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DS4.5でのLIE

Category : Layered Image Editor
DAZ Studioでレイヤー付き画像ファイルを扱うためのツールLayered Image Editor(LIE。面倒なのでMultiを抜いた呼称で統一していきます)は、DS4.5から少し仕様が変わりました。これは標準ファイル形式がこれまでのDAZ ScriptからDSON(.duf)に変更になったことの影響です。さらにLIEではこれまで使っていた.dsiファイルを使わなくなり、テクスチャファイル指定部分に直接レイヤー構造を記述するようになりました。

今回は、DS4.5でLIEの使い方がどう変わったかについて調べていきたいと思います。

LIE2 SS


■変更点

DS4.5以降のLIEでの変更点をリストアップしていきます。

 ・LIEウィンドウの呼び出し方が「Surfacesタブのテクスチャ指定部分をクリックして出現するメニューから」のみになりました。

 ・LIEウィンドウで作成したレイヤーを持つ画像ファイルをdsiファイルとして保存しなくなりました。

 ・LIEウィンドウでレイヤーを作成する際の操作が簡略化され、べた塗りレイヤー(ColorFill Layer)という区分がなくなりました。

 ・レイヤー付きテクスチャの名称が指定できるようになりました。

 ・DAZ Script形式のLayerd Imageプリセット保存メニューがなくなり、代わりにDSON形式のものが追加されました。

変更点はそれなりにありますが、ユーザーが気にしなければならない部分は少ないです。以前のバージョンで保存したdsiファイルの読み込みや、DAZストアで購入したLIEプリセットは問題なく使えます。
dsiファイルの廃止により、Surfacesタブのテクスチャファイル指定先はテンポラリフォルダに自動作成される合成済みTIFFファイルになります。ただし、内部的には合成前のレイヤー構造の情報が保持されていますので、再びそのテクスチャをLIEで開き、各レイヤーを劣化の無い状態で編集することができます。

追加したレイヤーは、テクスチャを指定しなければ「べた塗りレイヤー」として指定した色で塗りつぶされます。テクスチャを指定すると「画像レイヤー」となり、色指定は無効になります。


■LIEで肌にタトゥーを合成する

ここで、LIEの使用例として、前回の記事『Map TransferでテクスチャのUVを変換する』で肌にタトゥーを合成する部分を順を追って解説しておきたいと思います。

タトゥーのテクスチャは、白地に黒いタトゥーのみが描かれた画像ファイルです。フィギュアに使うと背中に羽の形をしたタトゥーが現れるように描かれたものになります。

 (1)Surfacesタブのサイドメニューでタトゥーを合成する肌テクスチャを持つサーフェイス(同じテクスチャを使うもの)を全て選択します。
LIE2 タトゥー合成 プレビュー合成前

 (2)Diffuse Colorプロパティのサムネイルをクリックし、出現するメニューから「Layerd Image Editor」を選択します。これでLIEウィンドウが開きますので、以後はそこでの作業となります。
LIE2 タトゥー合成 LIE呼び出し
LIE2 LIEウィンドウ 日本語

 (3)レイヤーリストには肌のテクスチャのレイヤーが既に配置されています。+ボタンをクリックして出現するメニューから「Add Layer」を選択し、レイヤーを追加します。
LIE2 タトゥー合成 LIEウィンドウ工程1

 (4)レイヤーリストに黒く塗りつぶされた「New Layer」が追加され、それが選択された状態になりました。そのままレイヤーパラメータのResourceプロパティの「None」と書かれている部分をクリックし出現するメニューから「Browse」を選択します。ファイル選択ダイアログが出現しますので、タトゥーの画像ファイルを指定します。
LIE2 タトゥー合成 LIEウィンドウ工程2

 (5)タトゥーレイヤーのレイヤーパラメータを調整します。特に重要なのは次のプロパティです。

 ・合成モード(Blend Mode):レイヤーの描画モード。Additive Blend(加算[リニア])/Alpha Channel Blend(アルファチャンネル)/Multiplicative Blend(乗算)/Subtractive Blend(焼き込み[リニア])から選択。
 ・倍率(X/Y Scale):ベースレイヤーのサイズ(Document Size)と一致させるために調整。

今回はBlend Mode:Multiplicative Blend、X/Y Scale:100%、Opacity(透明度):80%にしました。
LIE2 タトゥー合成 LIEウィンドウ工程3

 (6)画像の名前(Image Name)を変更しておきます。これがテクスチャ選択時にテクスチャリストに載りますので、LIEで編集したものだとはっきりわかる名前が良いですね。
※ここで付けた名前のファイルが保存されるわけではありません。
LIE2 タトゥー合成 LIEウィンドウ工程4
LIEでの作業が済んだら、AcceptボタンをクリックしてLIEウィンドウを終了します。

ビューポートで確認すると、ちゃんと背中に羽の形のタトゥーが描かれています。
LIE2 タトゥー合成 プレビュー合成後

レンダリングしたものがこちら。
サスペンダーと羽
Character:Stephanie 5 :Curvy
Costume:V4 Dynamic Jeans Suspenders
Hair:Pure Hair Crazy

ダイナミッククロスを使ってみたのですが、モーフで自由自在に身長体格が変化するGenesisにはなかなか合わせ難いですね。お尻ほとんどむき出しになっちゃってるし。


■Layerd Imageプリセットの保存

LIEで編集したテクスチャの設定のみをプリセットとして保存するには、メインメニューFile > Save As > Layerd Image(s) Preset を実行します。
LIE2 プリセット保存メニュー
とはいえ、マテリアルプリセットからLIE部分を抜き出しただけのものなので、普通に使う分にはマテリアルプリセットまたはシェーダープリセットでまかなえます。

しかしひと工夫することで、どんなベーステクスチャにも適用できるLIEプリセットを作ることができます。今回の例で言うと、どんな肌テクスチャ(もちろんUVセットは同じで無いとずれてしまいますが)にも適用できるタトゥーのプリセットを作ることができるのです。
その方法は、次の作業だけです。

LIEで一番下のレイヤーのResourceを「None」にしておく。

今回の例で言うと、レイヤー「SP5_MichelleT.jpg」のResourceを「None」に、ということですね。以前のバージョンでできた方法とは違いますのでご注意下さい。
LIE2 LIEプリセット保存の前準備

そうやって保存したプリセットは、適用先のテクスチャを問わず使えるものになります。さらにベースのテクスチャサイズが違っていても自動で合わせられます。
一つだけ注意点があるとすれば、サーフェイス名が合致しないと適用されないということくらいです。



今回の画像の素材はこちら

Stephanie 5

Pure Hair: Crazy for Genesis

V4 Dynamic Jeans Suspenders

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