Light Probe Toolでライティングの補助をする

Category : その他ライト
 DAZ StudioのIrayレンダリングでライティングをする際に役立つツールとして、現在DAZストアにて無料配布されている『Light Probe Tool』というものがあります。
これはHDRイメージによる環境ライティング時の光源位置の調節、その他ライティング時の色調補正に便利なものとなっています。
 今回は、このツールの使い方を見ていきましょう。

LightProbe SS
レンダラータグ iray


■『Light Probe Tool』の読み込み

 ツールといっても球体のプロップなので、必要なものを読み込むだけです。

 (1)Content LibraryタブのDAZ Studio Format >> Props > Predatron > Light Probe Tool または Smart ContentタブでProps > Effects カテゴリを開きます。

LightProbe コンテンツ

性質の違う4種類の球体のうち必要なものか、そのすべてがセットされたもの「Light Probes x 4」をダブルクリックします。

 (2)シーン中央に四方向に向いた矢印に乗った球体が読み込まれます。
LightProbe プレビュー 球体


■各球体の性質

 4種類ある球体は、それぞれ性質が違い、次のような使い方をします。

 ・Light Probe Default Env
テクスチャマッピングがほどこされた球体で、HDRイメージによる環境ライティングをする際に、背景になる画像(カメラ正面)及び光源の位置を把握できます。テクスチャ画像の変更は手動です。

 ・Light Probe Mid Grey
50%グレーの色の球体で、ライティングによって物体がどのように照らされるかを把握できます。

 ・Light Probe Mirror
鏡面になった球体で、カメラの背後の背景及び光源位置を把握できます。

 ・Light Probe White
100%白色の球体で、シーン内の一番明るい部分がどの程度白飛びするかを把握できます。色かぶりの確認も50%グレー球よりわかりやすいですね。


■ライティング補助例その1

 例として、実写タイプ環境ライティング系ライトセットを使う場合の流れを見ていきましょう。

 (1)レンダリングするシーンにライトセット(環境マップ)を読み込みます。

 (2)「Light Probe Default Env」をシーンに読み込みます。ついでに「Light Probe Mirror」を読み込むとさらにわかりやすいです。
LightProbe プレビュー 環境マップ1
※左の球が「Light Probe Default Env」で、テクスチャ変更済みのものです。この画像はIrayプレビューですが、OpenGLプレビューでも十分確認できます。

 (3)Render SettingsタブのEnvironment > DomeグループのEnvironment Mapプロパティに適用されている画像のファイル名を確認し、SurfacesタブのLightProbe Default Env > Sphere > Base > DiffuseグループのBase Colorプロパティに同じものを適用します。

LightProbe Surfaceタブ マップ割り当て

 (4)ビューポートでプレビューを見つつ「Light Probe Default Env」のY Rotateを回転(プラス方向)させ、光源の位置及び背景を決めます。この時、球体に表示されるのはシーンの背景(カメラ正面方向)になります。
LightProbe プレビュー 環境マップ2

 (5)Render SettingsタブのEnvironment > DomeグループのDome Rotationプロパティに(4)のY Rotateの数値を入力します。
LightProbe プレビュー 環境マップ3

 (6)球体を取り除いてレンダリングすれば完成です。

lprobe_render_akikoonbag1.jpg
Character:Akiko for Mei Lin 7
Hair:Razor-Cut Bob Hair for Genesis 3 Female(s)
Costume:Trend Setter Outfit for Genesis 3 Female(s)
Environment:Iray HDRI: Apocalyptic Plant Indoors Set 2



■ライティング補助例その2

 もう一つ、今度はフォトレタッチソフトでの色調補正例を見ていきましょう。

 (1)「Light Probe Mid Grey」をシーンに配置した状態でレンダリングします。ついでに「Light Probe White」もあると参考になります。

 (2)フォトレタッチソフトでレンダリング画像を開きます。オレンジ色のライトにより盛大に色かぶりしていますね。
LightProbe レンダー 色かぶり修正前
※右の球体が「Light Probe Mid Grey」です。

 (3)ホワイトバランス調整ツールで「Light Probe Mid Grey」の表面の適当な場所をクリックします。Photoshopの場合、レベル補正フィルタやCamera Rawフィルタのホワイトバランスツールが使えます。
LightProbe レンダー 色かぶり修正後

 もちろん、このあと球体を取り除いたレンダリング画像に同じ数値で補正をかけていきます。実際のカメラ撮影で使うグレーカードみたいな役割をするということですね。
 実写と違い3DCGでは色かぶりの補正というのは基本しないので、これもどちらかというとサンスカイライトや実写タイプ環境ライティング系ライトセットを使う場合に限られる方法かもしれません。



今回のツールと素材はこちら

Light Probe Tool

Iray HDRI: Apocalyptic Plant Indoors Set 2

Akiko for Mei Lin 7

Mei Lin 7

Trend Setter Outfit for Genesis 3 Female(s)

Razor-Cut Bob Hair for Genesis 3 Female(s)


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