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Send In The Clones DS Proでフィギュアを複製する

Category : Send In The Clones
前回の記事で小道具を複製するDAZ Studio(以下DS)のスクリプト『Send In The Clones』(SITC)をご紹介しました。今回はその上位版で、フィギュアの複製が可能な『Send In The Clones DS Pro』を試してみたいと思います。
このPro版は設定ウィンドウが拡張され、複製したフィギュアや小道具に衣服を着用させたり、モーフやMATポーズを適用する事ができるようになっています。その分手順が複雑になっており、複製元はcr2、pp2、dazファイルを直接指定しなければいけない点など、通常版のようにDSでCreateしたプリミティブに手軽に使うことができなくなってしまいました。そのため、複製を作ると言うよりも、たくさんのフィギュアをシーンに配置し、それを管理するという意味合いの方が強いスクリプトになっています。
その点も考え、Pro版の使い方を手順を追って見て行きたいと思います。

SITC購入者には関連製品を20%オフにするバウチャーコードが付与されていると思います。現在の新製品セール割引と合わせれば、お得にPro版を購入できます。

clonespro SS

※シーンデータを複製する場合とApplyタブについて追記しました。

■Pro版の特長

『Send In The Clones DS Pro』について、やはり気になるのは通常版との違いですよね。以下にPro版ならではの特長を箇条書きにしました。
この記事では複製元のオブジェクトをペアレント、このスクリプトによって複製されたオブジェクトをクローンと呼びます。

 ・小道具(.pp2)だけでなく、フィギュア(.cr2)やシーンデータ(.daz)の複製を作成することができます。
 ・クローンを作成すると同時に、それぞれに対して一つ一つ違った衣服やモーフ、ポーズなどを適用していくことができます。
 ・クローン作成後にも、シーン内のオブジェクトに対して一つ一つ違った衣服やモーフ、ポーズなどを適用していくことができます。

クローンとは言っていますが、フィギュアに関してはペアレントとクローンの間に繋がりは無く、フィギュアを同じ数だけ読み込んだ場合とPCにかかる負荷は変わらないと思われます。通常版と同じく、唯一小道具をインスタンスとして複製した場合のみマテリアルが共有されます。


■ペアレントの指定

それでは、使い方を順を追って見ていきましょう。
ContentタブのDSランタイムから Scripts > Utilities > SITC DS Pro フォルダにスクリプト本体がインストールされていますので、それをダブルクリックして下さい。

clonespro contentタブ

スクリプトを実行すると最初に表示されるのが「Load figure/Prop/Scene to be Cloned」タブです。
clonespro loadタブ 最初の状態

このタブでは複製するオブジェクトを指定します。「Load the figure/prop/scene you want to clone」ボタンをクリックして下さい。ファイルを選択するダイアログが出現します。

ここで選択できるのは、フィギュア(.cr2)、小道具(.pp2)、シーンデータ(.daz)の3種類です。最初はcr2ファイルのみを表示するようになっていますので、他の形式のファイルを表示したい場合はファイル名の右のドロップダウンメニューを切り替えて下さい。

選択するファイルによってタブの内容が変化しますので、それぞれについて見ていきます。

◇ フィギュアの場合

フィギュアを選択した場合、タブ内には3つのリストボックスが表示されます。
clonespro loadタブ フィギュアの場合

これらは同じ機能を持つものですので、そのうちの1つについて説明していきます。ここでは複製時にフィギュアに対して衣服を着用させたり、キャラクターモーフやマテリアル、ポーズなどを適用したりすることができます。しかもそれぞれの要素を複数リストアップし、クローンそれぞれに違ったものを適用し、バリエーションを加えることができるのです。
フィギュアにcr2ファイルを適用して服を着せたい場合、着用(conforming)する記述になっていない服の場合は、やっぱり着用されないのでご注意下さい。

clonespro リストボックス

リストボックス下の「Add」ボタンをクリックすると、またまたファイル選択ダイアログが出現します。ここでは、衣服や髪などのコンフォームフィギュア(.cr2)、ポーズ(.pz2)、小道具(.pp2)、マテリアルプリセットなどのDAZスクリプト(.dsa,.dsb,.ds)を選択することができます。その際、CtrlキーまたはShiftキーで複数選択をして一度に複数のファイルを指定することができます。選択したファイルはリストボックスにリストアップされます。拡張子さえ同じなら割とどんなものでも使用することができ、アニメーションデータやスクリプトなども大丈夫です。
ファイルを間違えて登録してしまった場合は、「Delete」ボタンをクリックして個別に削除するか、「Clear」ボタンをクリックしてリストをクリアするかして下さい。

このリストがどのように使われるかと言うと、クローンを作成する時にそれぞれのクローンに対してリストアップしたファイルが順番に適用されていきます。クローンの数がリストのファイル数よりも多い場合は、一番下のファイルが使われた後に一番上に戻って再び順番に使われていくことになります。
※最初に作成されるペアレントに対して1番目にファイルが適用されます。
Random Selectのチェックを入れると、適用するファイルがランダムに選ばれます。

例えば球体のクローンを4つ作成した場合を考えます。
一番左のリストボックスに球体の色を変えるマテリアルポーズ赤、青、黄の3つを登録します(上からこの順番になっているとします)。Randomizeにはチェックを入れません。
複製を実行するとシーンにはペアレント(1)とクローン(2)(3)(4)(5)の5つの球体が出現することになります。
clonespro クローン作成&マテリアル適用1
※画像はイメージです。

それとともに、球体には順番に赤、青、黄、赤、青、の色が着きます。
clonespro クローン作成&マテリアル適用2

ボックス1つにつき1つの要素と考えてください。リストボックスは3つあるので、クローンのフィギュアに対してモーフ、ポーズ、小道具型の髪という風に3つまでの要素を適用することができます。
ファイルの適用時には左のリストボックスから順番に適用されていきます。

◇ 小道具の場合

小道具を選択した場合、タブ内は次のような表示になります。
clonespro loadタブ 小道具の場合

フィギュアの場合と大きく違うのは「Clone Prop as instance」チェックボックスです。これにチェックを入れると、通常版のようにペアレントとクローンはマテリアルを共有します。そのため、リストボックスを使ったマテリアルなどの追加はできなくなります。

◇ シーンデータの場合

シーンデータを選択した場合、タブ内は次のような表示になります。
clonespro loadタブ シーンデータの場合

この場合にはシーンデータに含まれるオブジェクトが「Select figure/prop that ~」欄に表示されます。そして、ここで選択されているオブジェクトのクローンに対して、リストボックスに登録されたファイルが適用されることになります。ただし、選択できるのは1つのオブジェクトのみですので、3つのボックスの要素全てがそのオブジェクトのクローンに適用されます。
シーンデータ内にはフィギュアは1体のみになるようにして下さい。2体以上のフィギュアがあると正常に複製が実行されません。
もう少し詳しく書きますと、ここで選択されているオブジェクトが複製時に移動・回転・拡縮されます。そのため、着衣を選択してマテリアルを適用する設定にしておいたりすると、フィギュアはずっと同じ位置に複製されることになってしまうのでご注意下さい。同じ理由から、選択状態を変更するようなDAZスクリプトなども使用できません。

使い方としては、クローンすべてに共通する要素をシーンデータとして保存しておいて使うというのが良いでしょう。例えば、フィギュアにキャラクターモーフとマテリアル、髪を適用したものをシーンデータとして保存しておきます。そしてリストボックスを使ってポーズと衣服をそれぞれのクローンに対して適用し、バリエーションを持たせるということができます。


■複製の実行

ペアレントの指定と適用するファイルの設定が終わったら、続いて複製の設定に移ります。
「Clone Settings」タブへ移動して下さい。
この設定についてはSITC通常版と同じですので、プロパティの意味などは前回の記事をご参照下さい。
ランダムモードの一部設定のみ、「Random Clone Settings Only」へ移されています。
複製実行後に「Clone Settings」タブへ戻るのは危険です!!クローンが削除され、DSも強制終了になってしまいました。

◇ Inline

clonespro clonesタブ Inline

◇ Matrix

clonespro clonesタブ matrix

◇ Random

clonespro clonesタブ random
clonespro randomタブ


■複製後のオブジェクト管理

ここまでの処理で思い通りのクローンができていれば、この項目は必要ありません。ウィンドウ右下の「Close」ボタンをクリックしてスクリプトを終了して下さい。
しかし、ペアレントの指定時に設定できるファイルの適用設定について、3つのリストボックスだけでは全然足りない!と感じられる方も多いのではないでしょうか。着用させた衣服にはテクスチャが張られていますか?フィギュアにポーズはついていますか?
でも心配ありません。
複製時のファイル適用と同じ処理が複製後にも可能になっているのです。
「Apply Morphs/MATs/Poses to Selected figure/prop」タブへ移動して下さい。

clonespro applyタブ

このタブの上段の「Select Base figure/prop that ~」欄には現在シーンに存在するオブジェクトがリストアップされます。ただし、クローンはペアレントにまとめられて1つになっています。
このタブの使い方としては、次のような流れになります。

 (1)オブジェクトリストからファイルを適用したいものを選択します。
 (2)下段の3つのリストボックスに適用したいファイルを登録します。
 (3)一番下の「Apply the Morph, MAT and Pose files」ボタンをクリックしてファイルを適用します。

毎回シーン内のオブジェクトを検索しているのか、動作がすごく重いのはなんとかしてほしいところです。
また、Randomizeにチェックを入れない場合、一度スクリプトを終了しないと適用するファイルのカウンタがリセットされないようです。例えば、複数のオブジェクトを持つ服に順番に適用しようとしても、2つ目のオブジェクト適用する時点で、最初に適用したオブジェクトに使ったファイルの次のファイルの順番から始まってしまいます。そのため同じフィギュアに着せた服の色が想定通りにならない可能性があります。このような場合は一度「Close」ボタンをクリックしてスクリプトを終了させて下さい。

便利なことに、このタブは複製を実行した直後でなくても使用できます。
さらには手動で同じオブジェクトを複数配置した場合でも使えます(ただし、オブジェクトの名前は規則に従って付ける必要があります)。
このタブの使用例としては、クローン作成時には付け切れなかった衣服や小道具のマテリアルなどをバリエーションを持たせつつ適用するなどが考えられます。
Poser用のポーズファイルはDSのSceneタブで複数選択しても1つに対してしか適用されない(今回初めて気づきました。DSのシェーダーなどは選択されている全てに適用されます)ので、このタブでまとめて適用する方が早い場合があります。逆にDSのマテリアルプリセットの同じものを複数のオブジェクトにまとめて適用したい場合はSceneタブでやった方が早いです。

オブジェクトの命名規則について、Applyタブではオブジェクト名から「 (x)」(xは番号:2~)を削ったものが同じならば、リスト上ではそれらは1つにまとまります。
例えば、Victria 4.2、Victria 4.2 (2)、Victria 4.2 (3)、Victria 4.2 (4)の4つはリスト上ではVictria 4.2として管理されます。
もしも、これを2グループに分けたい場合は、DSのSceneタブでわざと名前を変えるという方法があります。ただし、「 (x)」のついていないオブジェクトは必ず必要ですのでご注意下さい。
例としては、Victria 4.2、Victria 4.2 (2)、Victria 4.2B、Victria 4.2B (4)という風に変更すると、リスト上ではVictria 4.2とVictria 4.2Bの2つに分かれます。


■今日の一枚

同じフィギュアがいっぱい!と考えたらCookie!が真っ先に思いつきました。
Cookie!は4頭身のキュートな女性キャラクターです。このCookie!をDSで使う時は、Preferencesで「Auto Magnetize」のチェックを外して下さい。
SITC Proでの作業は、以下の様にしています。

 複製元: フィギュア本体と髪(2パーツ)のシーンデータ
 ファイル適用設定: 体型モーフプリセット(pz2)、ポーズ(pz2)、服を着せるDAZスクリプト(dsa)
 複製の設定: ランダムに23体
 複製後のファイル適用: 髪の色(pz2)、目の色(pz2)、表情(pz2)

服を着せるDAZスクリプトというのは、『衣服などを一発ロードするスクリプトを作る』のものを使っています。ただし、着衣にマテリアルを適用する部分は正常には動作しませんので削っています(同じオブジェクトが複数あると、その内の一つを特定することができないのです)。
また、SITCでの作業だけでは不十分で、着衣のマテリアルの適用の一部やUberSurfaceシェーダーの適用などは手作業でやっています。ランダムで配置してみたものの、いい感じの並びにはさすがになりませんので、位置の微調整なども必要でした。
ポーズにはShareCGで見つけた『Amaranth goes cute : Cookie poses』とcritters用の自作ポーズを何点か、表情や体型プリセットは自作しています。デフォルメキャラなせいか楽しく製作できました。
フィギュア本体と髪にはRuntimeDNAで公開されているフリービー『Cookie DS Advanced MATs』を使わせていただいています。これはDS Default、HSS、UberSurfaceと3種類のCookie用マテリアルの詰め合わせです。
ポリゴン数の少ないキャラクターとはいえ、髪や服もセットになって全24体という数なので、レンダリングには64bit版のDSと4.5GBというメモリ使用量が必要でした。プレビュー表示も重いので、フィギュアの移動時には表示をSolid Bounding Boxにして軽くしていました。

ともだちがいっぱい!

Character:Cookie!
Hair:Cookie! (Hair2)
Costume:Cookie Critters BUNDLE
Shader:Cookie DS Advanced MATs
Environment:MPCycForest_QS , Roses Garden: Pumpkin House



今回のツールと画像の素材はこちら

Send In The Clones DS4 Pro

Roses Garden: Pumpkin House

AD Cookie
Cookie!
AD Cookie Critters BUNDLE
Cookie Critters BUNDLE




Comment

とりあえず、Cookie!用のフリービーを頂いてきました。
いろいろと情報ありがとうございます。

あたたんさんコメントありがとうございます。
Cookie!のUberSurface用シェーダープリセットは髪に天使の輪が出るようになっているのでオススメですよ!
ただし、その「Hair UberSurface Preset」と「Hair EliteHSS Preset」の2つはSurfacesタブで選択したものに対して適用されるようになっているので気をつけてくださいね。

さすが兄貴

もしかしてと思ってたらPro版レビュー、お疲れ様です。
しかし記事を読んだら買う気が失せました(笑
まぁ、完全自動化は無理だろうけど、ネックは完全なクローンじゃないのでメモリ使用量が激増という点ですね。
小物ぐらいなら軽いから、複製してもそう重くはならないのでしょうけど(物によると思いますが)、フィギュアはやっぱりきつそうですね。
自分的には群衆表現がしたいので期待してたのですが、なかなか難しそうですね。

Re: さすが兄貴

ありがとうございます。
そうですね、クローンと言う言葉から期待して購入されると失望されるかもしれません。
マスターとインスタンスという仕組みが根底から取り入れられているCarraraでさえ、Poserフィギュアのインスタンスは作成できませんから、バリュークラスのソフトでは難しいのかもしれませんね。
それでも私は、24体のフィギュアをレンダリングしきったDSを褒めてやりたいです^^

参考になりました

自分は知らなかったのですが、24体ぐらいで限界というのが逆にショックだったりします(汗
そこまでまだ出したことなかったので、限界がそれぐらいだと初めて知りました。
モブ表現は何か別の方法を考えた方がよさそうですね。
自分でローポリフィギュア用意して、モブにするとか。
実はライブ風景とか考えていたので、観客を1000人(ry
無理無理(笑

Re: 参考になりました

あくまで私の環境でCookie!を使った場合にこのくらいの負荷がかかるというだけです。もう少し増やせる余裕はありますし、メモリを増設すればもっといけるでしょう。プレビューが重くなるのも、もっと性能の良いグラフィックカードに交換すれば良いだけです。
V4のようなカスタマイズ性の高い、オールラウンダーなフィギュアの場合はPCにかかる負荷が大きいので、あまり数は出せなくなります。
モブに使うなら、DAZで販売しているLoREZシリーズのようにポリゴン数が少なく、テクスチャサイズも小さいフィギュアを使うと良いと思います。『Loretta Lorez』の場合、私の環境では60体並べてレンダリングができました。
変り種としては、Renderosityで販売している『M.O.M Crowd generator』のように、あらかじめ用意されたレンダリング画像を使うものもあります。

わざわざ、ご回答ありがとうございます。
PowerrageのMOMは実は既に購入してますが、まぁ予めレンダされた画像を使ったビルボードなので、改変しないと使えないというか全部外人なので日本人風味にしないといけないのと、元々の画像がバタ臭いので(笑
LoRezは全く知らなかったのでちょっと調べてきます。
ありがとうございます!
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