Multi-Layered Image Editor その2:LIEプリセットを作る

Category : Layered Image Editor
『Multi-Layered Image Editor』(以下LIE)紹介の第2回は、LIEを使った作例として、水着の日焼け跡を作ってみます。

※DS4.5には『Layered Image Editor』の名称で標準搭載されています。ただし、若干使い方が変わっていますので、関連エントリーも参考にして下さい。

LIE日焼け跡 SS


■日焼け跡テクスチャを作る

LIEを使った作例として、何かいいものはないかと考えていました。LIEを使った顔のメイク刺青がDAZで販売されていますが、メイクはあまり汎用的な使い方できないでしょうし、刺青は今一つ馴染みがありません。かといってLIE製品画像のように怖いのはちょっと…。そこで今回はレイヤーを使って日焼け跡を作ってみます。
まずは水着の形に日焼け跡テクスチャを作らなくてはいけません。『V4 Basicwear』を着せたV4フィギュアをobj形式でエクスポートし、モデリングツールMetasequoiaの3Dペイント機能を使ってなぞります(ここは似たようなことが出来るソフトはたくさんあると思いますので、やりやすいものを使ってください)。

本当は焼ける方を黒くしたほうがいいのでしょうが、作らなくてはいけないテクスチャが多くなってしまいます。そこで胴体テクスチャのみの作成でいけるように、焼けない部分を白くすることにします。
なぞったテクスチャをPhotoshopなどのフォトレタッチソフトに読み込み、描いたラインを参考にパスで形を取り、背景を黒で、白くする部分をグレーで塗りつぶします。
それを肌のテクスチャの上に「描画モード:覆い焼き(リニア)」で重ねて濃さや合成具合を見て調整します(調整のみですので出来上がり後、肌レイヤーは捨てます)。
できあがった日焼け跡テクスチャがこちらです(画像をクリックすると4000x4000pixelsの画像が開きます。この画像そのものを売り物にする以外ならご自由にお使い下さい)。
V4torso_bikinitan2_s


■日焼け跡をLIEで重ねる

DAZ Studio(以下DS)でVictoria4を読み込み、V4キャラでよく使われている画像サイズにするために適当な高解像度テクスチャを読み込みます。胴体のテクスチャ解像度は4000x4000pixelsになります。
LIE V4日焼け前

Surfacesタブのリストで胴体テクスチャを使うものをすべて選択(サーフェイス名が2_で始まるものです)し、Diffuse Mapをクリックして「Layered Image Editor」を選択します。
LIE 日焼け跡パネル起動

「Layered Image Editor Panel」上には胴体テクスチャが読み込まれた状態で立ち上がります。
「Insert Layer」ボタンを押し、作成した日焼け跡の画像ファイルを読み込みます。

dsiファイルを保存した後にレイヤーの元になる画像を移動すると読み込めなくなってしまいますので、前もって日焼け跡の画像ファイルは適切な場所に移動しておいて下さい(ランタイムのTexturesフォルダの下にフォルダを作って入れるのがいいですね)。

日焼け跡レイヤーの「Blend Mode」Additive Blendにし、「Opacity」を適度に下げてやります。
また、日焼け跡画像のサイズが肌画像よりも小さい場合は、同じ大きさになるように「Scale」を調整しておいて下さい。
LIE 日焼け跡レイヤー設定

プレビューで確認(「Zoom To Fit」ボタンを押せば全体を見ることができます)をし、よければ保存します(この時、保存した場所を覚えておいて下さい)。
これで日焼け跡のついたキャラクターになりました。
LIE V4日焼け後


■汎用LIEプリセットを作る

ここからは、せっかく作った日焼け跡テクスチャなので、どんなキャラクター(V4/A4キャラに限りますが)にも使えるようにプリセットを作ります。

まずはメインメニューの File > Save As > Layered Image Preset を実行します。適当な名前をつけてプリセットとして保存します(テキスト形式の保存をお勧めします)(1)

次に、Surfacesタブで先ほど保存したdsiテクスチャをクリックして「Layered Image Editor」を選択し、操作ウィンドウを起動します。
そこで肌のレイヤーを選択し、「Remove Layer」ボタンを押して削除し、保存し直します(2)
LIE 日焼け跡プリセット作成

3Dプレビューの肌がグレーになってしまいますが気にしないで下さい。

(1)のファイルをDSのコンテンツフォルダにコピーし、contentタブから読み込めるようにします。(2)のファイルを動かしてしまうとプリセットが動かなくなりますので、保存場所には気を付けて下さい。


■LIEプリセットを使ってみる

プリセットを使ってみましょう。
シーンをクリア(File > New)し、適当なV4キャラを読み込みます。
今回はこんなシーンを作りました。
LIE 日焼け前シーン
Character:Eliza for V4
Skin:V4 Elite Texture Maya
Hair:Mitsu Hair for Aiko
Costume:Hongyu's SportBaby for V4
Environment:Le Village Book Store , Le Village Road Pack
Shader:UberEnvironment Light Shader IBL/HDRI

フィギュアを選択した状態でおもむろにcontentタブから先ほど作ったプリセットをダブルクリック!!
LIE 日焼け跡コンテンツ

少し画像の合成に時間がかかりますが、問題なければ肌に日焼け跡が刻まれるはずです。
一瞬の出会い

もう一つ、今度は下半身の日焼け跡をフューチャーしたシーンも作りました。
休暇の終わり
Character:Eliza for V4
Skin:V4 Elite Texture Maya
Costume:MicroBikini R3 for Victoria4
Light:Light Dome PRO 2.0 , Azure Skies LDP2 Expansion Set


ちなみに、胴体テクスチャのサイズが違うキャラクターにも自動でフィットするようになっています。



今回の画像の素材はこちら

Light Dome PRO 2.0

Eliza for V4

V4 Elite Texture: Maya

Anime Star Fighter

Hongyu's SportBaby for V4
Hongyu's SportBaby for V4
AD MicroBikiniR3 for Victoria4
MicroBikini R3 for Victoria4




Comment

やばい・・・このためだけにD|Sを使いたくなってきました^^;

Poserの場合はPython使って既存のマテリアルに追加する感じになるのかな・・・・あとで実験してみよう(ブツブツ

気に入っていただけたようで、そう言っていただけると試行錯誤した甲斐があります^^
ちょっと季節はずれでしたけど…

元のマテリアルを残したまま日焼け跡のブレンドをするPythonスクリプト完成しました^^
ものすごく原始的な処理しかしてないから、自分専用かな^^;
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