Dynamic Clothing Control その6:Dynamic Hair

Category : Dynamic Clothing
昨年末あたりからDAZ Studio(以下DS)用のダイナミッククロス(DC)についての状況が変わってきました。プラグイン開発元と他ベンダーとのコラボレーション製品や、枕やバックパックなどの服以外のDCの登場など。そしてとうとうDCで作成された髪、ダイナミックヘアが登場しました。
今回はそのダイナミックヘアを調べるとともに、それが購入できるOptiTex社のオンラインストアについても見てみます。

ダイナミックヘア SS

■OptiTexオンラインストア

DS用のDCプラグイン製作元であり、DAZ3Dで販売されているDC製品のほぼ全てのベンダーである会社がOptiTex社です。
昨年フリーDCの配布から始まった次のサイトで、有料DC製品の販売も開始されました。

 OptiTex Dynamic Clothes for Daz Studio

このサイトでは無料配布(Freebies)されているたくさんのDCや、DAZ3Dよりも割安なDC製品などを見ることができます(製品ラインナップも違うものです)。購入には会員登録などはいらず、Paypalで使っているメールアドレスのみで行うことができます。DC製品の発売後1週間ぐらいはセール価格になっているので、チェックが欠かせませんね!


■DSのダイナミックヘア

そしてこのページで販売されているのがDS初のダイナミックヘアです。
ダイナミックヘアと言えば、PoserやCarraraの髪の毛一本一本がポリゴンでできているようなものを想像されるかもしれませんが、これは少し違います。
その正体を見極めるためにテクスチャを表示しないモード(Smooth Shaded)でプレビューを見てみました。左がそれで、右はテクスチャプレビューです。今回は現在2つ販売されているうち、『Dynamic Hair (Stephanie) for Victoria 4 (Daz.)』を購入しました。製品名のStephanieはDAZのベースフィギュアとは関係なく、名前が一緒なだけのようです。
ダイナミックヘア プレビュー

!!!
なるほど、短冊ポリゴンにテクスチャを張ったものを複数枚頭に生やすタイプの髪をそのままDCにした感じですね。のれんみたいになっているようで、頭の中心線に複数刺さっており、それが左右に垂れているような状態です。Carraraのそれのような精密な髪は表現できませんが、ポリゴン数は段違いに少ないので取り扱いはDCと同じでお手軽です。製品には黒髪のマテリアルが付属しており、製品ページからはV4用の耳を無くすモーフがダウンロードできます(耳の部分で不自然に髪が膨らんでしまうため)。

こういう仕組みならDynamic Clothingプラグインでそのまま使えるのも納得です。


■DSのダイナミックヘアを使ってみる

購入後ダウンロードできるzipファイルを解凍すると実行ファイルが出てきますので、それをDSのコンテンディレクトリへインストールします。

DSを起動し、V4をシーンに読み込みます。
ダイナミックヘア 使用例 工程1

続いてインストールしたダイナミックヘアをシーンに読み込み、マテリアルを適用します。この髪はフィギュア型ですので、ダブルクリックで読み込んだ場合はV4へ着せる(Fit to)必要があります。
ダイナミックヘア 使用例 工程2

そのままでは分かりにくいので、頭を傾けるポーズをとらせてみました。耳隠しモーフも適用してあります。この段階では、フィギュア型の髪の動作と変わりありません。
ダイナミックヘア 使用例 工程3

Dynamic Clothingタブを表示し、DC服と同じような設定を済ませた後にDrapeボタンをクリックして、シミュレーションを開始します。
※DS3に付属している無料版Dynamic Clothingプラグインでも動作します。
ダイナミックヘア DCタブ

見事に重力に従って垂れ下がってくれました!
ダイナミックヘア 使用例 工程4

シミュレートにかかる時間もDC服と変わりなく、衝突対象が少なくて済む分すぐに終わります。また、たとえ逆立ちしても髪が抜けたりしないようになっていますので、そこは安心して下さい。ただし、パイナップルみたいになってしまいますが…。
モーフや変形パラメータによる頭の大きさの変化にもある程度は付いてきてくれます。Aiko4やGirl4などの極端な変化がある場合は、AnimatedモードでのDrapeを行って下さい。まつげに引っかかってしまう場合は、静止画限定ですがMorph++のLashesLengthモーフを使ってまつげを無くしてDrapeし、その後まつげの長さを元に戻すという手があります。また、この髪のモデリングの問題点として前髪になっている2束の髪がすぐに目にかかってしまいますが、いざとなればサーフェイスhair3のマテリアルを調整して消してしまえば平気です。

DC服と同じように扱えるものだということが分かっていただけたでしょうか?
また、服と髪など複数のDCを使う場合の注意点として、Freeze Simulationをしたシーンは保存できないというのがあります。その原因や対処法などはこの記事にまとめてありますのでご参照下さい。

最後に、せっかくなので動画も作ってみました。

Character:Isadora
Hair:Dynamic Hair (Stephanie) for Victoria 4 (Daz.)
Shader:UberHair Shader Upgrade for UberSurface
Light:UberEnvironment2

髪には『UberHair Shader Upgrade for UberSurface』を使ってマテリアルを調整してあります。その時に気づいたのですが、バンプマップとしてノーマルマップが張られていました。ただしStrength0%に設定されており、無効化されています。これを使いたい場合は、SurfacesタブでDAZ Studio DefaultシェーダーのNormal Mapping欄に張りなおして下さい。今回はUberSurfaceシェーダーに変えてしまいましたので、別のバンプマップに張り替えました。
動画なので速度重視のレンダリング設定にしています。
髪をかき上げている部分でちょっと頭皮がずれてしまっていますが、言わないと気付きませんよね…?。
有料版Dynamic Clothingプラグインの機能で弱い風も起こしている(いい感じになびいてくれました)のですが、あまり強くなびかせると髪の束がまるわかりになってしまうので要注意です。



今回のツールと画像の素材はこちら

Dynamic Clothing Control

Isadora

UberHair Shader Upgrade for UberSurface



Comment

なるほど、実は私もOptitex社のホームページで見つけて気になっていたのですが、やはりダイナミッククロスの応用だったのですね。大変参考になります。

DCプラグインの64bit対応を待ちわびているのですが、なかなかリリースされる気配がないのが残念です。(´∀`*)

とうふさんこんばんは。
DSのDCの柔軟さには驚かされますね。これで、フィギュアの服のすそをひらひらさせたり、自作したメッシュをDC化できたら最高なんですけどねー。
Windowsの64bit版とMac版はなかなか出ませんね。社内テストしているという話はどうなってしまったのやら。
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