DAZ Studio 4.5 RC版とSDK

Category : 製品ニュース
DAZストアがリニューアルされる少し前にDAZ Studio 4.5 RC(リリース候補版)が登場しました。

ダウンロードしないまま期限が過ぎてしまったので改めてストアの商品を購入($0ですが)してダウンロードしようとしたところ、同時に4.5SDK RCも公開されていることがわかりました。DS4.5RCにはScriptIDEタブもインストールされているので、バージョン4.5以降用のスクリプトやプラグインの制作環境は誰にでも公開されていることになります。今までDS4用のSDKは一般公開はされていなかったので、これでやっとDS3からアップデートが止まっていたプラグイン類もDS4対応が進むことでしょう。

DS4.5RCでの新機能は次のようなものが紹介されています。
DAZ新フォーラムのこのトピックより。

※ここで紹介されているメニューやタブが無いよという方はレイアウトを変更してみて下さい。メインメニュー>Window>Workspace>Select Layout

 ・DSONファイルフォーマットの追加
シーン保存のdsf版です。拡張子は.dufとなります。ジオメトリデータをオリジナルファイルへのリンクで記述するプリセットファイルの詰め合わせのようなファイルになります。これまでのDAZ Script形式での保存はDeprecatedサブメニューへまとめられました。

 ・選択アイテムの保存/読み込み
Scene Subsetというシーン内のオブジェクトから選択したものをまとめてduf保存するメニューもあります。

 ・ビューポート表示のスピードアップ
DS4.0よりも2~5倍に表示スピードが改善されました(OpenGLプレビューの効率化)。

 ・DSONファイルフォーマットでPoserファイルも含める
dsf形式のジオメトリだけでなく、主要なPoserのファイルもリンクとして保存されます。

 ・パラメータ設定ウィンドウの機能拡張
Parameter Settingsウィンドウでより多くの情報が表示/編集できるようになりました。

 ・FBXインポートの改善

 ・The Darkside style(UIの配色プリセット)がアプリケーションに含まれる
これまで別ファイルとして添付されていたものがアプリケーションに統合されました。

 ・DAZ Studio Standard版にはシリアルナンバー不要

 ・Shader Mixerでのワークフローとドキュメントが大幅に進化
地味にバージョンアップを繰り返してきたShader Mixerが安定したということでしょうか。

 ・Ready to Renderシーンの構成ファイルを個別にコンテンツとして登録
「Dragon Slayer」「Fiery Genesis」「Fiery Genesis2」を構成するプリセット群を個別にアイテムとしてデータベースから呼び出せるようにしたということかと思います。

 ・いくつかのLesson Stripsの搭載
DAZ Studio 4初心者用チュートリアルがルームヘルプとしていくつか搭載されました。起動時にも案内が出ますが、ウィンドウ右下端の数字ボタンで使い方のチュートリアルが呼び出せます。Windowsをインストールした時のツアーみたいな感じですね。英語です。

<インストールする場合の注意点>
RCは正式公開版ではありませんので、使ってみたいという方は十分に注意して下さい。

 ・これまでのDS4に上書きインストールとなります。
 ・DS4用のプラグインは使えません。本体付属のCCTなどのプラグインや「3DBridge」「GoZ Bridge」「Decimator」「Dynamic Clothing Control」「Mimic Live」は4.5用が用意されています。
 ・4.5RCで保存したファイルはそれ以前のDSでは読み込めません。

「Reality」なども対応中のようです。今回はSDKが公開されているので移行はスムーズにいきそうですね。プラグイン作者さんにはエールを!
個人的には私のマシン(RadeonHD6850)でウェイトマップの表示がきれいになったのが嬉しいです。以前はちらちらするチェッカーみたいな表示でした。

さて、これまでの情報ではあんまり進化した部分が無く、デメリットばっかりだから正式版を待とう、となりますよね。私もそうでした。
ここからはリリースノートには書いていない新機能です。
まだ安定していない機能かもしれませんので強制終了なども覚悟して試してみて下さい。

 ・オブジェクトのインスタンス
オリジナルと同じシェイプ・ポーズ・マテリアルを持つクローンを複数体作成することができます。これはインスタンスと呼ばれるものになりジオメトリデータなどをオリジナルから参照するので、メモリを圧迫しません。ただしプレビューの重さやレンダリング負荷は増加します。
クローニングしたいオブジェクトを選択してメインメニュー>Create>New Node Instance(複数体作りたい場合はInstancesの方を)で作成できます。それぞれ違うポーズをとらせたりはできませんが、インスタンスごとに回転・移動・拡縮ができます。またオリジナルがアニメーションするとインスタンスも同じようにアニメーションします。
マテリアルのみ個別に割り当てられるGeometry Shellというのも使うことができます。

 ・Dynamic Cloth Asset
Asset保存メニューに追加されていたのですが、DC服を保存できるのかもしれませんね。じゃあ作成は?

 ・Push Modifier
オブジェクトのサーフェイスのオフセットを設定するモディファイアです。服を全体的に太らせて肌の突き抜けを補正することもできます。
SceneタブオプションメニューからEdit>Apply Push Modifierで適用します。

インスタンスを使えばコンサートの観衆や背景の木々などをたくさん配置することが可能になります。じっくりと検証していきたい機能です。
2つめのモディファイアが搭載されたということは、これからも期待していいんでしょうか?Drapeモディファイアなんかあると服に最適でしょうね。

Comment

No title

RC2になってたんですね、気が付きませんでしたw
Realityは今月4.5に対応するとPaolo氏が先月コメントしています。
また4.5では3DlightのCurveのインプリメントも始まったらしいです。
Curveがちゃんと実装されたらDynamic Hairも可能になるんじゃないかと思います。

No title

.dsf ファイルは JSONといわれる形式であることが、DAZ3D のForum の中で記されてて
http://www.json.org/json-ja.html
はからずも、.dsfファイルを編集しようとすると、JSONを理解することになってしまう。
DSON というのは何の略なのか気になって調べたのですが分からずじまい。
ファイルフォーマットの名称をあえて強調する意図がわからなかったのですが、、、

DS4.5 は無償提供されつづくのか気になるところです。

DS4.0 は Genesis を送り出す目標のために DAZ Studio の機能を拡張してた感じでしたが、
DS4.5 は 3D Studio のあるべき姿の追求にもどったというか、、、

> T2さん
Realityの補足ありがとうございます。DAZストアから離れてフットワークが軽くなった印象です。
私もリンク作成時にRC2なのに気が付きました。私がインストールしたのは4.5.0.26なのですが、それがRC2なのかはちょっとわかりません。
DS4.5からは3Dlightのバージョンが上がったと捉えていいのでしょうか?いろいろ新機能が期待できそうですね。

> kim99さん
JSONというフォーマットがあるんですね。教えていただいてありがとうございます。DS用のJSONだからDSONなのでしょうか。私もDSONという名称が脈絡なく出てきていたので気になっていました。
バージョン4ではレンダリングエンジンまわりの機能拡張がなかった分、バージョン4.5でやっとその部分が進化していくのではないかと私も期待しています。

No title

DSONはDAZ Scene Object Notationの略語ですがファイルフォーマットのシンタックスとしてJSON(JavaScript Object Notation)が使用されています。
DAZ Script自身が(JavaScriptとJScriptの標準化のために作られた)ECMA Script(とQtScript)をベースにしていますのでJSONの使用は自然な流れだと思います。
(参考)http://docs.daz3d.com/doku.php/public/dson_spec/start

3Delightのバージョンが変わったかどうかはわかりませんが、InstancingもCurve(ZBrushのFiberMeshのようなものかな?)も3Delightが元々持っている機能です。

RealityをRenderosityに移した理由はDAZがの価格コントロールが気に入らなかったというようなことを読んだ記憶があります。

T2さんご返答ありがとうございます。
DAZスクリプトのプリセットファイルに比べて、duf、dsfファイルは内容が読みやすいので移行は私も歓迎してます。

3Delightはポテンシャル高いんですね。Maya用などでも使われているのを見ると当然のことでしたね。
インスタンスやカーブが実装されることで、それを有効利用できそうな「Send In The Clones」や「Ecomantics」といった既製品、「Look at my Hair」のような開発中のプラグインが対応してくるのかも楽しみです。ダイナミックヘアはアニメーションまで考えたら相当な作業量になりそうですけど。
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