Sketchy その3:シェーダーのプロパティ

Category : Sketchy
 DAZ StudioのIrayレンダリング用のカスタムアートシェーダー『Sketchy - Toon Edge and Art Style Shaders for Iray』のご紹介第3回となる今回は、シェーダーのプロパティの解説です。
数多くのプリセットが用意されているため、直接Surfacesタブで調節することはほとんどないのですが、プロパティの働きを知ることでこのシェーダーをより活用できるようになります。

sketchy SS3
レンダラータグ iray


■シェーダーのプロパティ

 Surfacesタブでのプロパティを順に見ていきましょう。
まず、Iray Uberシェーダーと同じプロパティとして、Bump Map、Normal Map、Displacement、Cutout、Tilesなどがあり、Specular(反射)も用意されています。今回はこれら以外のトゥーン、スケッチスタイルに関するToonグループのプロパティをご紹介します。

sketchy Surfacesタブ プロパティ1
・Toon Diffuse Color 1ベースの色及びベーステクスチャ。
・Use Traditional DiffuseOffの時にToon Diffuseレイヤーを有効にします。


 続いては、Toon DiffuseレイヤーとToon Outlineレイヤー両方に用意されているプロパティです。これらのプロパティはToon Outline Colorプロパティにテクスチャが適用できないことを除けば、働きは同じなので、まとめて説明します。例えばColorプロパティなら「Toon Diffuse Color」と「Toon Outline Color」というプロパティがあります。
sketchy Surfacesタブ プロパティ2
・Colorレイヤーの色。
・Weightレイヤーの強度。スケッチスタイルテクスチャはここに適用します。
・Normalカメラの方向に対するレイヤーの影響範囲。値が小さいほど範囲がフチの方向へ小さくなります。
・Edgeアウトラインの厚み。値が小さいほど細くなります。
・ContrastNormalとEdgeとの混合割合。EdgeとContrast両方が小さいと滑らかなグラデーションになります。

アウトラインの太さの調整には、EdgeとContrastの両方のパラメータ調節が必要になるようです。また、スケッチスタイルにする場合は、先にスケッチスタイルテクスチャを適用してからアウトラインの太さを調節した方が良いでしょう。

sketchy Surfacesタブ プロパティ3
・Sketch Style Coordinate Systemスケッチスタイルのテクスチャ座標系をtexture_coordinate_uvw(UV座標系)/texture_coordinate_world(ワールド座標系)/texture_coordinate_object(オブジェクト座標系)から選択します。デフォルトはワールド座標系です。
・Sketch Style Projection Typeスケッチスタイルの投影マッピングのタイプをprojection_cubic(三次)/projection_spherical(球面) /projection_cylindrical(円柱) /projection_infinite_cylindrical(無限円柱) /projection_planar(平面) /projection_spherical_normalized(ノーマライズされた球面) /projection_cylindrical_normalized(ノーマライズされた円柱) /projection_infinite_cylindrical_normalized(ノーマライズされた無限円柱)/projection_tri_planar(三平面)から選択します。デフォルトは平面です。
・Sketch Style Rotation/Translation /Scalingスケッチスタイルの回転/移動/拡縮をXYZ座標それぞれ設定できます。ただし使用するのが2Dテクスチャなので、Z座標は意味がないか、おかしな結果を生みます。Rotationの数値は1.5で90度に相当します。
・Sketch Style Scale Multiplierスケッチスタイルの第2の拡縮プロパティです。シーン全体のスケッチスタイルの拡縮を一律で変更する場合に便利です。

スケッチスタイルの投影方法や密度に関するプロパティです。
これらのパラメーターは「Toon Diffuse Color 1」に適用するテクスチャには影響しません。


■Sketchyを使った背景作り

『Sketchy』のスケッチスタイルシェーダーによるタッチは独特の良さがあります。それをフィギュアの背景などに生かしてみよう、というのがこの項のお題です。
商品のプロモ画像にあるような少しカールした斜線を背景にしてみましょう。

 (1)メインメニュー > Create > New Primitive で1mくらいのSphereを作成します。
sketchy レンダー 背景作成1

 (2)sphereに『Sketchy』のシェーダーを適用します。01 Full Shadersフォルダの「DTTS - 02 Full Shader Sketch F」を使用しました。
sketchy レンダー 背景作成2

 (3)SurfacesタブでsphereのToonグループ>Sketch Style Rotation Xを0.5にします。
sketchy レンダー 背景作成3

 (4)sphereを移動・拡大して適当な範囲がフレームに収まるようにします。
sketchy レンダー 背景作成4
黒い部分の面積を小さくしたい場合は「Toon Diffuse Contrast」を上げ、タッチの密度を上げたい場合は「Sketch Style Scale Multiplier」を上げます。「Toon Diffuse Color 1」の色を変更したりテクスチャを適用するのも良いでしょう。

               ***

この方法において球体をキャンバスにしているのは、スケッチスタイルの明暗がオブジェクトのサーフェイスの向き(ノーマルの向き)に大きく影響を受けるからです。そのため平面よりも球体の方が都合が良いのです。逆にライティングにはあまり影響されません。





Sketchy - Toon Edge and Art Style Shaders for Iray



テーマ : 3DCG
ジャンル : コンピュータ

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