジェクトの右横に出現するオブジェクトボタンAアイコンをクリックしてGeneralタブのHiddenにチェックを入れる。
・レンダリング画像を保存するには、メニューバーの File > Save Image As ではなく File > Export Image を使う(PC環境によって強制終了してしまうため)。

 選択
・作業ウィンドウでの選択時に、オブジェクトが重なっていて選択できない場合はCtrlキーを押しながら左クリックで選択メニューが出現する。
・ウィンドウ下部の選択パレットで多彩な選択が可能。作業ウィンドウでの選択作業は難しいので、こちらで行おう。
・カメラやDAZ Studioからインポートしたフィギュアなどを選択するには▽アイコンから選択オプションを出すと良い。
・Shiftキーを押しながらでメニューからも複数選択が可能。
オブジェクトボタンの2段目■アイコンをクリックすると色によってファミリーを設定できる。選択パレットのファミリーツールで同じファミリー属するオブジェクトを一括選択可能。
・オブジェクトを複数選択した時にオブジェクトボタンに加えられるGアイコンをクリックするとグループ化。

 マテリアル
オブジェクトボタンMアイコンをクリックするとマテリアルラボに入れる。
・複数選択していたり、グループ化したオブジェクトのすべてにマテリアル編集が行われる。Cancelで抜けてもマテリアルが均一化されてしまう。
・カラーの指定を数値で行いたい場合は、Altキーを押しながらクリック。
・テクスチャ・コンポーネント・ウィンドウの3枚のサムネイルの左がcolorチャンネル、真ん中がValueチャンネル、右がBumpチャンネル。
・Specular Haloがスペキュラの大きさ。輝度が高いほど大きくなる。数値指定必須。
・Metallicityはスペキュラにディフューズカラーをブレンドする割合。金属の鏡面反射光を表現するためのもの。Reflectionを持つマテリアルに特に有効。
・Bumpにテクスチャを使う場合、Valueチャンネルが使われる。
・Refractionは100で屈折なし。

 DAZ Studio 3(DS3)からのインポート
・DS3でオブジェクト選択後、メインメニューFile > Send to Bryce でそのオブジェクトをエクスポート。着用した服などは一緒に転送される。
・インポートしたフィギュアはグループ化されているので、マテリアル編集をする前にオブジェクトボタンUアイコンをクリックして解除。
・インポートしたフィギュアはマテリアルグループで分割される。ポーズ変更などは無理。


■今日の一枚

今回はDSからフィギュアをインポートしてBryce 7 PLEでレンダリングしてみました。
せっかくマテリアルプリセットの充実したBryceなので、今回は地形ではなくアクセサリーを主題にしてみました。背景及びライティングはHDRIによるIBLと補助のスポットライトを3灯配置しました。この髪の占める面積とソフトなライティングによってレンダリング時間が恐ろしいほどになってしまうので、これがレンダリングサイズです。

Bryceインターフェース IBLレンダ1
Character:Bombshell Beauties V4 Joanie
Hair:Lovy Hair
Costume:Frangipani Dress for V4 , Frangipani Dress Textures
Accessory:V4's Jewelry Box

せっかくのアクセサリーが小さく目立たなくなってしまったので、アップにしてもう一枚レンダリングしました。

Bryceインターフェース IBLレンダ2



今回の画像の素材はこちら

Bombshell Beauties V4 Joanie

Frangipani Dress for V4

Frangipani Dress Textures

AD Lovy Hair
Lovy Hair
AD V4s Jewelry Box
V4's Jewelry Box



Comment

No title

Daz はアプリを
Daz Studio だけしか Mac OS X.8 に対応させてくれないので残念です。

Mac OS X.6 を使える Mac の時には、Bryce ではシーンを造る等、
全てのアプリが使えたのですが、その Mac が壊れてしまって、

OS X.8 の Mac を買うしかなくなったら駄目、
OS X.8 が出てからかなり経ち、もうすぐ OS 9 が出そうだというのに、
やる気が無いのでしょう。

sugarさんこんばんは。
Bryceが動かなくなったのはLionからですか。そろそろバージョンアップして、OSX.9対応版を出して欲しいところですね。

No title

Hxsagon, Carrara も OS X.7 からずーっと未対応のままで、
Top Sellers とかいう Mail をくれても、
古い使えない物を投げ売りしているとしか思えません。
非公開コメント

著書
カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
検索フォーム
プロフィール

Kotozone

Author:Kotozone
製品の取扱説明書を読むのが大好きです

FC2ブックマーク
最新記事
カテゴリ
タグリスト

DSプラグイン V4 マテリアル ライト DSシェーダ DS基本 セール Genesis IBL アニメーション タブ解説 iray LuxRender ダイナミッククロス Genesis2 スクリプト セットアップ ShaderMixer レタッチ Download カスタマイズ SSS トゥーン バージョンアップ Photoshop ウェイトマップ NGM ファー D-Form ERC Miki2 IDL 大気 M4 物理シミュレーション ボリューム Terrain カラーコレクション Genesis3 モーフセット パーティクル インスタンス カメラ V5 アナグリフ RAMDisk ロボット ダイナミックヘア Hexagon GIMP 3Dプリント SLG モーションキャプチャ Python K4 Linux 日本語訳 

最新コメント
リンク
月別アーカイブ
ご意見ご感想はこちらに

名前:
メール: 
件名:
本文: 

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

最新トラックバック
FC2カウンター