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フィギュアに服を着せる

Category : Basics
DAZ Studio(以下DS)やPoserの楽しみ方の一つとして、着せ替えがあります。
人体フィギュアに世界中のいろんな人がデザインした服を着せて、ポーズをとらせ、撮影(レンダリング)する…デジタルお人形さんごっことでも言いましょうか。DSのマニュアルには「DAZ Studioは完全なバーチャルフォトスタジオである」と書かれています。言葉は違えど本質は同じです。かく言う私も着せ替えにはまっている一人だったりします。

その楽しみの上で必要になるのが、フィギュアに服を着せるというシーケンスです。
Poserフィギュアと言われる分野では、着せる服のフォーマットとしてコンフォームドフィギュアという仕組みが使われます(ダイナミッククロス除く)。これは、服の方にもフィギュアと同じボーン(骨、骨格)を仕込み、それらの回転などをフィギュアの各部位のボーンと一致させることで、着用させているフィギュアと同じポーズをとらせるというものです。
今回はまず基本からという事で、フィギュアに服を着せる手順をおさらいします。

conform SS

■V4に服を着せる

現在広く使われているDAZ3DのVictoria4.2(V4)フィギュアを例に、実際に服を着せてみましょう。どのフィギュアでも大枠は同じやり方ですが、V4フィギュアの特性から必要になる工程がありますので、それに注意して下さい。
やはりオフィシャルなものからという事で、V4のReadmeの通りに進めます。
主にDAZ Studioでの操作を見ていきますが、Poserでの操作も付け加えています。

 (1)V4をシーンに読み込みます。
conform V4に着用1

 (2-1)V4が選択されている事を確認します。もし選択されていなければSceneタブビューポートでそれを行って下さい。

 (2-2)Contentタブのアイテムをダブルクリックして服を読み込みます。この時その服が着用するような設定になっていれば自動でV4に着用されます。Poserでは着用はされません。
conform V4に着用2

 (2-3)もしも服がV4に着用されていない場合は、服のルートを選択してParametersタブのFit to欄でV4を選択するか、ビューポートの服を右クリックして出現するメニューから「Fit To」を実行してV4を選択して下さい。Poserの場合はFigureメニューからConform Toを実行します。
conform Parametersタブでの着用conform 着用サブメニュー

 (3)DSで「Auto Magnetize」(メインメニューから Edit > Preferences を開きContent Managerタブ内)が有効になっている場合はこの工程は飛ばせます。そうでなければ、服が選択された状態でContentタブPoses > DAZ's Victoria 4 > Magnetize Clothing を開き、「!Magnetize to V4」アイテムをダブルクリックして下さい。Poserではこの工程は必須です。注意点としては、Poserの場合はV4の名前と同じアイテムを使います。例えば、「Victoria4 2」という名前ならば 「Magnetize to V4 2」を適用します。ただし、たまにMagnetizeしてはいけない服がありますので、その服のReadmeをよくご確認下さい。
conform contentタブ magnetizeアイテム

 (4)服のパーツの数だけ(2)~(3)を繰り返します。

これらは当たり前で単純な工程ではありますが、すべての項目が必須になっています。中でも必ずV4を選択しておくというのが大事です。DSでは「Auto Magnetize」が有効になっていればずっとフォーカスはV4になっているのですが、Poserではフォーカスが服に移りますので服を読み込む前に必ずV4を選択する必要があります。
ただし、ライブラリからドラッグ&ドロップで服を着せる場合は選択状態を気にする必要はなくなりました。この方法はDSでは必ず着用させられるという点、Poser(8以降)では着用も一緒にしてくれる点で便利になっています。
先ほどDSで自動で着用してくれない服があるという事を書きましたが、具体的に言うとその服のcr2ファイルの記述で「conforming」の値が1になっていないものがそうなります。

Magnetizeはどういう仕組みになっているかというと、フィギュアに仕込まれているマグネット(デフォーマ)の影響範囲に着用させた服も含めさせるという事になります。通常は隠されていて見えないのですが、V4にはその全身に大量のマグネット(デフォーマ)が仕込まれています。それらがボーンの変化と共に動作することでリアリティのある人体の形状を作り出しているのです。そのため、それらのマグネットによる変形を服にも行うためにMagnetizeが必要なのです。と思ったらその後に発売されたMichel4やKids4にはマグネットは使われていませんね。
Magnetizeは後でまとめて行っても構いません。
この工程はV4では必須ですが、他のフィギュアでは必要ありません。中にはCookie!などのように逆におかしくなってしまう場合も出てきますので、ご注意下さい。


■モーフの適用

フィギュアに服を着せる時に問題になるのが、その服がどれだけのモーフに対応しているかという事です。モーフとはフィギュアのフォルムに多数のバリエーションを持たせるための仕組みで、Parametersタブ(それらの多くはフィギュアのルート(Body)とHeadにまとめられています。)のモーフパラメータの数値を変えるだけで、痩せた体型になったり、胸が膨らんだりするとても便利なものです。しかしながら、フィギュアにあって着用させた服に無いモーフの場合、服がついていかず肌が見えてしまうという事になってしまいます。
conform 服にモーフがあった
conform 服にモーフがなかった

また、DAZ3Dで販売されている服ではモーフのクロストーク(連動)という仕組みが積極的に取り入れられています。これは、服を着用させた状態でフィギュアのモーフを変化させた時、そのモーフが服にも存在していれば自動で服の方のモーフも同じだけ変化するというものです。
クロストークしない服の場合は、手動でフィギュアと同じ分服のモーフを変化させてやらなければいけません。

どうしても服には存在していないモーフを使いたいという場合は、DSのデフォーマやAdvanced版のMorph Followerを使ったり、Poserではマグネットやモーフパテ、Poser 8から標準装備になったWardrobe Wizardを使ったりして服のモーフを補う必要があります。

テーマ : 3DCG
ジャンル : コンピュータ

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