Reality その4:特殊な小道具

Category : Reality
『Reality 1.0 for DAZ Studio』プラグインについてご紹介してきましたが、今回の記事をもって用意されているものをひと通り見てきた事になります。今回ご紹介するのは、DSコンテンツフォルダにインストールされる小道具についてです。これらはDAZ Studio(以下DS)上ではただの小道具(プロップ)ですが、RealityプラグインによりLuxRender上で特殊な働きをするように変換されます。具体的にはFog、LightPortal、Water Planeの3種類です。どんな働きをするのか、具体例と共にご紹介します。

Reality4 SS

■コンテンツフォルダにインストールされるもの

Realityプラグインのインストール時に、DSコンテンツフォルダの Props > Reality に3種の小道具が展開されます。
Reality4 付属コンテンツ 小道具

これらはLuxRender上で特殊な効果をもたらすためのものです。

 ・Fog
 <DSでの外観>
半透明な立方体です。
Reality4 フォグ DSシーン
※小道具が分かりやすいように着色してあります。
 <用途>
これはボリュームスポットライトを実現させるためのものです。
 <使用法>
立方体の外から中へ向かってスポットライトを配置します。
 <備考>
ライトの色は白(255,255,255)でないとボリュームが出ないようです。
 <LuxRenderでのレンダリング例>
Reality4 フォグ Luxレンダリング
Character:RMTH Lara for V4
Hair:DejaVu Hair
Costume:Shadowcaster , Shadowcaster Accessories , Prophecy for Shadowcaster (Shadowcaster Bundle)
Prop:Shadowcaster Spellribbons
Environment:Ultimate Backgrounds and Lights Set 02
Renderer:LuxRender through Reality plugin

 ・Light Portal
 <DSでの外観>
端の折れた平面です。
Reality4 ライトポータル DSシーン
※小道具が分かりやすいように着色してあります。
 <用途>
太陽光の差し込む屋内シーンに使い、窓の位置をレンダラーに明示するためのものです。それにより、レンダリングの効率化が図れます。
 <使用法>
窓のすぐ外に端の折れている向きが屋内を向く様に配置します。窓全体(複数の窓がある場合は全て)を覆う様にスケーリングして下さい。
 <備考>
使わない場合との差が分かりにくい上に、レンダリング速度(TotS/s)は大きく下がってしまうので、本当に有効なのか判断が尽きませんでした。
 <LuxRenderでのレンダリング例>
Reality4 ライトポータル レンダリング
Character:Vanessa for V4
Hair:Vanessa for V4
Costume:Hellsing V4
Environment:Japanese Flair
Renderer:LuxRender through Reality plugin

 ・Water Plane
 <DSでの外観>
細かく分割された平面です。
Reality4 水面 DSシーン
※小道具が分かりやすいように着色してあります。
 <用途>
波立つ水面を表現するためのものです。
 <使用法>
水面として適所に配置します。
 <備考>
マテリアルや波立ちの調整はRealityプラグインのMaterialsタブで行って下さい。水面に関してはこの小道具を使わなくても作ることが可能です。しかし、滑らかな水面にはメッシュが細かくないとだめのようですので、わざわざ用意してくれているのだと思います。
 <LuxRenderでのレンダリング例>
Reality2 RealityGirl1
※この画像の詳細については『Reality その2:LuxRenderでのポストワーク』をご参照下さい。


■Hide Pose

LuxRenderのレンダリング法では、クオリティを上げようと思うとどうしても長い時間がかかってしまいます。その原因の一つに、周囲のオブジェクトとの関係もレンダリング結果に影響するGIレンダリングだという点があります。リアリティのあるレンダリングになる分、計算量が膨大になってしまうのです。
そのため、ユーザーガイドでは視界に入らないオブジェクトを(DS上で)非表示にする事が推奨されています。そうする事で、使用メモリの削減とレンダリング時間の短縮が行えます。ただし、先程書いた通りGIレンダですので、レンダリング結果に影響を及ぼさない範囲で処理しないと本末転倒になりますのでご注意下さい。
DSコンテンツフォルダのRealityを開くと、V4キャラクター用のパーツを隠すポーズファイルが用意されています。これを活用してみて下さい。
Reality4 付属コンテンツ ハイドポーズ

これらのアイテムはただパーツを非表示にするだけですので、手動で行っても全然構いません。

そこで、非表示にする事の効果がどのくらいあるのか、下のようなシーンで試してみました。
くりっと目
Character:Saki
Hair:DejaVu Hair
Renderer:LuxRender through Reality plugin

このシーンはスタジオ撮影として、Sunライトを使わないでライティングを組み立ててみました。ポストワークとして色調整をしてあります。最小限の色補正をした2000S/pxのものに差し替えました。

このシーンの場合、キャラクターの胸から上しかカメラに入っていません。そこで、全てを表示したままレンダリングした場合と、両手首から先と腰から下、そして口腔内を非表示にしてレンダリングした場合のレンダリング速度を比べてみました。

全て表示
 レンダリング速度 30213TotS/s
 1000S/pxまでの時間 約4時間28分

視野外非表示
 レンダリング速度 36046TotS/s
 1000S/pxまでの時間 約3時間44分

※1000S/pxまでの時間はTotS/sから計算したものです。

効果は出ているみたいですね。
また、レンダリングが全ピクセルに渡って一度に進むのと、非透明マテリアルでも結構なレンダリング時間がかかるので見過ごしがちですが、半透明なフィギュア髪やフォグなどもレンダリング時間を消費する原因の一つですのでご注意下さい。


■シェーダープリセット

※この項目については私が独自に調べたものですので、予想外の動作をしてしまう可能性があります。お試しになる場合は自己責任でお願いします。

V4キャラクターをRealityプラグインへ持って行くと、マテリアルの調整が既にしてあるのに気付きます。胴体や顔のマテリアルとその他の肌のそれがちぐはぐで結局調整が必要になったりしますが、ともあれ、この自動調整はどうやって実現されているのでしょうか?

どうやら、ある場所に保存されているシェーダーファイルをオブジェクトの名前で判別して自動で読み込む、という仕組みがあるようなのです。
シェーダーの保存と言えば、『Reality その3:マテリアルなどの設定』でご紹介しました通り、RealityプラグインではSave ShaderボタンでLuxマテリアルを保存することができます。しかし、1マテリアルずつだったり、保存場所が毎回初期化されたりと、全マテリアルを保存・読み込みしていると時間がかかってしまいます。

具体的な事を書きますと、

 C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\DAZ 3D\Studio3\Reality\ShaderConfig (Windows7の場合)

に自動適用するシェーダープリセットのデータベースがあります。
上記フォルダの下にオブジェクト名(内部名)フォルダがあり、さらにその下にサーフェイス名のフォルダがあり、その中に「shader.rsf」というシェーダーファイルが入っています。
Reality4 ShaderConfigフォルダ

例えばV4の1_SkinFaceに適用するファイルは
 blMilWom_v4b_68498\1_SkinFace\shader.rsf
というファイルになります。
※内部名は『Figure Setup Tools』のSkeleton Setupタブか、シーン保存後のdataフォルダで確認することができます。

自動適用されるシェーダー設定に不満がある場合は、ここのファイルを置き換えてしまえばいいとゆう事でもありますね。見てみると汎用のV4SkinTorso用シェーダーはファイルが入ってなかったりします。
キャラクターバリエーションや服のテクスチャバリエーションなどへの対応は「RealityMaterialCatalog.rmc」内でテクスチャ名によって管理されているみたいですが、そのファイルに「絶対に編集しないで!!」と書いてあるのでそれ以上の調査はやめておきました。

ここにフォルダを作って保存したシェーダーファイルを置いておけば、対応するオブジェクトがシーンに存在する場合は、Realityプラグイン起動時にそのファイルを適用してくれる様になります。
私も試してみましたが、特に問題もなくすんなりと適用されました。
将来的にRealityプラグインの方で、「シェーダープリセットとして保存」という機能が追加されるといいですね。



今回のツールと画像の素材はこちら

Reality 4 - DAZ Studio Edition


Shadowcaster Bundle

Shadowcaster Spellribbons

Vanessa for V4

Japanese Flair

Saki

AD RMTH Lara for V4
RMTH Lara for V4
AD DejaVu Hair
DejaVu Hair
AD Ultimate Backgrounds and Lights Set 02
Ultimate Backgrounds and Lights Set 02




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