Dynamic Clothing Control その5:Ultimate Pattern Design Kit

Category : Dynamic Clothing
DAZ Studio(以下DS)のダイナミッククロス(DC:物理シミュレーションでリアルなひだを作れる衣服)は、それ専用に作られた製品群(ほとんどはプラグイン製作元のOptiTex社製)でしか動作しないものです。ユーザーからは以前から自分でモデリングしたメッシュをダイナミッククロスとして使いたいという要望がありました。しかしながら、同じく要望の多いWindows64bit版やMac版のプラグインさえもできていない状況です。そのため、DSのダイナミッククロスについて絶望的な気分になっていた方もいらっしゃると思います。

ところが最近になってOptiTex社の製品リリースが頻繁にあり、これは何か動きがあるのかなと気になっていました。そんな折に発売されたのが『Ultimate Pattern Design Kit』(UPDK)です。
この製品は、丈の調整できるドレス、ジャケット、シャツ、スカート、パンツ、ベルト、ブラ、ショーツと、いろいろな形と大きさの47種類の布がセットになっています。これが自由な形のダイナミッククロスが使いたいというユーザーへの回答の一つなのかどうかはわかりませんが、ある程度の自由度が生まれたのは確かです。
今回は特に47種類の布にターゲットを絞り、カタログ形式でご紹介していきたいと思います。

YoutubeのOptiTexDynamicClothチャンネルでは、UPDKを組み合わせてV4フィギュアに着せアニメーションさせたビデオが公開されています。どんな使い方ができるかの参考になると思いますので、一度ご覧下さい。
※この製品はDS本体に付属しているDynamic Clothingプラグインでも問題なく使用することができます。

UPDK SS

■注意点など

ところで、有料版のDynamic Clothing Controlプラグインは9月中旬にバージョンアップしました(Ver.1.0.8.13)。このバージョンを使用するには3.1.2.16betaかそれ以上のDS本体が必要ですので、十分にご注意下さい。
このバージョンアップのおかげかは確かめていないのですが、DCを着用したフィギュアをぐるっと1回転させる動きを付けてDrapeしても、DCが破綻しなくなっていました。これは嬉しい改良点ですね。

また、UPDKのインストーラは9つのファイルに分かれており、合計795.43MBという大容量です。私が購入した時は6ファイルしかダウンロードリストに入っておらず、一部のDCを読み込むとテクスチャが無いとエラーが出ました。同じ症状が出る方は「Itemized Order History」にてResetをクリックしてダウンロードし直してみて下さい。
ファイルの容量を占める大部分がテクスチャで、私は毎回思うのですが、共通化してファイルサイズを小さくして欲しいものです。特にこの製品のテクスチャは地味な布のパターンだけなのです。

UPDKをインストールすると、DSランタイムフォルダの People > Victoria 4 > Dynamic Clothing 内にUPDK_と接頭語の付いたフォルダが多数作られます。
実際にアイテムとして読み込めるものは13個だけです。それをDynamic ClothingタブのShapesポップアップメニューから、異なるジオメトリに切り替えて使うことができます。
UPDK Shapesメニュー

服の形をしているDCは袖や裾の長さを切り替えて使うのですが、UPDK_Shapesに分類されている布アイテムは全く違った形に切り替わるようになっています。それが全部で47種類にも昇ります。同梱のPDFファイルにもその画像がリストアップされてはいますが、もっと分かりやすいように今回そのカタログを製作した次第です。

布アイテムはリグ(コンフォーム服のようにフィギュアに合わせたボーン)がついておらず、いろんな形にカットされた(メッシュは細かいですが)1枚の布です。読み込んだ時点ではフィギュアの手前にZ+方向に表を向けて配置されます。
UPDK 布アイテム使用例1

フィギュアなどまとわせたいオブジェクトに合わせて移動・回転を行って下さい。ただし、拡縮をしてもDrape時に元の大きさに戻ろうとしますのでご注意下さい。
UPDK 布アイテム使用例2

布アイテムはフィギュアにFit toしているわけではないので、Dynamic Clothingタブの「Cloth actions affect」の設定は「All Cloth in Scene」で行うのが良いと思われます。
また、布アイテムの大きなものになると3m近くの丈があります。そのため1回のDrapeではシミュレーションし切らない事も多いので、その場合は引き続き何度かDrapeして下さい。
UPDK 布アイテム使用例3

穴の開いている布を首に通してポンチョみたいにしたり、腰に通してスカートみたいにしたり、家具を覆ってゴージャスな感じを演出したりと、使い方は様々です。
追加でもう一つ注意点がありました。シャツなどの衣服アイテム、布アイテム関係なく、Freeze Simulationしたあとにシーンを保存した場合、正常に保存できないようです。それを読み込むとDCの形が元に戻ったり別のものになってしまったりします。おそらく内部名が重複してしまうのが原因だと思われます。くれぐれもご注意下さい。

以下の項目では、布アイテムの元の形と、それを円筒にDrapeした形をカタログにしています。布アイテムの方の1マスの長さは約285cmで、相互のスケールの差が分かりやすいように揃えています。Drapeした形の方は円筒の半径を布がずり落ちないように変化させていますが、カメラからの距離は変えていません。


■UPDK_Shapes01-10

UPDK カタログ Shapes01-10 型
UPDK カタログ Shapes01-10 ひだ


■UPDK_Shapes11-20

UPDK カタログ Shapes11-20 型
UPDK カタログ Shapes11-20 ひだ


■UPDK_Shapes21-30

UPDK カタログ Shapes21-30 型
UPDK カタログ Shapes21-30 ひだ


■UPDK_Shapes31-40

UPDK カタログ Shapes31-40 型
UPDK カタログ Shapes31-40 ひだ


■UPDK_Shapes41-47

UPDK カタログ Shapes41-47 型
UPDK カタログ Shapes41-47 ひだ


■今日の一枚

MayukaさんにShirtとShape33とShape41を着せてみました。DC同士が重なり合うと引っ張られて形が崩れてしまうので、丈の変更や風ノードの追加などでそうならないようにしています。

ふんわりクロス
Character:Mayuka for V4A4
Hair:Super Bob Hair
Costume:Ultimate Pattern Design Kit
Light:UberSoft Lighting Kit
Shader:UberHair Shader Upgrade for UberSurface




今回のツールと画像の素材はこちら

Dynamic Clothing Control

UberSoft Lighting Kit

UberHair Shader Upgrade for UberSurface

Ultimate Pattern Design Kit

AD Mayuka for V4A4
Mayuka for V4A4
AD Super Bob Hair
Super Bob Hair



Comment

非公開コメント

著書
カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
検索フォーム
プロフィール

Kotozone

Author:Kotozone
製品の取扱説明書を読むのが大好きです

FC2ブックマーク
最新記事
カテゴリ
タグリスト

DSプラグイン V4 マテリアル DSシェーダ ライト DS基本 セール Genesis IBL アニメーション タブ解説 iray LuxRender ダイナミッククロス スクリプト Genesis2 ShaderMixer セットアップ Download レタッチ カスタマイズ トゥーン バージョンアップ SSS Photoshop ウェイトマップ NGM ファー ERC D-Form Miki2 IDL 大気 物理シミュレーション M4 カラーコレクション ボリューム Terrain Genesis3 パーティクル モーフセット V5 アナグリフ カメラ インスタンス RAMDisk ロボット Genesis8 3Dプリント GIMP SLG V8 ダイナミックヘア K4 Python Linux 日本語訳 モーションキャプチャ Hexagon 

最新コメント
リンク
月別アーカイブ
ご意見ご感想はこちらに

名前:
メール: 
件名:
本文: 

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

最新トラックバック
FC2カウンター