FC2ブログ

Send In The Clones DS Pro その2:作業の流れ

Category : Send In The Clones
DAZ Studio(以下DS)のオブジェクト複製スクリプト『Send In The Clones DS Pro』(SITC Pro)をご紹介した前回の記事では設定画面の説明が長くなってしまいましたので、具体例を載せるスペースがありませんでした。そこで今回は、実際にシーンを作る流れを見ていきたいと思います。

clonespro2 SS

■複製プラン

最初に、どんなシーンにするか、何を複製するのかを決めておきます。
SITC Proの特長を生かしたものということで、今回はキャラクターが複数出てくるものにしました。基本はフィギュアのcr2ファイルの複製ですが、着衣やモーフなどクローンに共通する部分をあらかじめ組み立てておいてシーンファイル(daz)の形で保存しておき、それを複製するのが楽です。
クローンにはクローン作成時とクローン作成後の2回、モーフやポーズ、マテリアルの適用をしたり、衣服などのコンフォームフィギュアを適用したりする機会があります。フィギュア本体に適用するものをクローン作成時に、そこに入れ切れなかったものとコンフォームフィギュアや小道具に適用するものをクローン作成後に行うのが良いと思います(と言うよりクローン作成時に移動や回転をしたいオブジェクト以外を選択していると思ったようにクローンが行われません)。

 複製元: Victoria4.2に鎧を着せて剣を持たせたシーンファイル(daz)
 ファイルの適用: フィギュアのポーズ(pz2)
 複製の設定: 一列に(ペアレント含め)7体
 複製後のファイル適用: 鎧の各パーツのマテリアル(ds)

以上が今回SITC Proで行うすべてです。


■シーンファイルの作成

まずは複製元となるシーンを組み立てます。
シーン内にフィギュア(移動ができるもの)は1体のみにする必要があります。
今回は衣服まで同じものにしますので、以下の画像のようなデータになります。なるべく軽いデータになるように、V4に適用するモーフは最小限に、鎧で隠れるV4のパーツは非表示にしてその部位のテクスチャも剥がしてあります。
ここはポリゴンリダクションができるDecimatorプラグイン、テクスチャを低解像度化したりまとめたりできるTexture Atlasプラグインなどが役に立ちそうですね。

clonespro2 アーマーズ 製作過程1

今回使用した鎧は『Lux Lucis』です。使い古した金属鎧のテクスチャがすばらしい製品なのですが、DS用マテリアルが付属しているもののディスプレイスメントマップがバンプに使われていたりしてPoserでの見え方と結構違っていたので手直ししました。
メインメニューから File > Save As > Scene で適当な場所に保存し、File > New でシーンをクリアします。


■複製の実行

ここからSITC Proを使っていきます。
スクリプトを実行し、Loadタブで先ほど保存したシーンファイルを複製元として指定します。
この時、そのシーンファイルが読み込まれますので、タスクマネージャでDAZStudio.exeプロセスのメモリ使用量をチェックすれば、何体ぐらいクローンを作っても大丈夫かの目安になると思います(事前にDSを再起動しておくとより分かりやすいです)。
そして、左のリストボックスにフィギュアのポーズを登録していきます。今回は5ポーズを登録し、Randomにチェックを入れました。

clonespro2 アーマーズ 製作過程2

次は複製の設定です。
Cloneタブへ移動し、「InLine」モードで「# of Clones」は6(ペアレント1体、クローン6体)、「xTran」に80を入れました。

clonespro2 アーマーズ 製作過程3

Cloneボタンをクリックして複製を実行します。
シーンファイル読み込み(1体目のみスキップ) > ファイルの適用 > 移動・回転・拡縮 と1体ずつ実行されていきます。


■複製後のファイル適用

最後に鎧のマテリアルを適用していきます。
Applyタブへ移動し、オブジェクトリストからパーツを選択、リストボックスにマテリアルファイルを登録、Applyボタンをクリックして適用、をパーツの数だけ繰り返していきます。
ファイル選択ダイアログでは毎回最初はpz2ファイルのみ表示されるようになっていますので、DS用マテリアルファイルを使いたい場合はご注意下さい。

clonespro2 アーマーズ 製作過程4

Applyタブを最初に開いた時と、オブジェクトを選択した時にはフリーズしたのかと思うくらい時間が掛かりますので我慢して待ちましょう。また、オブジェクトの数と登録したマテリアルの数が違っている場合でRandomにチェックを入れない場合、1つのパーツの分の作業が済んだらスクリプトを終了させないと思ったような順序でマテリアルが適用されず、肩パーツは青で胴パーツは赤とかになってしまいます。
この2点は改善してほしいところですね。

ここまででこんなシーンができあがります。
clonespro2 アーマーズ 製作過程5


■今日の一枚

そして完成したのが下の画像です。

鎧の一団
Character:Victoria 4.2
Costume:Lux Lucis
Environment:Silence
Effect:Mood Master 2 for DAZ Studio 3

はい、かな~り手を加えました。結局マテリアルは統一して先頭の鎧だけラインの色を変更しました。Applyタブを使えば何度でもやり直せるのが良いですね。
背景もオブジェクトで、もやは『Mood Master 2』を使っています(※DS4以降では使えないツールです)。これでレンダリング時のメモリ使用量は5GBほどです。最後まで特に落ちることなく完成できました。複雑なシーンを扱った後はDSの終了に時間が掛かる(アプリケーションは終了したように見えてもプロセスは残っている)ので注意する必要があります。私は待てなくなってプロセスを強制終了してしまいました。



今回のツールと画像の素材はこちら

Send In The Clones DS4 Pro

Mood Master 2 for DAZ Studio 3

Lux Lucis

Silence




Comment

非公開コメント

著書
カレンダー
09 | 2019/10 | 11
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
検索フォーム
プロフィール

Kotozone

Author:Kotozone
製品の取扱説明書を読むのが大好きです

FC2ブックマーク
最新記事
カテゴリ
タグリスト

DSプラグイン V4 ライト マテリアル DSシェーダ DS基本 セール Genesis IBL アニメーション タブ解説 iray LuxRender ダイナミッククロス スクリプト Genesis2 ShaderMixer セットアップ バージョンアップ Download レタッチ カスタマイズ トゥーン SSS Photoshop ウェイトマップ NGM ファー 物理シミュレーション ERC D-Form Miki2 IDL 大気 M4 カラーコレクション ボリューム Hexagon Terrain パーティクル Genesis3 モーフセット Genesis8 V5 カメラ アナグリフ インスタンス GIMP 3Dプリント ロボット RAMDisk SLG ダイナミックヘア K4 V8 Python モーションキャプチャ Linux 日本語訳 

最新コメント
リンク
月別アーカイブ
ご意見ご感想はこちらに

名前:
メール: 
件名:
本文: 

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

最新トラックバック
FC2カウンター