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DAZ Studio 4とGenesisフィギュアを活用するための小ネタ

Category : DAZ Studio 4
DAZストアにも対応製品が増えてきて、やっとGenesisフィギュアにエンジンがかかってきました。それに発売に向けて情報が出始めたのPoser 9とPoser 2012では、スキニング処理にウェイトマップが新採用されることが発表され(コチラ)、Genesisフィギュアが動くのではないかという期待感が高まってきました。ただしGenesisシリーズに含まれる全ての機能をサポートしたとしても、現在dsfファイル形式にて配布されているGenesisフィギュアをそのまま読み込めるわけではなさそうです。

さて今回は、GenesisフィギュアをDAZ Studio 4(以下DS4)で使う上で、ちょっとした不具合の修正や利便性の向上をするための小ネタを集めてみました。
また、DS3用までのバージョンしか用意されていないシェーダーをDS4で使用する方法を解説します。ただしこちらは保証外の操作になりますので、自己責任で行って下さい。

ところで、お知らせメールが届かなかったためダウンロード期限ぎりぎりで気付いたのですが、DS4は4.0.0.343にバージョンアップしています。表面上は変わった点は見られませんが、新バージョンで保存したファイルは旧バージョンでは読み込めないようになっていますのでご注意下さい。

今回の記事のために作成したファイルはSkyDriveにアップロードしてあります。下のアイコンよりダウンロードページにジャンプして、「Kotozone_Genesis_presets_set1」をダウンロードして下さい。


DS4活用 SS

■UVセットを切り替えるプリセットファイル

Genesisフィギュアにはベースフィギュアのみの状態でもV4(Victoria 4)、M4(Michael 4)、K4(The Kids 4)の3種類のUV(テクスチャを張る時の基準となる座標)セットが含まれます。初期状態ではV4のUVセットが適用されており、V4用のマテリアルをそのまま使えるようになっています。
これはSurfacesタブのUV Setプロパティで変更することができます。
DS4活用 UVセットプロパティ

これを「Michael 4」にすることでM4用のマテリアルが、「The Kids 4」にすることでK4用のマテリアルが使える(テクスチャが正常に張られる)ようになっているのです。
ただ、この存在を知らない人もいらっしゃるでしょうし、手順が多いので、それを1ファイル読み込むだけで切り替えてくれるUVプリセットファイルを作りました。

使い方は以下の通りです。

 (1)Genesisフィギュアにマテリアルファイルを適用する。
DS4活用 UVセットM4 工程1

 (2)マテリアルファイルに対応したUVプリセットファイルを適用する。
DS4活用 アイコン M4UV
DS4活用 UVセットM4 工程2

この順序が逆になると意味がありませんのでご注意下さい。(1)がM4用のものなら(2)は「UVset Genesis_M4」を、(1)がK4用のものなら(2)は「UVset Genesis_K4」を使って下さい。「UVset Genesis_V4」はV4のUVに戻すためのファイルです。UVプリセットファイルはDSフォーマットのコンテンツディレクトリのPresets/Materials/にインストールされます。
一つだけ注意点があります。このUVプリセットはDAZ Studio Defaultシェーダー用ですので、他シェーダーを使うマテリアルファイル(Eliteシリーズなど)には使わないで下さい。その場合はSurfacesタブから直接切り替えて下さい。


■pz2ポーズファイルを読み込んだ時の不具合修正ファイル

V4用のポーズファイル(pz2)をGenesisに読み込んだ時に足の指とかかとが異常に伸びてしまうことがあります
DS4活用 足首転移 現象

この現象はおそらくPoserでポーズファイルを保存する際に、足のIKターゲットの位置が足首の位置として保存されるのが原因ではないかと思います(検証不足なのではっきりした理由は不明ですが)。なぜGenesisフィギュアでこれが顕在化するのかも分かりませんが、とりあえず対処法は単純です。Left FootとRight FootのTranslateをすべて0に修正してやれば良いのです。ただ、これらは隠しパラメータとなっていて、さらに6回入力しなくてはいけませんので、こちらもファイルを作りました。上の作業をするだけのポーズプリセットファイルです。
※V4のポーズをGenesisのリグに合うように補正するものではありません。

使い方は以下の通りです。

 (1)Genesisフィギュアにポーズファイルを適用する。
DS4活用 足首転移 修正工程1

 (2)足首が変になったらポーズプリセットファイルを適用する。
DS4活用 アイコン Footfix
DS4活用 足首転移 修正工程2

「FixPose Genesis_FootTrans」が足首用で「FixPose Genesis_HandTrans」が手首用です。私が試した中で1つだけ手の指が飛んでいくのがありましたので用意しました。ただし、手首用のファイルだけDS4.0.0.343で保存しましたので、前のバージョンでは読み込みエラーが出てしまいます。ポーズプリセットファイルはDSフォーマットのコンテンツディレクトリのPresets/Poses/にインストールされます。


■V4用の小道具型の髪をGenesisにフィットさせるファイル

まだまだGenesisフィギュアに使えるアイテムは少なく、Auto-Fitツールを購入していないという方も多いでしょう。幸いGenesisとV4の頭部(頭蓋)の形は似ていますので、V4用の小道具型の髪がちょっとの調整をするだけでGenesisに使えます(こちらはAuto-Fitツールの管轄外ですしね)。用意したのはその調整をするポーズプリセットファイルです。

使い方は以下の通りです。

 (1)GenesisフィギュアにV4用の小道具型の髪(Hairフォルダ内の髪)を適用する。
DS4活用 V4小道具髪フィット 工程1

 (2)髪オブジェクトを選択する(髪をクリック)。
 (3)髪調整用のポーズプリセットファイルを適用する。
DS4活用 アイコン V4Hairfit
DS4活用 V4小道具髪フィット 工程2

「Hairfit V4prop2Genesis」がそのプリセットファイルになっています(DSフォーマットのコンテンツディレクトリのPresets/Poses/にインストールされます)。ただ移動とスケールのパラメータを調整しているだけですので、うまくフィットしない髪もあります(耳の後ろあたりが厳しいです)。その場合はデフォーマ(D-Form)で補って下さい。また、頭蓋の大きさを変更するモーフ(Basic Childなど)を使用した場合はフィットさせることができません。同様に、髪を適用した時点で既に調整するパラメータに数値が入っているものも、このファイルではフィットさせることができません。


■pwToonをDS4で使えるようにする

現在無料配布されているDS4Standardでは、マテリアルシェーダーとして標準の『DAZ Default Shader』の他に『Elite Human Surface Shader』『UberSurface Shader』『SimpleSurface Shader』が使用できるようになっています。これらはDS4で使えるようにバージョンアップされたものなので、DS3でのそれと同じように使っていくことができます。
しかし今の時点では、DS3で使用できたプラグインやその他のシェーダーのDS4向けのバージョンアップが行われておらず、DS4で使えるシェーダーは上で挙げた4種類しかない状態です。
この項ではまだDS4向けのバージョンアップが行われていないトゥーンシェーダー『pwToon』を無理矢理DS4で使えるようにしようという実験です。保証外の操作になりますので、くれぐれも自己責任において行うようにして下さい。

DS4はインターフェイスの刷新やGenesisフィギュアを表示させるための機能追加が行われたものの、レンダリングエンジン部分についてはDS3.1と大差ありません。そのためUI部分がSurfacesタブの汎用表示に限定されるシェーダー製品については、ほとんどそのままDS3用のものが動くと考えられます。ところがそのままDS4でオブジェクトのサーフェイスにDS3用のシェーダーを適用しようとしてもダメです。その理由はそのシェーダーを適用するのに必要なファイルがDS4が探せる場所に無いからです。

具体的にはDS3のアプリケーションフォルダ(C:\Program Files\DAZ 3D\DAZStudio3\など)からDS4のアプリケーションフォルダへ必要なファイルをコピーしてやります。
※32bit版と64bit版を間違えないようにして下さい。

『pwToon』の場合以下のファイルをコピーする必要があります。
※以下の説明では他のpwシリーズのシェーダーの必要ファイルすべてをコピーしてしまいますので、必要ないなら中のファイルを個別にコピーして下さい。

 scripts\support\Poseworksフォルダ
 shaders\pw*.sdlファイル(pwToonシェーダーならpwToon.sdl)


以上のファイル及びフォルダを階層を保ったままDS4のアプリケーションフォルダへコピーして下さい。

『pwToon』『pwSketch』『pwCatch』『pwSurfaces2』はこの操作でDS4でも使えるようになりました。他にも使えるようになるシェーダーなどがあるかもしれません。
※一部追加で必要な操作があったかも…。これだけでダメな場合は、ログファイルをチェックしてみて下さい。
※バージョン4.0.2.17あたりからこの方法も使えなくなりました。pwシェーダーはDAZの手によるDS4対応計画があるようですので、しばらく待つしかないですね。


■今日の一枚

今回はDS4で使えるようにしたトゥーンシェーダー『pwToon』をGenesisフィギュアに適用してシーンを作ってみました。『pwToon その2:イラスト調レンダリングに挑戦』でやったような、肌のグラデーションを組み立てていく感じでGenesisフィギュアの繊細な凹凸と滑らかな関節が出るように調整してみました。

ぺったん座り
Character:Genesis
Skin:Bombshell Beauties V4 Joanie
Hair:V4A4 Bun Hair
Costume:Basicwear for V4 Unimesh (Auto-fit Tool) , Magus
Shader:pwToon




今回のツールと画像の素材はこちら

DAZ Studio 4.5 Pro

pwToon

Genesis Evolution: Morph Bundle

Bombshell Beauties V4 Joanie

V4A4 Bun Hair

Basicwear for V4 Unimesh



Comment

ありがとうございました

いつもコッソリお世話になっています。
「Kotozone_Genesis_presets_set1」頂戴しました。
ありがとうございます。
「Fix Pose」がとても嬉しかったです。

Genesisのコンテンツ(と言えばいいのでしょうか?)もっと
もっと充実してくれればいいですね。
(Dynamic Clothに対応するのは何時なんでしょうかね・・・)

Re: ありがとうございました

noruさんこんばんは。
ほんとに子ネタだったのでちょっと不安だったのですが、実際に役立てていただけているようで良かったです^^
DCプラグインについては、DS4Advancedの進捗とともに進展しているようですので、Mac版も合わせて同時期に使えるようになるのではと思います。

ご無沙汰しております

 ご無沙汰しております。何度か投稿を試みたのですが、どうもうまくいかず、返事もそのままになってしまいました。

 以前問題だったDS4が強制終了する件ですが、仰せの通り、テクスチャの保存先をローカルディスクDの別なフォルダに変えてみました。結果は、アイテムをデリートし、別のアイテムに変える場合は落ちなくなったようです。しかし、作り上げた比較的大きなシーンをFILEのNEWでデリート(何もないシーンにしています)し、新しいシーンをOPENで開くと相変わらず強制終了します。データが大きくてパソコンに負担がかかっているのかもしれません。また、ログファイルを調べても、特に気になるところはなかった(?)と思います。まあ、これはそのたびにDS4を終了し、新たに立ち上げればいいことですから、もうこれ以上気にしないことにします。ありがとうございました。(また何かわかりましたら、ご報告いたします)

 UVプリセットファイルは本当にいいですね。私もFixPoseがとても重宝すると思いました。GENESISに既存のPOSEを適用しようとすると、足の先がめちゃくちゃになるので適用をあきらめていました。

 まもなくADVANCEDが出るんですね。楽しみです。Pro版もあるようですが、いきなりProを購入することは無駄なのでしょうか。(POSERで小道具などを作ったことはありますが、フィギャを作ったことはまだありません)

Re: ご無沙汰しております

Kiyoshiさんコメントありがとうございます。お返事が遅くなってしまってすいません。

私もDS4のレンダリング時に強制終了になったことが何度かありました。落ちるタイミングが分かっている分、対処しやすいレベルではありますね。

FixPoseを活用していただいているようで、とても嬉しいです。記事にしたこともありますのでご存知かもしれませんが、よく使うファイルはContent Libraryタブで表示したアイテムの右クリックメニューから「Create Custom Action」をしておくと、メインメニューのScriptsに登録されますので便利ですよ。

Pro版はすぐにでもGenesis用の服を作りたい(モデリングは他ソフトで、CCTが活躍するのはいわゆるセットアップと呼ばれる部分です)とか、Zbrushでテクスチャをよく作成するといった用途に合致していれば有用だと思います。まだ使い勝手などもわかりませんし、Poser側の出方(とそちらへのDAZの対応)も全てが明らかになったわけではありませんので、まだみなさん様子見の状態だと思います。

pwToon

pwToon Updateが9/1に出てます。
Now Supported in DAZ Studio 4! になってるので対応完了なのかな?

Re: pwToon

Monoさん情報ありがとうございます。
『pw Shaders Bundle』に含まれる
pwCatch
pwEffect
pwGhost
pwSurface2
pwToon
についてはDS4に対応したアップデートが行われたみたいですね。
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