DAZ Studioが4.6.1.17Pro にバージョンアップ

Category : 製品ニュース
DAZ Studioが正式リリース版として、4.6.1.17Proにバージョンアップしました。
DAZストアのMy Account>Product Libraryから、またはInstall Managerでダウンロードして下さい。
『Genesis 2 Female Starter Essentials』も同時にバージョンアップしています。

主な変更点・新機能などは次の通りです。
関連するDAZフォーラムのトピックはコチラ。番号はフォーラムの内容と対応しています。

 1)Rigid Follow Nodeという概念を追加。参照先のポリゴンと大きさの比率を合わせるフェイスグループ?Polygon Group Editorツールで設定。
 2)プレビューでのUVの補間処理の精度が上がった。
 3)Property Editorタブを廃止。従来タブの右半分をProperty Hierarchyタブとして追加し、左半分をParametersタブへEditモード(オプションメニュー)として移譲。
 4)検索ボックス(Parameters, Shaping, Posing, Lights, Cameras, Surfacesタブ)にDIMと同じ拡張フィルタ機能を追加
 5)Scene Infoタブの表示をより詳細に
 6)FBXインポータの改良
 7)OpenSubdiv2.0.1をサポート
 8)3Delightソフトウェアレンダラのバージョンが10.0.170に
 9)ビューポートでマウスポインタを置いたオブジェクト(ノード)のハイライト表示に使うカラーを一部変更。着用した衣服のノードをポイントすると、そこはリンクカラー(Link Color)に、対応するフィギュアのノードはアクセントカラー(Accent Color)に色づけされる。
 10)ビューポートの描画モード:Smooth ShadedとTexture Shadedが進化。パーピクセルライティングが可能になり、レンダリングとプレビューがより近づいた。PreferencesウィンドウのInterfaceタブ、OpenGL欄「Per Pixel Shading」をOnすると有効化。
Perpixel Preferencesウィンドウ Per Pixel Shading
※グラフィックカードの性能により、プレビューが遅くなったり、強制終了してしまったりする可能性もありますのでご注意下さい。
 11)CCTツールに関する数多くの改良。
 12)ベータ版と正式版の共存が可能に。
 13)モーフの自動生成のための代替シェイプ「Projection Morphs」のサポート。
 14)小道具の属性「Promote Selection」を追加。手に持った刀などの小道具を選択しようとすると、ペアレント先が選択されるようになる。Joint Editorツールで設定。
 15)File > Open Recentメニューの追加。最近保存または開いたシーンファイルの履歴。
Perpixel Open Recentメニュー
※有効化するにはレイアウトの再読み込みが必要です。
 16)「Display Separate Items」オプション(Parameters, Posing, Shapingタブ)の追加。複数選択したノードのプロパティをノードごとに区別して表示する。
 17)「Display Followers」オプション(Parameters, Posing, Shapingタブ)の追加。フィギュアのルートを選択すると、着用した衣服や髪などのプロパティも表示される。「Display Separate Items」オプションと併用する。
 18)GoZプラグインの修正
 19)もう一つのスプラッシュイメージ(起動中の画像)。PreferencesウィンドウのInterfaceタブで切り替え

ベータ版ですでに導入されていたものですが、一番の注目はプレビューの進化でしょう。
パーピクセルライティング(ピクセル単位のライティング)が導入され、これまでのバーテックスライティング(頂点単位のライティング)よりもソフトウェアレンダリングのイメージにかなり近づきました。

プレビュー以外にも、Rigid Follow NodeやProjection Morphsといった、GenesisおよびGenesis2フィギュアでユーザーが不満に思う部分を改善しようとする機能強化が多い点がこのバージョンアップの特徴です。

余談ですが、私が長い間悩まされてきたDAZの独立インストーラでインストールしたものをバージョンアップしようとするとエラーでストップしてしまう症状の原因がわかりました。
なぜか現在はその記述は消されているのですが、DAZフォーラムのこのバージョンアップのトピックに書いてありました。「nVidiaともう一つのグラフィックアクセラレータがある環境で、特定のバージョンのドライバを使っていると起こる」症状だったみたいです。
グラフィックカードのドライバをバージョンアップすることで、問題が出なくなりました。

プレビューの進化について、具体的にご紹介します。
まずは単純なオブジェクトサンプルでは次の画像のような感じです。
Perpixel パーピクセルライティングプレビュー 球体
左が従来のプレビュー、真ん中がレンダリング画像、右が進化したプレビューです。
地面となる平面に球体を置き、スポットライトを当てただけのシーンです。球体には環境マッピングが施してありますので、このシーンとは合わない反射が描画されています。

バージョンアップのポイントは次の通りです。

 ・スペキュラのサイズが正確に
 ・スペキュラマップの反映
 ・リフレクション(環境マッピングのみ)が描画されるように
 ・ガンマコレクションの設定を反映

地面がスポットライトで照らされている範囲がちゃんと丸くなっている点も、パーピクセルライティングによる効果です。
この表現が適切なのかはわかりませんが、グーローシェーディングがフォンシェーディングに変わったのと同じ進化ですね。

今度は人物フィギュアでのサンプル画像をご紹介します。
Perpixel パーピクセルライティングプレビュー フィギュア

シャドウ(影)が描画されていない点を除けば、かなりレンダリング画像に近いライティングになっているのがお分かりいただけるでしょうか。
従来のプレビューではどれだけライトを増やしたとしても、一番明るい部分でもテクスチャの色が限度でした。進化したプレビューでは、それ以上の明るさになり、白とびもします。

このように進化したプレビューですが、まだ対応できていない点、見送りになった要素もあります。

 ・バンプマップ、ノーマルマップの反映は速度的な問題で見送り
 ・シャドウ、アンビエントは描画されない
 ・髪など半透明なポリゴンの重なりが正常に描画されない
 ・Subsurfaceシェーダも正常にプレビューされるようになったが、SSSが反映されない分暗くなる

Subsurfaceシェーダ(AoA_Subsurface)を使ったV6デフォルトマテリアルなどは、従来のように常に明るく描画されることはなくなりました。ただし、SSS効果は描画されないのでその分かなり暗くなってしまいます。SSSをオフにするとレンダリングとほぼ同じになるので、これで正しいんでしょうね。

※グラフィックカードの性能に依存する部分ですので、私の環境での描画と同じではない方もいると思います。もしもシャドウや髪が正常にプレビューできているという情報があれば、コメントいただけると嬉しいです。
参考までに、私のPCのグラフィックカードはGeforce GTX 660搭載のものです。

Comment

No title

 うちはGEF560なのでKotozoneさんと似たような環境かと思います。結果も同様でした。
オブジェクトが落とす影は表示されませんし、髪の毛も同じ、鏡にもなにも映らない(白のベタ塗りになりますが)ので、個々のオブジェクトの表面だけを個別に処理しているような気がします。
プレビューにオブジェクトが落とす影を出そうとすると相当重くなりそうな気がしますし、スペキュラがわかるだけでもありがたいです。

Cyawcatさんコメントありがとうございました。
試しにPoserPro2012で重なった半透明オブジェクトの処理をOnにしたら恐ろしくプレビューが重くなったので、動作を遅くしないように導入するのは難しいんでしょうね。
シャドウはOffにできるようにオプションつきでなんとか入れて欲しいな、というのが私の希望です。
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