CarraraでGenesisフィギュアを使う
Category : Carrara
Carrara 8.5での主要なバージョンアップ項目として、GenesisおよびGenesis 2フィギュアの読み込みに対応した点があります。
DAZのGenesis以降のフィギュアはそれまでのものと違い、ジョイント・パラメータの変更を伴うモーフや、TriAxウェイトマップ(3軸別+αのウェイトマップ)、UVセットの切り替えなど、アプリケーション側の対応が必要なものを多く含みます。そのため8.5へのバージョンアップは、それらへの対応のためのものだったと言えます。
そしてもう一つ、コンテンツブラウザとしてDAZ Studioと同じくSmart Contentに対応しました。
これはDAZストアで販売している製品に付属している情報(メタデータ)を取り込み管理するCMSとアイテムの情報をやり取りし、個々のアイテムをカテゴリ別に表示してくれるものです。
今回は、Carrara8.5でのGenesisフィギュアの扱い方について調べました。同時にSmart Contentの実装についても調べています。

■インストールなど
Carrara8.5には次のようなファイルが含まれます。
Carrara 8.5 32bit
Carrara 8 Native Content
Digital Painters 3D Paint Brushes Sampler
Genesis Starter Essentials
Genesis 2 Female Starter Essentials
Victoria 5 Starter Bundle
Michael 5 Starter Bundle
etc..
Pro版だとさらに次のようなファイルが追加されます。
Carrara 8.5 Pro 64bit
Carrara Render Node 32bit
Carrara Render Node 64bit
Carrara 8.5 Native Content
Victoria 5 Pro Bundle
Michael 5 Pro Bundle
『Carrara 8.5 32bit』は入力するシリアルナンバーによってPro版にもなります。
『Carrara Render Node』はネットワークレンダリングをするためのアプリケーションです。
『Genesis Starter Essentials』はGenesisフィギュアの、『Genesis 2 Female Starter Essentials』はGenesis 2 Femaleフィギュアの基本セットです。『Victoria 5 Pro (Starter) Bundle』および『Michael 5 Pro (Starter) Bundle』はGenesisフィギュアの追加キャラセットになります。
インストールには『DAZ3D Install Manager』(DIM)を使用することをオススメします。
特にDAZ Studioを使っていないユーザーの方は、GenesisフィギュアまわりのコンテンツはDIMでのインストールが必須です。
もしもアプリケーションは独立インストーラで、コンテンツはDIMで、と分ける場合は、DIMでCarrara8.5のインストール先を登録する必要があります。コチラの記事をご参照下さい。
DAZ Studioで問題なくSmart Contentタブが使えている場合は、それをそのままCarraraで読み込むことができます。
■Carrara 8.5のコンテンツ管理
Carrara 8.5ではブラウザトレイから次のフォーマットのファイルを読み込むことができます。
・Carraraフォーマット
・Poserフォーマット (Contentタブ)
・DSONフォーマット (Contentタブ、Smart Contentタブ)
ブラウザトレイのContentタブからファイルを読み込むためには、コンテンツがインストールされているコンテンツディレクトリを登録しなければいけません。
それぞれブラウザトレイのContentタブのファイルメニュー(右上端のアイコン)から次のコマンドを実行して下さい。
●コンテンツディレクトリの自動検出
「Auto Detect Runtime」を実行します。
●コンテンツディレクトリの手動登録
<Poserフォーマット>
「Add Runtime」を実行し、フォルダを指定したのち、「Poser Runtime」を選択します。
<DSONフォーマット>
「Add Folder」を実行し、フォルダを指定したのち、「Content」を選択します。
●コンテンツディレクトリの登録解除
「Remove Folder」を実行します。
ブラウザトレイのSmart Contentタブには次のような機能があります。
●Files
シーンで選択したオブジェクトに適したアイテムをカテゴリ別に表示します。
フィギュアを選択するとそれに着せられる衣服や髪、適用できるマテリアルやポーズなどがリストアップされます。表示の切り替えに少し時間がかかります。
これのみサブカテゴリの内容も表示するという特性があります。
●Categories
カテゴリ別にアイテムを表示します。
●Products
製品名別にアイテムを表示します。
Filesの表示内容はオブジェクトの選択によって常に切り替わりますので、必要な時以外は別のタブに切り替えておくと、その処理で重くなることを避けられます。
■Genesisフィギュアを使ってみる
Carrara 8.5でGenesisフィギュアを使う手順をチュートリアルにしてみました。
Carraraのユーザーインターフェイスについてはこの記事を参考にして下さい。
(1)新規ドキュメントを作成します。
メニューコマンドから File > New を実行します。

New Documentダイアログが出現しますので、その一番右の欄でMediumサイズが選択されていることを確認して、「Empty Scene」ボタンをクリックします。

(2)フィギュアを読み込みます。
ブラウザトレイのSmart Contentタブで Files>Default>Figures を開き、「Victoria 5」を読み込みます。
ブラウザトレイからアイテムを読み込む方法は次の3種類ありますので、どれかを使って下さい。
・ダブルクリックする。
・ドキュメントウィンドウにドラッグ&ドロップする。
・プロパティトレイ(Instancesタブ内)にドラッグ&ドロップする。

(3)ドキュメントウィンドウのアングルを調整します。
プロパティトレイのInstancesタブにシーン内のオブジェクトが全てリストアップされていますので、まずフィギュアを選択します。フィギュアのルートは「Actor」の一つ上の行なので、それをクリックして選択してからキーボードの「0(ゼロ)」を押します。するとフィギュアがウィンドウいっぱいに表示されますので、続いて見やすい角度に回転させます。

(4)フィギュアのシェイプを調整します。
Instancesタブで、フィギュアの「Actor」を選択します。
するとプロパティトレイの上段の内容が変化しますので、Parametersタブをクリックして表示します。

タブ内にフィギュアの持つモーフ・パラメータが表示されますので、カテゴリやワードでフィルタリングして目的のパラメータを探して調整して下さい。
例えば、おへそを形成するモーフ「Navel」は Upper Body>Torso>Universal>Real World カテゴリにあります。もしくは「Navel」とワード入力すれば、その単語を含むパラメータがリストアップされます。

(5)フィギュアに衣服と髪を着せ、ポーズを適用します。
フィギュアのルートを選択すると、Smart ContentタブのFilesの表示内容が変化しますので、Files>Default>Wardrobe を開き、着せたい衣服を読み込んで下さい。
髪はFiles>Default>Hairで、ポーズはFiles>Default>Poses>by Functionでリストアップされます。

Genesisフィギュアの衣服などはどの読み込み方でも同時にGenesisに着用されます。
Genesis2フィギュアの場合は不具合なのか着用はされないので、手動で着用させて下さい。
手動で着用させるには、衣服のルートを選択し、GeneralタブのFit Toの欄から着用先のフィギュアを選択します。

(6)衣服と髪にマテリアルバリエーションを適用します。
まずドキュメントウィンドウのルームツールから「Interactive Renderer Settings」(上矢印のアイコン)をクリックして描画設定ウィンドウを出し、Rendering Modeを「Textured」にしておきます。

これでプレビューでのモデルにテクスチャが張られます。
衣服のルートノードを選択すると、Smart ContentタブのFilesの表示内容が(あれば)マテリアルバリエーションに変化しますので、それぞれ好きな色を選んでダブルクリックで読み込みます。

(7)フィギュアの表情を変えます。
プロパティトレイのInstancesタブで、フィギュアの「Head」を選択します。
するとParametersタブでPose Controls(表情や複数ボーン操作などに関するモーフ・パラメータ)が表示されますので、目的のパラメータを探して調整して下さい。

例えば、微笑「Smile Simple」は Head>Mouth カテゴリにあります。
Genesis2フィギュアの場合はルートを選択すると、フィギュアに含まれる全てのPose Controlsが表示されます。
(8)シェーダを適用します。
Poser用やDAZ Studio用のアイテムを読み込んだ場合、ディフューズなどのテクスチャは適用されているのですが、その強度などは調整する必要があります(だいたいバンプは効きすぎます)。
幸い『Carrara 8.5 Native Content』にV5(とM5)用のCarraraシェーダが添付されていますので、それを適用してみましょう。
プロパティトレイのInstancesタブでフィギュアの「Actor」を選択し、GeneralタブにあるEditボタンをクリックします。
するとテクスチャルームに移動しますので、ブラウザトレイのShadersタブ Skin>Genesis>Victoria 5>Bree から「BTL-Bree-V5」をプロパティトレイのShadingタブ内の一番上のカラフルな球体へドラッグ&ドロップします。

このシェーダはSSSを入れてあるのになぜかOnになっていないので、必要であれば適宜Onにして下さい。
ついでに衣服のバンプ強度なども調整しておくと良いでしょう。
(9)不要なシェーダを削除します。
アセンブルルームに戻り、メニューコマンドから Edir > Remove Unused Masters > Remove Unused Shaders を実行します。これはシーン内のオブジェクトに使われていないシェーダを削除するコマンドです。

フィギュアにマテリアルを適用した後など、そのままにしておくと古いシェーダがメモリを圧迫するのでこまめに削除するわけです。
これでフィギュアに関する一通りの取り扱い手順は終了です。
あとはカメラのアングルやライティングを整えてレンダリングして下さい。

■注意点など
CarraraでGenesisフィギュアを扱う上で注意すべき点を書き出してみました。
・フィギュアのルートノードは「Actor」ノードの一つ上の行。
・フィギュアのメッシュは「Actor」ノード(V4では「Model」ノード)。モデルルーム、テクスチャルームでの編集はこれを選択してから。
・世代の違うフィギュア用の衣服を着せる場合、衣服をコンバートするAuto-fitツールが動作する(Genesis2へのコンバートは未対応)。
・UVセットの変更はできないので、読み込むフィギュアを変える(Genesis>Victoria 4UV、Victoria 5>Victoria 5UV)。DSONフォーマットのマテリアル(Files>Default>Materials)を読み込むことで、UVセット切り替え可能。
・DAZスクリプトフォーマットのファイルは読めないので、DAZ Studioでプリセット保存し直しておく(一部Genesis用衣服のマテリアルやポーズプリセット)。
・GenesisとGenesis2ではシェーディング・ドメインの順序や数が違うので、V5用シェーダはそのままではV6に適用できない。
今回のツールと画像の素材はこちら
DAZのGenesis以降のフィギュアはそれまでのものと違い、ジョイント・パラメータの変更を伴うモーフや、TriAxウェイトマップ(3軸別+αのウェイトマップ)、UVセットの切り替えなど、アプリケーション側の対応が必要なものを多く含みます。そのため8.5へのバージョンアップは、それらへの対応のためのものだったと言えます。
そしてもう一つ、コンテンツブラウザとしてDAZ Studioと同じくSmart Contentに対応しました。
これはDAZストアで販売している製品に付属している情報(メタデータ)を取り込み管理するCMSとアイテムの情報をやり取りし、個々のアイテムをカテゴリ別に表示してくれるものです。
今回は、Carrara8.5でのGenesisフィギュアの扱い方について調べました。同時にSmart Contentの実装についても調べています。

■インストールなど
Carrara8.5には次のようなファイルが含まれます。
Carrara 8.5 32bit
Carrara 8 Native Content
Digital Painters 3D Paint Brushes Sampler
Genesis Starter Essentials
Genesis 2 Female Starter Essentials
Victoria 5 Starter Bundle
Michael 5 Starter Bundle
etc..
Pro版だとさらに次のようなファイルが追加されます。
Carrara 8.5 Pro 64bit
Carrara Render Node 32bit
Carrara Render Node 64bit
Carrara 8.5 Native Content
Victoria 5 Pro Bundle
Michael 5 Pro Bundle
『Carrara 8.5 32bit』は入力するシリアルナンバーによってPro版にもなります。
『Carrara Render Node』はネットワークレンダリングをするためのアプリケーションです。
『Genesis Starter Essentials』はGenesisフィギュアの、『Genesis 2 Female Starter Essentials』はGenesis 2 Femaleフィギュアの基本セットです。『Victoria 5 Pro (Starter) Bundle』および『Michael 5 Pro (Starter) Bundle』はGenesisフィギュアの追加キャラセットになります。
インストールには『DAZ3D Install Manager』(DIM)を使用することをオススメします。
特にDAZ Studioを使っていないユーザーの方は、GenesisフィギュアまわりのコンテンツはDIMでのインストールが必須です。
もしもアプリケーションは独立インストーラで、コンテンツはDIMで、と分ける場合は、DIMでCarrara8.5のインストール先を登録する必要があります。コチラの記事をご参照下さい。
DAZ Studioで問題なくSmart Contentタブが使えている場合は、それをそのままCarraraで読み込むことができます。
■Carrara 8.5のコンテンツ管理
Carrara 8.5ではブラウザトレイから次のフォーマットのファイルを読み込むことができます。
・Carraraフォーマット
・Poserフォーマット (Contentタブ)
・DSONフォーマット (Contentタブ、Smart Contentタブ)
ブラウザトレイのContentタブからファイルを読み込むためには、コンテンツがインストールされているコンテンツディレクトリを登録しなければいけません。
それぞれブラウザトレイのContentタブのファイルメニュー(右上端のアイコン)から次のコマンドを実行して下さい。
●コンテンツディレクトリの自動検出
「Auto Detect Runtime」を実行します。
●コンテンツディレクトリの手動登録
<Poserフォーマット>
「Add Runtime」を実行し、フォルダを指定したのち、「Poser Runtime」を選択します。
<DSONフォーマット>
「Add Folder」を実行し、フォルダを指定したのち、「Content」を選択します。
●コンテンツディレクトリの登録解除
「Remove Folder」を実行します。
ブラウザトレイのSmart Contentタブには次のような機能があります。
●Files
シーンで選択したオブジェクトに適したアイテムをカテゴリ別に表示します。
フィギュアを選択するとそれに着せられる衣服や髪、適用できるマテリアルやポーズなどがリストアップされます。表示の切り替えに少し時間がかかります。
これのみサブカテゴリの内容も表示するという特性があります。
●Categories
カテゴリ別にアイテムを表示します。
●Products
製品名別にアイテムを表示します。
Filesの表示内容はオブジェクトの選択によって常に切り替わりますので、必要な時以外は別のタブに切り替えておくと、その処理で重くなることを避けられます。
■Genesisフィギュアを使ってみる
Carrara 8.5でGenesisフィギュアを使う手順をチュートリアルにしてみました。
Carraraのユーザーインターフェイスについてはこの記事を参考にして下さい。
(1)新規ドキュメントを作成します。
メニューコマンドから File > New を実行します。

New Documentダイアログが出現しますので、その一番右の欄でMediumサイズが選択されていることを確認して、「Empty Scene」ボタンをクリックします。

(2)フィギュアを読み込みます。
ブラウザトレイのSmart Contentタブで Files>Default>Figures を開き、「Victoria 5」を読み込みます。
ブラウザトレイからアイテムを読み込む方法は次の3種類ありますので、どれかを使って下さい。
・ダブルクリックする。
・ドキュメントウィンドウにドラッグ&ドロップする。
・プロパティトレイ(Instancesタブ内)にドラッグ&ドロップする。

(3)ドキュメントウィンドウのアングルを調整します。
プロパティトレイのInstancesタブにシーン内のオブジェクトが全てリストアップされていますので、まずフィギュアを選択します。フィギュアのルートは「Actor」の一つ上の行なので、それをクリックして選択してからキーボードの「0(ゼロ)」を押します。するとフィギュアがウィンドウいっぱいに表示されますので、続いて見やすい角度に回転させます。

(4)フィギュアのシェイプを調整します。
Instancesタブで、フィギュアの「Actor」を選択します。
するとプロパティトレイの上段の内容が変化しますので、Parametersタブをクリックして表示します。

タブ内にフィギュアの持つモーフ・パラメータが表示されますので、カテゴリやワードでフィルタリングして目的のパラメータを探して調整して下さい。
例えば、おへそを形成するモーフ「Navel」は Upper Body>Torso>Universal>Real World カテゴリにあります。もしくは「Navel」とワード入力すれば、その単語を含むパラメータがリストアップされます。

(5)フィギュアに衣服と髪を着せ、ポーズを適用します。
フィギュアのルートを選択すると、Smart ContentタブのFilesの表示内容が変化しますので、Files>Default>Wardrobe を開き、着せたい衣服を読み込んで下さい。
髪はFiles>Default>Hairで、ポーズはFiles>Default>Poses>by Functionでリストアップされます。

Genesisフィギュアの衣服などはどの読み込み方でも同時にGenesisに着用されます。
Genesis2フィギュアの場合は不具合なのか着用はされないので、手動で着用させて下さい。
手動で着用させるには、衣服のルートを選択し、GeneralタブのFit Toの欄から着用先のフィギュアを選択します。

(6)衣服と髪にマテリアルバリエーションを適用します。
まずドキュメントウィンドウのルームツールから「Interactive Renderer Settings」(上矢印のアイコン)をクリックして描画設定ウィンドウを出し、Rendering Modeを「Textured」にしておきます。

これでプレビューでのモデルにテクスチャが張られます。
衣服のルートノードを選択すると、Smart ContentタブのFilesの表示内容が(あれば)マテリアルバリエーションに変化しますので、それぞれ好きな色を選んでダブルクリックで読み込みます。

(7)フィギュアの表情を変えます。
プロパティトレイのInstancesタブで、フィギュアの「Head」を選択します。
するとParametersタブでPose Controls(表情や複数ボーン操作などに関するモーフ・パラメータ)が表示されますので、目的のパラメータを探して調整して下さい。

例えば、微笑「Smile Simple」は Head>Mouth カテゴリにあります。
Genesis2フィギュアの場合はルートを選択すると、フィギュアに含まれる全てのPose Controlsが表示されます。
(8)シェーダを適用します。
Poser用やDAZ Studio用のアイテムを読み込んだ場合、ディフューズなどのテクスチャは適用されているのですが、その強度などは調整する必要があります(だいたいバンプは効きすぎます)。
幸い『Carrara 8.5 Native Content』にV5(とM5)用のCarraraシェーダが添付されていますので、それを適用してみましょう。
プロパティトレイのInstancesタブでフィギュアの「Actor」を選択し、GeneralタブにあるEditボタンをクリックします。
するとテクスチャルームに移動しますので、ブラウザトレイのShadersタブ Skin>Genesis>Victoria 5>Bree から「BTL-Bree-V5」をプロパティトレイのShadingタブ内の一番上のカラフルな球体へドラッグ&ドロップします。

このシェーダはSSSを入れてあるのになぜかOnになっていないので、必要であれば適宜Onにして下さい。
ついでに衣服のバンプ強度なども調整しておくと良いでしょう。
(9)不要なシェーダを削除します。
アセンブルルームに戻り、メニューコマンドから Edir > Remove Unused Masters > Remove Unused Shaders を実行します。これはシーン内のオブジェクトに使われていないシェーダを削除するコマンドです。

フィギュアにマテリアルを適用した後など、そのままにしておくと古いシェーダがメモリを圧迫するのでこまめに削除するわけです。
これでフィギュアに関する一通りの取り扱い手順は終了です。
あとはカメラのアングルやライティングを整えてレンダリングして下さい。

Character: | Victoria 5 |
---|---|
Hair: | Radiant Jaguar Hair for Genesis |
Costume: | Mall Girl for Genesis , Female Business Suit |
Skin: | V5Bree (Carrara 8.5 Native Content) |
IBL Source: | GIDome Portraits |
■注意点など
CarraraでGenesisフィギュアを扱う上で注意すべき点を書き出してみました。
・フィギュアのルートノードは「Actor」ノードの一つ上の行。
・フィギュアのメッシュは「Actor」ノード(V4では「Model」ノード)。モデルルーム、テクスチャルームでの編集はこれを選択してから。
・世代の違うフィギュア用の衣服を着せる場合、衣服をコンバートするAuto-fitツールが動作する(Genesis2へのコンバートは未対応)。
・UVセットの変更は
・DAZスクリプトフォーマットのファイルは読めないので、DAZ Studioでプリセット保存し直しておく(一部Genesis用衣服のマテリアルやポーズプリセット)。
・GenesisとGenesis2ではシェーディング・ドメインの順序や数が違うので、V5用シェーダはそのままではV6に適用できない。
今回のツールと画像の素材はこちら
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