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PoserのライトセットをDAZ Studioに読み込む

Category : Tips
Poserのライブラリにはシーン内のライトのみを保存し、それを読み込めるカテゴリがあります。そのライトセットは製品として売られているものもあれば、背景やフィギュアに付属している場合もあり、いつの間にか結構な数が登録されていることに気づきます。
今回はそれをDAZ Studio(以下DS)で利用しようという試みです。DS2のいつかのバージョンでPoserのライトも読み込めるようになったと記憶しているのですが、ものによっては正常に読み込めなかったりするので、PoserとDSのライトの違いなども検証しつつ進めて行きたいと思います。

※Poser7.0.4.232とDS3.0.1.137(beta)を使って検証しています。

Poserライト2DS SS


■Poserでのレンダリング

今回はこのようなシーンを組み立てました。

Poserライト2DS 女性立ちポーズ Poserレンダ

ライトには、『Render Studio』の「3 Spot Theatre」を使用しています。これは、左右からのキーライトと正面からのフィルライト(以上影付きスポットライト)と頭上からのスポットライト、そして正面3方向からのスペキュラライト(平行光源)の7灯のライトで構成されたライトセットです。
『Render Studio』は、24灯のライトと1灯のIBLを持つPoser用スタジオライトシステムで、Pythonスクリプトによりすべてのライトを一括管理できるすぐれものです。現在さまざまなライトプリセットが拡張製品として販売されており、いろいろなシーンでの利用が可能となっています。実を言うと、過去このブログでお見せした画像にも、この製品の背景プロップを利用したものが多くあります。残念ながらライト制御スクリプトはDS上では動きませんけどね。

ここで、フィギュアのポーズとカメラをランタイムに保存しておきます。このあとDSで同じシーンを作るわけですが、シーンまるごとを保存して持っていくのではなく、これらの要素を別々に保存しておき、DS上でランタイムから再構成するという方法を採ります。


■DSでのPoserライトセットの読み込み

ここからはDS上での作業になります。
ランタイムからPoserで使用したのと同じフィギュア等を読み込み、DS用のマテリアルを適用していきます。さらに、先ほど保存したフィギュアのポーズとカメラを読み込みます。カメラのFocal Lengthを少し下げてやることで、ほぼ同じシーンにすることが出来ました。

最後に今回の主題であるPoser用ライトセットをランタイムから読み込みます。ContentタブのPoserランタイムから、Lights > !Render Studio > Base Setups を開き、「3 Spot Theatre」をダブルクリックしました。この状態でレンダリングするとこのようになります。
Poserライト2DS 女性立ちポーズ DSデフォルト

ライトが上半身にしか当たっていないですね。また、影が無く、頭上からのライトも強すぎます。

PoserのライトセットをDSに読み込んだ時、次のような注意点があります。
 ・平行光源(lightType 0)
回転(Rotation)が再現されないことがあります。
 ・スポットライト(lightType 1)
DSのものはPoserのものに比べて設定できるパラメータがとても少ないです。Poserのスポットライトの仕組みについては、流転四界ぶろぐさんが詳しいのでご参考にどうぞ。Poserの日本語リファレンスマニュアルを読むより解り易いです。DSの基本スポットライトをPoser風に表現すると、開始角度0 終了角度60 距離開始点0 距離終点0 となります。その上、変更できるのは終了角度のみです。この角度(Spread Angle)が再現されません。
 ・点光源(lightType 2)
平行光源に置き換えられてしまい、位置(Translation)はリセットされてしまいます。
 ・IBL(lightType 3)
平行光源に置き換えられてしまいます。PoserのIBLをDS上で再現することはほぼ無理と言って良いと思いますので、これが使われているライトセットはDSでは使えないと思ってください。
 ・共通のパラメータなど
影はオフになります。
スペキュラライト(ライトのマテリアルの拡散色が黒)やディフューズライト(ライトのマテリアルの鏡面色が黒)は普通のライト(Colorが黒だったりしますが)として読み込まれます。

Poserを所有している方の場合はそこで設定値を見つつ修正すればいいのですが、DSしか持っていないと言う方もいらっしゃるでしょう。そういう場合は、ライトセットのファイル(.lt2)を直接覗くしかありません。kim99さんCR2Builderを使えば、要素がツリー構造にまとめられて表示されるのでオススメです。以下に主要なパラメータを記します。

light
  lightType <ライトの種類>
  name <ライトの名前>
  channels
    liteFalloffStart Angle Start <開始角度>※1
    liteFalloffEnd Angle End <終了角度>※1
    liteAttenStart Dist Start <距離開始点>※1
    liteAttenEnd Dist End <距離終点>※1
    rotateX xrot <X回転>※2
    rotateY yrot <Y回転>※2
    rotateZ zrot <Z回転>※2
    translateX xtran <X位置>※1
    translateY ytran <Y位置>※1
    translateZ ztran <Z位置>※1
  material Preview
    shaderTree
      nodeInput "Diffuse" <拡散色>※3
      nodeInput "Specular" <鏡面色>※3
  doShadow <1で影を落とす>

 ※1 initValueの値を見てください。
 ※2 staticValueがある場合はそちらの値を見てください(平行光源の場合)。
 ※3 valueの値を見てください。

平行光源の回転が再現されない場合があるのは、おそらくstaticValueでなくinitValueを見ているからでしょうね。また、検証数が少なくて申し訳ないのですが、ファイル上の距離単位をDSの距離単位に直すには165倍すればいいようです。色の値は0~1で表現されていますので、DSの値としては各RGB値に255倍する必要があります。


■ライトのパラメータを修正する

では、以上を踏まえて段階的にライトの設定を修正していきましょう。

まずはスポットライトの照射角度(Spread Angle)を修正しました。これで全身にライトが当たるようになります。
Poserライト2DS 女性立ちポーズ DSスポットライト修正

次に、平行光源の回転(Rotation)を修正します。
ここでは平行光源はスペキュラライトとして使われていますので、Colorを白にしてIlluminationを「Specular Only」にしました。レンダリングしてみたところちょっとスペキュラが強くなりすぎてしまったので、Intensityを半分に落としています。
スペキュラライトとして機能するようになりました。
Poserライト2DS 女性立ちポーズ DS平行光源修正

その次は頭上のスポットライト「Hair Center」の修正です。
これは減衰するように設定されており、丁度フィギュアの足元あたりで光が届かなくなるようになっていました。DSの基本スポットライトには減衰の設定がありませんので、思い切って点光源と置き換えました。Sceneタブで「Hair Center」を選択し、メインメニューから Create > New Point Light を実行します。出現するダイアログで「Copy Selected Item」オプションを選択し、位置情報をコピーしてやります。少し頭に近づけ、Intensityを300%に増やしました。必要なくなった元のスポットライトは削除します。
レンダリング画像ではスポットライトを消してしまっただけのように見えますが、それはフィギュア等のマテリアルのスペキュラ値が低いせいもあります。
Poserライト2DS 女性立ちポーズ DS頭上ライト変更

最後に、影の設定を行います。
キーライトとフィルライトの3灯のShadowTypeをRaytracedに変更し、ちゃんと影が落ちるようになりました。ライトの数が多いため、影がほどよい濃さになっていますね。
Poserライト2DS 女性立ちポーズ DS影を追加

ここまででライトの修正は終わりです。
せっかくですから、ライトセットとして保存しておきましょう。メインメニューから File > Save As > Light(s) Preset でシーン上のライトのみを保存できます。保存したファイルをファイル名を同じ(拡張子のみ違う状態です)にしてPoserランタイムの同じフォルダに置いておけば、マテリアルプリセットと同じ様にPoserランタイムからDS用のライトセットを読み込めるようになります。
Poserライト2DS DSライトセットを保存

さて、ライトセットとしてはPoser上とほぼ同じものになったと思うのですが、レンダリング画像を比べてみるとさらなる違いが見えてきます。これは、それぞれのソフトのシェーダの違いではないかと思います。一応Poser用DS用両方のマテリアルが付属している製品を使用してはいるのですが、それが同じレンダリング結果になるように作られているとは限りません。

ここからは、ライトセットの効果を生かすために、DS用のマテリアル調整を行っていきます。
フィギュアの肌のSpecular Colorを明るい色にし、Lighting ModelをSkinに変更しました。髪には『UberSurface』シェーダを適用し、異方性スペキュラでテカリを加えます。パンツはスペキュラが強すぎましたので、Specular Strengthを半分に下げました。これで、スペキュラライトや頭上の点光源の効果がさらに出るようになります。
3灯のスポットライトのShadow TypeをDeep Shadow Mapに変更しました。さらに、位置を少し下げSpread Angleを100まで下げる事で、適度に影がボケるようにしています。
最終的には、ポストワークとしてフォトレタッチソフトで彩度をかなり下げています。Poserのものと比べるとこれでも彩度が高いのですが、逆にPoserの方が彩度不足な感じがしますので、この程度に抑えました。

Poserライト2DS 女性立ちポーズ DSマテリアル調整済み

Character:Heavenly Bodies : Aquarious
Skin:Aiko 4 Isa Realistic Textures
Hair:Virrrus Hair
Costume:Basicwear for V4 A4 G4 and Elite
Light:Render Studio For Poser
Shader:UberSurface , pwCatch




今回の画像の素材はこちら
AD Render Studio For Poser
Render Studio For Poser


Heavenly Bodies

Aiko 4 Isa Realistic Textures

Basicwear for V4 Unimesh

AD Virrrus Hair
Virrrus Hair

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