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肌をフレッシュにするマテリアルプリセット Interjection

Category : Human Surface Shader
DAZ Studio(以下DS)用のマテリアルシェーダーHuman Surface Shader(HSS)とその進化型Uber Surface Shader(USS)には光の表面下散乱:Sub-Surface Scattering(SSS)を表現するためのプロパティがあります。これはDAZのEliteシリーズ以降、V4M4やGenesis用のDSマテリアルにはよく使われています。最初は色と強度だけだったのが、最近のEliteマテリアルではそれぞれにテクスチャマッピングが用いられるなど、その設定も高度化しています。

今回ご紹介する『Interjection - Surface Injections for DAZ Studio』は、SSSに使われるテクスチャとパラメータ設定のプリセットをパッケージングしたものです。これを使うことでSSSの効果の強弱がダイナミックに出るようになり、キャラクターの肌はよりリアリスティックに、より生っぽくなります。この製品はDAZのフィギュアVictoria 4、Michael 4、Genesis(V4、M4、V5のUVセット)用で、HSSまたはUSSをシェーダーとしているマテリアルプリセットに対応しています。
また、同系製品である『Interjection Booster Shot One』はDAZのGenesis(M5、HitomiのUVセット)用で、HSSまたはUSをシェーダーとしているマテリアルプリセットに対応しています。
これらの製品自体には人肌のテクスチャなどは付属していませんのでご注意下さい。

作者によるプロモーションビデオチュートリアルビデオがYoutubeにアップされています。興味のある方はまずプロモーションビデオの方をご覧下さい。こちらはDAZストアの製品ページからも見れるようになっています。

余談ですが、Poser 9/Pro2012で搭載されたSSSのように、光がにじみ出ているような効果はDSのHSSおよびUSSのSSSでも表現されています。ただ、SSS強度をかなり上げないとそれがはっきり分かるレベルにはならないため、なかなか同じようにはいきません。でも可能性は残っていますよ~。

Interjection SS

※『Interjection Booster Shot One』の修正ファイルのダウンロードリンクを追加しました。(2012.5.21)
※レンダリング画像を追加しました。(2012.5.23)
※バージョンアップによって修正された部分を訂正しました。(2013.3.22)

■使い方

『Interjection』はHSSまたはUSSを使ったマテリアルのSSSを強化するためのものですので、先にフィギュアにそれらのシェーダーを使ったマテリアルプリセット(EliteシリーズやGenesis用DAZ製マテリアルなど)を適用しておく必要があります。
選択したサーフェイスがどのシェーダーを使っているかはSurfacesタブのEditorページ左上の表示で確認できます。
Interjection Surfacesタブ シェーダー名
ここが「Shader: omHumanSurface」となっていたらHSS、「Shader: omUberSurface」となっていたらUSSです。

今回はこんなシーンを用意しました。Genesisフィギュア(V5)に『V5 Bree All』マテリアルプリセットを適用しています。ライティングは強めのDistant Light1灯と弱めのUberEnvironment2(Color)だけです。そのため、影になっている部分はほとんど同じ暗さです。
Interjection V5サンプルシーン 適用前

USSを使ったプリセットでSSSの設定もしてありますが、影になっている部分にほとんど効果が出ていないところを見ると、かなり弱めの設定になっていますね。
※DAZ Studio Defaultシェーダーを使ったプリセットでも『Interjection』の適用は可能ですが、スペキュラの設定をやり直す必要がでてきます。

『Interjection』は以下の場所で見つけることができます。
『Interjection Booster Shot One』も同じ場所です。

・Content Libraryタブ
 People > Genesis > Materials > DimensionTheory > Interjection

・Smart Contentタブ
 Materials > Eyes
 Materials > Feminine > Interjection - Surface Injections for DAZ Studio
 Materials > Masculine > Interjection - Surface Injections for DAZ Studio

Interjection Contentタブ SSSプリセット

適用先のフィギュア(Genesisの場合はUVセット)に対応したフォルダ内にある名前の先頭に01と付いたアイテムをフィギュアを選択した状態でダブルクリックして下さい。SSSの強弱の付け方によって3つのアイテムが用意されており、Middleが一番効果が弱いものになっています。
このシーンではGenesisフィギュアのV5UVセットを使ったマテリアルですので、「01-V5Middle」を適用しました。
Interjection V5サンプルシーン Middle適用

シェーダーがHSSだった場合は適用後、パラメータを引き継いだままUSSへアップグレードされます。
肌の色によっては『Interjection』によるSSSの効果が強すぎたり合わなかったりする場合があります。その時はSurfacesタブで肌のサーフェイスを選択し、Subsurface ColorとSubsurface Strengthを調整してみて下さい。


■Subsurface Groupの設定

『Interjection』を適用したフィギュアをレンダリングした時に、次の画像のように口元が赤く色づいてしまうことがあります。
Interjection V5サンプルシーン 赤い口元

これは口内の歯肉などのサーフェイスにまでSSSの影響が及んでしまっているためで、次のどちらかの方法で修正することができます。

 (A)ライトに必ず影の設定をする
 (B)口内のサーフェイスのSubsurface Groupを体表と別のものにする

『Interjection』の作者の説明では、必ずレイトレースシャドウを設定したライトのみを使って下さいとあります。(A)の方法ですね。作者のチュートリアルビデオではDistant LightをRaytrace ShadowにしてさらにSoftness 60%、Bias 0.01という凶悪な設定にしてありますが、これだと髪の毛のレンダリングにおそろしく時間がかかってしまうのでオススメしません(今回のシーンでは600*800pixels、SR0.2で12時間以上かかります)。とりあえずParametersタブまたはLightsタブでライトの影をDeep Shadow MapかRaytraceのどちらかに設定するだけで口元が赤くなる現象は抑えられます。
今回のシーンで使っているライトに全て影の設定をしたのが次のレンダリング画像です。
Interjection V5サンプルシーン 赤い口元 ライト修正

(B)はSSSのグループを体表と口内で別にすることで、相互に影響が出ないようにする方法です。Poser 9/Pro2012でもSR2でこのパラメータが加わり、口元が青くならないように設定できるようになりました。
具体的な設定方法は次の通りです。
Surfacesタブで「4_Gums」「4_InnerMouth」「4_Teeth」「4_Tongue」をまとめて選択し、Subsurface Groupのパラメータを変更してやります。体表の方は5になっていますので、それ以外にして下さい。
Interjection Surfacesタブ グループ変更

今回のシーンのフィギュアのマテリアルにSubsurface Groupの設定をし直したのが次のレンダリング画像です。こちらはライトの影を設定していないままです。
Interjection V5サンプルシーン 赤い口元 Group修正

『Interjection Booster Shot One』では既にSubsurface Groupの設定が済ませてありますので、口元が異常に赤くなることはありません。


■目にハイライトを入れるプリセット

GenesisフィギュアにV4やM4用のマテリアルプリセットを使った時に、目にハイライトが入らなかったり、それが弱かったりして困ったことはないでしょうか?
このブログの記事でも何度か書いているのように、GenesisにはV4などにあったEyeSurfaceという眼球を全て覆う透明なサーフェイス(とマテリアルグループ)がありません。V4やM4用のマテリアルプリセットにはEyeSurfaceにハイライトや反射を入れているものがあり、それが無いGenesisにそのようなプリセットを適用すると目のハイライトが描画されなくなってしまいます。

『Interjection - Surface Injections for DAZ Studio』には、フィギュアの目にいろんな形のハイライトが入れられるように16種類のプリセットが付属しています。これらは5_Corneaに作用するようになっていますので、V4、M4、Genesisのどのフィギュアでも使用することができます。
これもSSSのプリセットと同じくフィギュアを選択してから適用したいアイテムをダブルクリックして下さい。
Interjection Contentタブ Eyesプリセット

「Tear Reduction」はDisplacementを使って目元の涙(7_Tear)の量を少なくするプリセットのようです。

フィギュアに「02-EyesH」と「Tear Reduction」を適用してレンダリングしました。
Interjection V5サンプルシーン Middle適用 ハイライト


■Booster Shot One

『Interjection』の追加パックとして最近登場したのが『Interjection Booster Shot One』です。
これはGenesisフィギュアのM5またはHitomiのUVセットを使用しているマテリアルプリセットに対応するように作成されたSSSプリセットです。追加パックという形にはなっていますが、『Interjection - Surface Injections for DAZ Studio』が無くても使用することができます。
『Interjection - Surface Injections for DAZ Studio』からさらに進化しており、M5用ではこれまでSubsurface Strengthにだけ使用していたテクスチャマッピングが、Subsurface ColorやVelvet Colorにも専用のものが使われています。

アイテムの構成も少し変化しており、SSSのプリセットは「M5-InjectionA」「M5-InjectionB」の2種類で、口内のサーフェイスのSSS設定は「M5-Mouth」として別アイテムに分けられました。
Interjection Contentタブ Booster Shot One

「!RemoveLimits」はSubsurface Strengthのリミットを解除するプリセットで、SSSの効果を高めたい場合に使用します。同時にSubsurface Strengthは100%に設定されます。
「M5-Diffusexx%」はDiffuse Strengthをxx%に変更するプリセットです。SSSはDiffuseに加算されるので、肌が明るくなりすぎる場合があります。そんな時に元のDiffuseの方を若干暗くしてバランスを取ろうというわけです。
※M5用アイテムの名称です。

目にハイライトを入れるプリセットは付属していません。
おまけとして、製品のプロモーション画像で使用されたライトセットが付属しています。


■使用例

マテリアルプリセットとライティングをいくつか組み合わせてレンダリングしてみました。
クリックすると大きいサイズの画像が開きます。

最初は今回のシーンのLight、Middle、Strongプリセットの比較です。

Interjection V5サンプルシーン Light適用Interjection V5サンプルシーン Middle適用Interjection V5サンプルシーン Strong適用
Character:Genesis : Victoria 5 Supermodel
Skin:V5 Bree
Hair:Victoria 5 Elite Ponytail Hair 3D Model
Costume:Hongyus Bikini for V5
Light:UberEnvironment2

Lightが一番弱いSSSかと思いきや、一番赤くなります。StrongはSSSの強弱がよりはっきりしています。

次はElite Marieの黒い肌にMiddleプリセットを適用してみました。ライトは『Interjection Booster Shot One』に付属していたものです。ただし影をDeep Shadow Map(Softness0%、Bias0.2)に変更しています(Distant Light3灯)。

Interjection V4シーン2 適用前Interjection V4シーン2 Middle適用後
Character:Genesis : Victoria 4
Skin:V4 Elite Texture Marie
Hair:Pure Hair Classic
Costume:Hongyus Bikini for V5

Deep Shadow Mapでも特に問題はないようですね。Middleの設定でも黒い肌にはSSSが赤すぎるので、Subsurface Colorの色相を黄色に動かしてあります。全身で見ると、テクスチャマッピングによるSSSの強弱が良く出ているのが分かります。

今度はV4フィギュアに使ってみました。シーンの雰囲気にDS4付属のチュートリアルシーン『Fiery Genesis』が合っていたので、背景とライティングを拝借しました。影の設定がされていないライトがあったので、口内のサーフェイスのSubsurface Groupを1に変更してあります。

Interjection V4シーン3 適用前Interjection V4シーン3 Light適用後
Character:Victoria 4 : Elite Utopian
Skin:V4 Elite Texture Lana
Hair:Adhafera Hair
Costume:Fire Dancer for Victoria 4 , Fire Dancer Accessories

こちらは『Interjection Booster Shot One』のM5用プリセットを適用前、InjectionA、InjectionBで比較しました。ライトにはDistant Light2灯とエリアライト1灯を使っています。

Interjection M5シーン 適用前Interjection M5シーン A適用Interjection M5シーン B適用
Character:Genesis : Michael 5 Hero
Skin:M5 Phillip (Shaved)

InjectionBでのレンダリングがどうもしっくりこないので改めて調べてみると、Velvet Color、Subsurface Color、Subsurface Strengthに使われるテクスチャの指定がずれているのに気づきました。また、InjectionA、InjectionB共にテクスチャがせっかく用意されているVelvetをオフにしてありました。そこでInjectionBのテクスチャ指定をInjectionAと同じにしてVelvetをオンにしてレンダリングしたのがコチラの画像です。

最後は『Interjection Booster Shot One』のHitomi用プリセットを適用前、InjectionA、InjectionBで比較しました。ライトにはDistant Light2灯とUberEnvironment2を使っています。

Interjection Hitomiシーン 適用前Interjection Hitomiシーン A適用後Interjection Hitomiシーン B適用後
Character:Genesis : Hitomi
Skin:Hitomi Skin Uber Surface
Hair:Hitomi Rings Poseable Hairstyle
Costume:Hitomi's Day Out

InjectionBはSSS効果がかなり強く出るように設定してありましたので、Diffuse80%を適用しました。このように明るいライティングの場合はSubsurface Strengthを少し下げた方がよかったかもしれません。

UberSurface2シェーダーではSSSの設定方法がHSSやUSSと違うため、この製品の性能を100%生かすことができないようです。一応Subsurface Strengthへのテクスチャマッピングのみ有効です。

SSS関連プロパティの調整が大変でしたが、Susu-Haraiでのレンダリングも試してみました。まだ暗部が赤すぎますね。でも耳がいい感じになったので載せておきます。
Interjection M5シーン B適用 修正 ガンマ補正



今回の画像の素材はこちら

Interjection - Surface Injections for DAZ Studio

Interjection Booster Shot One

Victoria 5

Michael 5

V4 Elite Texture: Marie

V4 Elite Texture: Lana

Hitomi for Genesis Bundle

Hongyus Bikini for V5

Fire Dancer for Victoria 4

Fire Dancer Accessories

Victoria 5 Elite Ponytail Hair

Pure Hair: Classic for Genesis



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