ファーをIrayでレンダリングするLAMH 2 Iray Catalyzer

Category : LAMH 2 Iray Catalyzer
 DAZ StudioにIrayレンダラーが実装されて以来、飛躍的にリアリティのある画像をレンダリングすることができるようになりました。特に人物の肌の質感はバージョンアップのたびに進化しています。その一方でなかなか実装以前の状態から抜け出せないのが、髪や毛といったものの質感で、他に見合ったものにするのには一苦労するところです。

 DAZ Studioで髪や毛といったいわゆるファーを扱えるようにするプラグインとしてLook At My Hair(LAMH)があり、つやつやで繊細な髪やふわふわもふもふな毛玉をレンダリングすることができました。ただし3Delightレンダラーまでの対応で、Irayレンダラーでレンダリングするにはポリゴンデータに変換する必要があり、速度的にも容量的にもかなり重く、手軽に使えるものではありませんでした。

 そんな状況の中、今回登場したのが、この『LAMH 2 Iray Catalyzer』です。
このプラグインをインストールすることで、Catalyzer対応されたLAMHモデルのファーをIrayレンダリングできます。事前変換したものに比べて取り回しが良く、正式にIrayレンダラーに対応しています。
ただし、まだ発展途上のプラグインのようで、現状LAMHで作成したファーをレンダリングできるようにはなっておらず、Catalyzer対応されたLAMHモデル商品のみの対応(Alessandro_AM氏のLAMHモデル商品はすでにアップデート済)となっています。

LAMH2Iray SS
レンダラータグ iray


■『LAMH 2 Iray Catalyzer』の特徴

 ・Irayレンダラーでファーをレンダリングできる。
 ・シーン編集中は軽いプレビュー表示で、モデルのポーズ変更への追従などがされる。
 ・レンダリング時に毎回自動でファーのレンダリング準備を行い、比較的短時間で済む。
 ・Irayレンダラーに対応したマテリアル。
 ・LAMHまたはLAMHPlayerのインストールは不要。
 ・今のところLAMHで自作したファーのIrayレンダリングおよびCatalyzer対応ファーのLAMHでの編集はできない。
 ・LAMH2Iray Catalyzerペインからのレンダリング時のみファーがレンダリングされる。
 ・通常のIrayレンダリングおよびNVIDIA Iray描画スタイルによるレンダリングではファーは描画されない。

 注意していただきたいのは、これらの仕様は現バージョンのもので、バージョンアップで変更になる可能性が大であることです。LAMHプラグインでのCatalyzer対応ファーの編集&出力も期待されますね。
LAMHプラグインおよびLAMHPlayerのto OBJ機能に比べると、レンダリング前に変換する必要がなく、レンダリング後もモデルのポーズやファーの密度、スプラインの品質を変更できるという利点があります。


■『LAMH 2 Iray Catalyzer』でIrayレンダリングする

 ●インストール
 『LAMH 2 Iray Catalyzer』をインストールしてから初回起動時には、シリアル番号の入力が必要です。DAZストアのマイページから確認できるシリアル番号を、メインメニュー>Help>About Installed Pluginsで出現するプラグイン一覧から「LAM2IrayCatalyzer」の項目に入力し、DAZ Studioを再起動して下さい。

 ●使い方
 使い方はとてもシンプルです。まずCatalyzer対応ファーのついたモデルを読み込み、シーンを作成します。そしてLAMH2Iray Catalyzerペイン(メインメニュー>Window>Panes (Tabs))を開き、そこにあるRenderボタンをクリックするだけです。

『Wolf 2.0 by AM』のOpenGLプレビューとIrayレンダリングは次の画像のようになります。
LAMH2Iray プレビュー 白狼
白狼の遠吠え


■LAMH2Iray Catalyzerペインの設定

LAMH2Iray LAMH2Irayタブ
・Hair densityファーの密度です。値が高いほど密度が高くなります。
・Spline qualityファーのスプラインの品質、つまり毛一本一本の精密さです。値が高いほど品質が高くなります。
・Translucency , Glossiness , Diffuse Overlay , Reflectivityファーのマテリアル設定です。個々のプロパティはIray Uberシェーダー準拠のようです。
・Frame X to Yレンダリングするフレームの範囲で、アニメーションレンダリングをする時に使います。レンダリング画像はマイドキュメント\DAZ 3D\Studio\LAMH2Iray Catalyzer\output\内にpng画像ファイルで保存されます。
・Renderファーを描画するIrayレンダリングを開始します。
・Safe mode重いシーンやスペックの低いマシンの時にチェックを入れると良いようです。
・Hide preview hairビューポートでのファーのプレビューを非表示にします。

 マテリアル設定も含め、今のところこれらのパラメータはシーンにあるファー全てに適用されます。
Hair densityおよびSpline qualityプロパティの値を高くすればするほど、レンダリング時のメインメモリ・GPUメモリの使用量とレンダリング時間が増大しますので注意が必要です。テストレンダリング時やマシンスペックが低い時はHair densityを2くらいにしておき、本番のレンダリングで5以上に上げると良いでしょう。



今回のツールと素材はこちら

LAMH 2 Iray Catalyzer

Wolf 2.0 by AM




テーマ : 3DCG
ジャンル : コンピュータ

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