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Send In The Clonesで小道具の複製を作る

Category : Send In The Clones
DAZ Studio(以下DS)で弱い部分として、多量のオブジェクトを使ってのシーン作りがあります。DSはパワフルなアプリケーションですのでPC性能の許す限りのシーンを作ることはできるのですが、その効率的な運用ができるようには作られていません。この『Send In The Clones』は、小道具(Prop)の複製を作ることができるスクリプトです。その上、作成された小道具はマテリアルを共有するという利点があります。
今回は、このスクリプトの使い勝手を試してみたいと思います。

このスクリプトはPoser用も別に販売されています。
この記事を書いている時に、『Send In The Clones DS Pro』という上位版の製品が発売されました。こちらは小道具だけでなく、フィギュアなども複製できるようです。

clones SS

※Randomモードの値の偏りについて追記しました。

■使用上の制限

『Send In The Clones』を使用する上での注意事項などをまとめました。
この記事では複製元のオブジェクトをペアレント、このスクリプトによって複製されたオブジェクトをクローンと呼びます。

 ・複製できるのは親子関係の全く無い小道具のみです。
 ・クローンはペアレントとマテリアルを共有します。
 ・それぞれのクローンはマテリアル以外はペアレントとのリンクがありません。
 ・クローンはペアレントと同じ様にPCのメモリ等を必要とします。
 ・クローンの中心はオブジェクトの底部に変更されます。

親子関係の全く無い小道具とは、Sceneタブでこのように表示されているオブジェクトのことです。
clones sceneタブ 小道具

このスクリプトで作成されるクローンはインスタンスではありませんので、大量のクローンはシーンを重くします。ただマテリアルのみ共有されますので、その分のメモリは削減されます。

この製品にはサンプルデータとしてローポリゴンで作成された植物オブジェクトが3種類同梱されています。場所はインストールしたDSランタイムの下のPoserランタイム内の Props > LoRes Plants フォルダです。


■複製を作る

では実際に使ってみましょう。
Sceneタブで複製したい小道具を選択した後に、ContentタブのDSランタイムから Scripts > Utilities > SendInTheClones フォルダにスクリプト本体がインストールされていますので、それをダブルクリックして下さい。

clones contentタブ

何度も使うこのようなスクリプトは、アイテムを右クリックして出現するメニューから「Create Custom Action」を実行しておけば、メインメニューのScriptsから呼び出せるようになるので便利です。

このスクリプトには3つのモードが用意されています。

・In Lineクローンを一列に並べて複製します。
・MatrixクローンをワールドのXYZ軸について必要な数だけ格子状に複製します。
・Randomランダムに複製します。

パラメータについて、TRANSLATIONの単位はDSユニット[cm]になります。また、SCALEはParametersタブの数値を設定すると考えてください(0で変化無しになります)。200で200%の意味に、1で1%の意味になります。

In Line

clones ダイアログ inlineモード日本語

clones サンプル inlineモード

これが一番シンプルなモードです。ペアレントのクローンをTRANSLATIONで決めた数値分ずらして作成し、それを複製の数だけ繰り返します。クローンは上の画像のように一列に並びます。
 ・ROTATIONとSCALEはParametersタブの数値を指定するもので、ペアレントや一つ前のクローンに対しての相対的な数値ではありません。従ってクローンは全て同じ値を持ちます。
 ・TRANSLATIONにはオブジェクトのバウンディングボックス(外接する直方体)の大きさが自動で入れられています。そのまま複製すれば、直方体の小道具などは隙間無く並べることができます。

Matrix

clones ダイアログ matrixモード日本語

clones サンプル matrixモード

XYZ軸それぞれに複製する数を決め、格子状にクローンを作成するモードです。
 ・TRANSLATIONがクローン間の間隔になります。
 ・ROTATIONとSCALEはParametersタブの数値を指定するもので、ペアレントや一つ前のクローンに対しての相対的な数値ではありません。従ってクローンは全て同じ値を持ちます。
 ・ペアレントの位置からクローンは作成されますので、必要なければペアレントを非表示にして下さい。
 ・# of Clonesはすべて1以上にして下さい。

Random

clones ダイアログ randomモード日本語

clones サンプル randomモード

ランダムにクローンを作成するモードです。
 ・RANDOM MINIMUMとRANDOM MAXIMUMのTranの範囲内のランダムな位置にクローンを作成します。この数値はペアレントの位置とは関係ありません。
 ・ROTATIONとSCALEもMINIMUMとMAXIMUMで設定された範囲でランダムに変動します。ROTATION MINIMUMの値が0の場合はそのパラメータはランダム生成されず0になってしまいます。
MINIMUMとMAXIMUMの値の符号が同じ場合(Min50Max150など)、ランダムの生成法が変わるようで複製のスピードが落ち、値もMINIMUMとMAXIMUMの中間値になりがちになる傾向があります。
クローンを重ならないように配置するオプションがあったら良いのですが、現在完全ランダムみたいです。


■クローンのマテリアル

このスクリプトで作成されたクローンのマテリアルはペアレントと共有されます。と最初に書きましたが、それがどういうことなのかを解説していきたいと思います。
クローン作成後にSurfacesタブを見てみると、このようにサーフェイスリストにはクローンの分のサーフェイスが増えています。

clones マテリアル サーフェイスリスト

しかし、選択できるのはリストの一番下のサーフェイスだけなんです。そしてこれを調整するだけで、全てのクローンとペアレントのマテリアルが変化するようになっています。

これはCubeをこのスクリプトで階段状に複製したオブジェクトです。最初は白い色になっていますが、
clones マテリアル 変更前プレビュー

一番下のCube(9)のDiffuse colorをオレンジに変更すると…
clones マテリアル サーフェイス変更

クローンとペアレント全ての色がオレンジになりました(複数選択されているから当然じゃあないかとも思いますが、その内の一つだけを変更することはできないので共通化されているんでしょうね)。
clones マテリアル 変更後プレビュー


■今日の一枚

このスクリプトは規則的に小道具を並べるのには最適です。その一方ランダムモードは本当にランダムなので、少々使いどころが難しい気がします。In LineとMatrixモードにランダムで位置などを変化させるオプションがあれば便利かもしれません。他にもオブジェクトのサーフェイス上に配置する、などできればもっと便利になるのではないかと思います。そういえばプロモーション画像でピラミット状に並べていたのはどうやるのでしょうね。
※一段ずつMatrixモードで組み立てるみたいです。ビデオがありました。

さて、今回はこのスクリプトを使って階段を作りシーンを組み立ててみました。初期値としてTRANSLATIONに小道具のサイズが入っているので、こんな感じに密着させて並べるのはすごく簡単です。

ちょっと一休み
Character:RM Angelica V4/A4
Hair:Lewanna Hair
Costume:Casual Wear for V4
Shader:Elite Human Surface Shader , UberHair Shader Upgrade for UberSurface
Light:UberSoft Lighting Kit




今回のツールと画像の素材はこちら

Send In The Clones DS4

RM Angelica V4/A4

Casual Wear for V4

UberHair Shader Upgrade for UberSurface




Comment

なんとタイムリーな

以前のDS&Poserセットのセールで買ってたけど使い方わかんねーと涙目になってたので助かりました(汗
小道具にしか聞かなかったのですね、どうりで動かないと(笑
で昨日セールでPro版が来て、この前のDS&Poserセットのセールはうまく釣られてしまったなぁと涙目です(笑

いつも記事参考にさせて頂いてますので、これからもがんばってください!
私のように英語わかんないのに買って涙目の人多いと思いますので(笑

Re: なんとタイムリーな

Arcxさんコメントありがとうございます。
私も10月のセールで購入したクチなのです^^
ちょっと設定画面が分かりづらいなあと思いましたので、こうして記事にしました。Pro版はちょっと使い勝手が違いますので、小道具だけならこちらの方が手軽に使えて良いと思いますよ。
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